2002.12.4(水)

時間 13:00〜17:00
天気
潮回り 大潮
水温
釣法 フカセ釣り
刺し餌 オキアミ、ボケ、生ミック
同行者

今回の釣果。雨の中での撮影の為、多少見にくい部分があるかもしれません。
サイズは35cm、32cm、31cmです。

 今回も、恒例の蒲原海岸へ釣行しました。
空はあいにくの雨模様。しかし、風が無いだけマシです。

 現地到着は12時頃。午後からの釣りとなります。ここ蒲原は、地合いさえ来ればあまり時間は関係ないので、
短時間でも十分勝負になります。午後から開始すると、この時期は日没までが短い為、4〜5時間の釣りとなります。

 釣り場に到着すると、早速コマセを作成します。今回の配合はオキアミ1.5キロ、マルキューチヌ増1袋としました。
後から思いましたが、今回の配合餌「チヌ増」は半日の釣行の場合、1袋は少し多く感じました。

 さて、コマセを作成後、早速テトラに乗ります。テトラに乗る際、随分と雰囲気が違う様に感じました。
「あれ?前回着た時よりも随分足場が高くなってる!」そう、砂が随分と流れ出たのか、海岸が侵食されているのか
分かりませんが、つい2週間程前に来たときよりも1m程足場が高くなってます。まあ、台風の後にテトラが崩れて
様子が変わる事も良くありますが、ポイントを良く覚えておかないと、刻々と変化する様子に戸惑ってしまうかもしれません。

 慎重に釣り座まで移動し、早速様子見の為にコマセを打ち込みます。波はそこそこ。ウネリがあるわけでは
ありませんが、いつもの如くテトラに打ち付けた波しぶきを全身に浴びます。今回は、雨が降っている為、特に気をつけなければ
なりません。(滑りやすいから)潮を確認すると、どうやらここでは良いと言われている流れ。思わずニンマリします。
ただ、気になるのは今回の配合。初めて使用する「チヌ増」は比重がそこそこあり、着水後一気に沈んでしまう様な感じです。
ここ蒲原は浅いので、どちらかと言えば上層から拡散するタイプが好みなのですが・・・。

 仕掛けも作成し、第一投。投入から10秒程度で仕掛けを回収します。餌のオキアミ無し・・・。
2投目、5秒程で回収。サシエサ(オキアミ)無し・・・。猛烈にフグが居るようです。
まあ、ここのフグの場合は滅茶苦茶居ても、チヌが寄ってくると退いてくれるから釣ることに関して別段問題ないのですが・・・。
ただ、厄介な事に時々道糸をカジカジしてしまって高切れすることがあります。実は今回もウキを流出しました。
合計2回流出で、ウキトリパラソルを使用して一回は回収、一回は回収直前に波に揉まれて海の藻屑と消えました。(涙)

 で、肝心の釣果の方です。一番実績があるのが、大体15時〜17時の間なので、15時過ぎから気合が入ります。
仕掛けは、目まぐるしく交換していた為、良く覚えていませんが、確かBのウキから開始して様々なBを試した後
G2へ変更。そのG2も数回交換後、波が収まってついには全く波が無いベタ凪となってしまいました。
おまけに雨が降っているせいで、海岸に詰まれた養浜工事の盛土から泥水が流出し、海に流れ出しました。
お陰で海は泥水。濁りはチャンスになるかも知れませんが、泥水はいただけません。が、それも夕方に近づくにつれて
雨が上がり、収まってきました。しかし、前述の通り、海況はベタ凪。ここ蒲原では、あまりに大人しい海況では
良い思いをした事がないので、不安になります。
 この海況では、G2のウキでさえ負荷が強すぎると感じたので、0号ウキを取り出します。0号と言っても自作の物なので、
G2程度の余浮力があります。で、道糸とハリスの連結部のハリス側にG4、ハリスの中央付近にG6を打ち試します。
ベタ凪にも関わらず、やけに潮が重く流れは大して無いのに仕掛けがグイグイ引っ張られます。
打ち返していると、一回だけオキアミが残ってきました。このポイントではこのパターンになるとチヌ確定。鉄板です。
案の定次の一投を丁寧に流し込むとウキがゆっくりと沈んでいく教科書通りのアタリ。しっかり沈み込むまで待って
あわせると、一瞬根掛かりの様な感じで、次の瞬間に走り始めました。取り込むと35cmの本命。(写真左)
取り込み後にコマセを打ち、すぐに撮影してリリースします。で、次を狙います。暫く打ち返した後、またもやゆっくりと
ウキが沈み込むアタリ。コイツは一気に手前のテトラに潜りこもうと走る姿が確認出来ました。なんとかかわし
取り込んだ魚は31cm。(写真中央)少々小ぶりです。それも撮影〜リリース後、次はなんと一投目で
またもやゆっくり沈むアタリ。今度は32cmでした。(写真右)

 気づいた点として、今回の魚は全て喉の奥まで針を飲み込んでいました。
対する前回は、全部カンヌキ。前回と今回の差は棚の深さにあります。毎回棚を正確に測っていない為になんとも
言えませんが、紀州釣りと同じ様にチヌが違和感無く食い込む棚があったりするのかな〜なんて思っちゃったり
してます。ただ、蒲原の様な荒い海の場合はその設定で自然な演出をする事自体、よほど条件が揃わないと
難しいのですが・・・。
 ま、どっちにしても釣れれば良いんですけどね。(笑)それにしても、蒲原は一体どうなっちゃってるんでしょう?
各地で釣果が厳しくなっている状況の中、こんなにバカスカ釣れるのが実に不思議です。
くれぐれも間違えないで頂きたいのは、私の腕が良いからではありません。かなり魚影が濃いから釣れるんですね。

 最後にオチですが、次の日も釣行予定で蒲原に向かった所、無風、ポカポカ陽気で絶好の釣り日和かと思いきや
海は大変な大荒れでテトラ上まで波をかぶっている状態・・・。3時間も波が収まるのを指をくわえて待ちましたが、
結局16時頃断念しました。陽気に騙された・・・。(涙)


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