2003.10.11(土)

時間 5:30〜15:00
写真左)今回の釣果。25cm前後を10枚。
写真右)皆さん、マナーは守りましょう。(笑)
天気 曇り
潮回り 大潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、コーン、ネリエ、ボケ
サナギ
同行者

 今回は、シーズン終盤に入った紀州釣りを清水で行う事にしました。
例年ならば沼津へ釣行するのですが、今シーズンから紀州釣りを始めた熱心な釣り師
くろさんが清水で練習されている事もあり、ならば私も少し清水を攻めてみようと思った次第です。

 朝5時過ぎに現地着。現在は日の出が遅い為、5時ではまだ薄暗い状態です。が・・・なにやら
目的の堤防には人影。様子を見に行ってみると、なんとウキにケミホタルを付けて紀州釣りをされて
ました。沼津でも同じような光景に何度か出くわした事もありますが、清水でも居たんですねぇ。
まあ、私が竿を出したい場所の隣で竿を出されていたので、問題なし・・・でしたが。

 まずは、場所を確保してから支度を開始。今回の団子は、少々集魚を強くしました。
本来であれば、ボラが酷いこの場所では集魚は必要最低限に抑えるべきなのですが、何しろ物凄い
人出となるこの場所。投下される団子の内容物が均一であるはずも無く、当然の事ながら
集魚材をそのまま握った様なものまで見受けられます。幸い今回は単独釣行であるので、
その辺りを考慮して、周囲に遠慮なしにやらせてもらいました。って言っても、集魚材を一袋入れたとか、
そんなんじゃないですよ。あくまでも、調整しながら・・・です。例えば、バッカンの上澄み5〜6投分の団子に
チヌパワーを一握り弱混ぜるとか、チヌの雰囲気のあるときにアミエビを一つまみ混ぜるとか・・・。
こういった感じです。間違えないで頂きたいのは、こんな事を他に邪魔される要因が無い時にやると、
瞬間的な時合いで終わってしまう可能性があるので、注意して下さい。

 で、釣果の方は15時の終了までにTOTAL10枚。みんな小型ばかりです。25cm前後といったところ
でしょうか。その殆どはオキアミで釣れました。まだまだ餌盗りが活発な時期なのにオキアミ?と思われる
方もいらっしゃると思いますが、オキアミです。他の餌・・・例えば少し重めのコーンなどはちょっと反応が
鈍い様に感じました。それに今回の釣果の要はボラのコントロールにあった様です。
いつもは、恐ろしく沢山居るぼらなのですが、何故か今回は非常に少なかったです。と、言うよりも
集魚材を沢山使われていた団子師の所に沢山集まっていたみたいでした。
ただ、ボラを嫌うとチヌの釣果も見込めませんから、まずはボラを寄せる事を考えました。
で、暫くはボラを集めつつチヌも集める様なイメージ。適度な所で一気に釣り上げる感じです。
夏に殆ど人が居ない状態で釣った時には、ずっと場を作りながら、15時過ぎの夕方の時合いで一気に
釣り上げるイメージだったのですが、カセの好釣果が伝えられる様になった頃から、異常に混雑する様になり、
毎度、7〜8人の団子師が竿を並べる様になってから、時合いが午前中になり、午後は全く駄目という
パターンになりました。まあ、過剰集魚が入っているわけですから、当然といえば当然です。
私が受けた感じでは、人が入っていても、薄い集魚の団子だったら、20枚以上は釣れる場所だと思います。
そんな理由もあって、勝負は午前中だと睨んで展開した結果、11時までに7枚釣れました。
11時を過ぎた時点で、完全にチヌがボケてしまい、居食いをしたり、サシエを加えてもごく小さなアタリが
出て餌を離してしまったりと、明らかに異常な状況になってしまいました。
当然、こうなったらお手上げ・・・というのがいつものパターンですが、今回はちょいと変化を付けて
続行してみました。ウキを永易ウキよりも更に浮力が小さいものに変更。タナを詰めて更に団子は
状況次第で少しずつ手を加えて、小さいアタリを拾う様な釣り方をした所、3枚追釣し、その結果15時までに
2桁でした。とりあえず目標の2桁まで達成したので、その後は道具をしまって日没までの残り2時間30分、
落し込みの練習をしました。(笑)
 ま、今回の様な紀州釣りは本望ではありませんが、色々な意味で勉強にはなりました。


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