2002.6.1(土)
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さて、忙しかった仕事も、「激務」→「多忙」程度になり(笑)、休日くらいは土日で休める様になりました。
普段は、帰宅が毎日午前で家族に迷惑を掛けている身なので、一日通して釣りをする時間も無いのが現状です。
ならばと、極早朝薄明るくなる4時頃から、朝8時まで3〜4時間程度釣りをするならば、許されるだろうと
実行する事にしました。
目が覚めて自宅を出発したのが3時45分頃、で、ここの所懇意にさせて頂いている「釣具屋武士」に立ち寄り、
餌を購入。ついでに、現在の情報を仕入れて目的の釣り場にたどり着いたのが4時30分頃でした。
今回の釣り場はテトラ。テトラで団子は初めての経験なので、色々な思考錯誤はこれからです。
まずは、団子を作成してからテトラに乗ります。冬季にテトラでは馴らしたつもりが、いざ団子となると
全然別物です。まず、荷物の多さ。私のフカセの場合は、コマセの量がそれ程多いわけでもないのでバッカンも
ちょっと重い程度です。が・・・今回用意した団子は紀州マッハ一袋。と言う事は、バッカンだけでも5キロあります。
それに、諸々の道具を入れたもう一つのバッカンを用意して両手に持ちました。しかし、かなりバランスも悪く
テトラも大型の為、移動にてこずります。まだ、ここに慣れていない為か良さそうな場所に到達するまでに
汗びっしょり吹き出して額から、ポタポタと垂れていました。
とりあえず、沈みテトラが幾つか見えて、それなりに足場が平らな場所を選びました。座るもの?そんなものは
ありません。テトラでは余計な道具を運び込む事は御法度です。その代わり、テトラの上に座ります。(笑)
テトラは慣れれば、疲れた時にはしゃがんだまま釣りをしたりする事も可能です。まあ、その為の釣り座選択、
ポイント選択が必要ですが・・・。
潮は少し澄み気味。しかし、底が確認出来るほどではありません。早速水深を確認します。竿1本程度。
紀州釣りが一番やりやすい水深です。まずは、玉ウキをつけて、餌はオキアミからスタートします。
しかし、ここで思いもよらない結果になります。団子の割れが異常に早い。私は割れをカウント等しないのですが、
体感した時間では、20秒〜30秒程度でしょうか。あっという間に割れて7号の玉ウキがスポーンと沈みます。
犯人はベラ。このベラがかなり多く、ササノハベラ(磯ベラ)、キュウセンなど入り混じって何尾か釣れます。
暫くして、玉ウキではアタリの雰囲気が掴み難いので寝ウキに変更しました。ここからハワセに変更。
サシエはオキアミで続けるとベラが釣れるので、コーンに変更。それと共に団子に「濁り団子」を追加して締めます。
コーンに変更してから数投、直ぐに本命がきました。根ウキがゆっくり立って、それから斜めにガツッガツッと
角度付き2段で消し込む豪快なアタリ。すかさずアワセるとゴクゴクと首を振る久々の感触。難なくとり込んだ
本命は25cmの銀ピカでした。スカリに入れて次を狙います。ベラの雰囲気が無くなって、物凄いチヌの雰囲気が
出てます。4〜5投後、ゆっくり寝ウキが立ったり寝たりを繰り返し、立ってピタッと停止。すかさずアワセます。
でかい!と言うより、全く底が切れない!!!物凄い重量感。蒲原のチヌはかなりの瞬発力をみせますが、
今回のチヌは重量感が物凄い。チヌも必至で根に潜ろうとします。私も竿の胴に思い切り乗るまで巻き上げ
糸を出さずに竿だけで溜めます。やっと底を切ったと思ったら、今度は逆の根に走ります。これも阻止して
浮いた銀鱗は真っ黒な37.5cmでした。次も狙いますがベラが復活しました。と思ったら、それから暫くして、
コーンにスパッと明確なアタリ。重量感はありませんが、かなりの走りで根に潜ろうとする魚です。はて???
浮いた魚体でグレと判明。久しぶりに沼津で中型のグレを見ました。
時間も押し迫った8時頃には、またもやベラが消えてかなりの雰囲気がでていたのですが、タイムアウトと
思い切り団子を握っても全く持たない状況になり終了。3時間程度の釣りにしては上出来でした。
雰囲気から、通常の紀州マッハより確実に攻め深場の方が良いと思いました。また、潮がかなり複雑で
テトラ際と沖側では流れが違う状況、払出し、巻き込み、潮流がきついのでかなりハードです。が、思い通りの
展開に持ち込めるメリハリがあります。面白い場所です。また挑戦します。
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