2002.10.19(土)
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〜優海さんを迎えて〜
優海さん(「いつも海を見ていた」作者)が沼津に来られる。そう聞いたのは、9月でした。
なんでも、会社の出張で御殿場に来られるとの事。ならば、沼津で竿を出してしまえ・・・出張が
多い仕事の特権でしょうか?(笑)ただ、沼津と言う土地は、決して簡単にチヌが釣れる場所では
ありません。どちらかといえば、かなり難しい部類に入る場所でもあります。
本当にそんな場所へご案内してもいいのかな?要らぬ心配が頭をかすめます。
でも、こんな心配は本来無用です。たとえば、自分が逆の立場だったらどうでしょう?
きっと、ボーズでも構わないから、仲間がどんな場所で竿を出しているのか見てみたい。そう思うに
違いないと思います。(多分・・・(笑))
沼津の強烈な餌取りも味わっていただきたく、団子団の面々(竹下団長、まけさん、そしてかじさん)で
ご案内することにしました。
朝4時。目覚ましの音で目が覚めます。日の出が5時30分過ぎですから、まだまだ十分に時間があります。
いつもであれば、あと1時間は寝ています。しかし、今回ばかりは違います。沼津でもある程度人の入る
場所ですから早目に行って場所を抑えなければなりません。
釣り場まで急いで原付を飛ばします(なんと今回は所要で車が使えずに、紀州釣りの道具を積んで原チャリ
で釣り場に行きました)。途中、釣具武士に寄って餌を購入すると、既に一人仲間が行ったとの事。
はて?誰だろう?釣り場に付くと、そこには見慣れた車が・・・。かじさんでした。
とりあえず場所の確保の為、荷物を堤防においてきます。もちろん、数名入るので、それだけの分を確保です。
再度かじさんの車に行った所、車の中で寝ている人が・・・。窓をノックして挨拶をします。かじさんは
仕事が多忙の中無理に休みを取っての参加。(笑)釣りとなると、皆さん無理してでも参加するあたり、流石です。
そうこうしている内に、まけさん、団長、優海さんが到着しました。優海さん、団長共に約1年ぶりの再開。
挨拶もそこそこに釣り座に向かいます。私とかじさんで釣り座は確保しておいたものの、次々に
竿1本も無い至近距離に入ってきます。やがて、通常5人程度で満員御礼の堤防に
10人以上も並ぶ事になってしまいました。
まあ、その原因は私達仲間内で5人入っている事ですが、釣り場を見て人が多かったら、
別の場所を探すというのもマナーの一つだと私は思うのですが・・・。
さて、釣りの方です。
どういうわけでしょうか?9月にあれほど多かった餌取りが全く居ません。台風21号が通過後は
かなりチヌの活性が下がっているとは情報が入っていたのですが、まさか餌取りまでこんな様子とは・・・。
大体、オキアミが残ってきます。少し離れた場所で竿を出している団長のところに行くと、餌はそれなりに
取られるとの事。でも、隣の優海さんはオキアミが残るらしく、一体どうなっているのでしょう?
そんな中、団長が一枚上げます。流石団長。私の本格紀州釣りのルーツは団長こと、竹下さんに
あるのですが、その竹下さんも最近では家の用事が忙しく、なかなか釣行できないでいるようです。
しかし、そんなブランクなんのその、やはり団子団団長です。
私の方はさっぱり駄目。11時頃に2〜3投だけコーンが取られるほどに餌取りが活発になったと
思ったら、すぐにオキアミも取られなくなりました。
この時点で私は用事があった為、3時間ほど抜ける事に・・・。
釣り場に戻ったのは15時頃でした。
さて、釣りを再開します。・・・しかし状況変わらず。時々雰囲気はあるものの、全く釣りにならない状況。
結局、真っ暗になって雨も降ってくる中、ウキが見えなくなるまで粘ってまるで駄目。
かなり落ちが進んでいる印象を受けました。
釣り終了後、優海さんを駅まで送ります。
色々な事を話しました。沼津の悪い一面も見ていただき、今回は時期も悪く残念な結果となって
しまいました。優海さんは、「再度、良い時期(8月〜9月)に来たい」と言葉を残し、広島に帰っていかれました。
沼津での再開は、私としてはそれ程期待するものではありません。というのも、お金も時間も余裕が無ければ、
なかなか広島から来られる場所ではないからです。でも、来る来ないは別にして、「また来たい」・・・その一言が
私には大変嬉しく思います。
次回、沼津に来られるときには、お手上げレベルの餌取り軍団がいる場所を案内差し上げましょう・・・。
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