2004.4.17(土)

時間 6:30〜10:30
この場所では久々の釣果。38cm。
天気 晴れ
潮回り 中潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、ボケ、くわせネリエサ
同行者

 今回は、当初富士市の田子の浦港への釣行を計画していた。しかし、当日の朝5:30頃
同行予定の深澤さんより電話。話の内容では、ウネリが強く、時折堤防が波を被っているとの事。
それを聞いて迷った。それでも決行しようかと考えたが、初めての場所でもあるし断念。
結局沼津の今の時期に実績のある場所を目指した。

釣り場到着はAM6:00。日の出は5:00頃だから、当然既に明るい。ついでに太陽も昇っている。
かなり出遅れて釣り座が空いているか心配したが、釣り場を見て拍子抜け。イカ狙いのエギンガーは
沢山居たが、チヌ狙いの人は皆無。釣れてないんだろうか・・・。
いや、そんなことよりもイカ師が異常に増えている事に驚きを隠せなかった。右も左もエギ・エギ・エギ。
別にエギは否定しないが、いわゆる「住み分け」は必要である。例えば、団子師とフカセ師は暗黙の了解で
なるべく同一場所で竿を出さないとか、そういったルールというか、ごく当たり前のマナーがあると思うのだが・・・。

 ま、そんな事を気にしていてははじまらないので、そそくさと釣り座に進む。私の目指す釣り座の5m程
横にエギングのおじさんがいらっしゃったので一瞬どうしようかためらったが、「隣に入らせてくださ〜い」と
挨拶を交わし、先方からも快く「どうぞ〜」と返事をもらって気持ちよく釣りを開始する事ができた。

 さて、釣りの方だが状況がどうもおかしい。昨年の今頃は猛烈なエサトリが居たのだが、今回はイマイチパッと
しない。パッとしない根拠は、エサは取られるのだが、ベラが掛からないのだ。しかも、アタリ無くエサを取られる。
いや〜な予感。取られる餌はオキアミだが、時折取られなかったりするからリズムが狂う。
その嫌な予感が的中した。エサトリの正体はフグ。ただし、強烈に沢山いる様な感じではない。
チヌが寄って来れば何とかなりそうである。ただ、先にも書いたが、アタリなくエサが取られるのは結構コタえる。
しかし、何故ベラが居ないんだろう?昨年はどうしようも無い程居たのに。
 まあ、泣き言を言ってもしょうがない。大事なのは、エサトリよりもチヌが釣れるかどうかなんだから。
そんなシビアな状況で時間ばかりが過ぎていく。時間の経過と共に、少しずつ風が出てきた。
当日は、午後から強風の予報。ココは風に弱い釣り場。そうなると必然的に午前中の釣りになる。
しばらく経つと、風がかなり強くなった。バッカンが吹き飛ばされそうな位の強風でウネリも出てきた。
ウネリが強いので永易ウキでアタリが良く分からない。仕方無く、ウキを「磯ダルマ」にチェンジ。
この磯ダルマ、関西で手に入れたものだが、見た目は笑っちゃう様なナリだが良く出来ている。
寝ウキの癖して、根元の桐玉部分が効いているのか風に強い。また、浮力が強めに思うのだが、
感度がすこぶる良い。ウネリにも結構強いのだ。

 期待した通り、磯ダルマはウネリに負けず、風に負けず粘っている。これなら何とかなりそう。期待が
膨らむ。実は、数投前からオキアミが残る様になっていた。それまで取られ続けたエサが残って、フグが
急に途切れたのだ。ハイチャンス到来。潮に流されている磯ダルマが違和感のある動き。ウキが沈むのを待ったが
変化が無いのでそっと引っ張ると急激な締め込み。浮いてきたのは、38cmの本命。針を胃の方まで飲み込んでいた。

 この一尾を釣って30分ほど経過した所で、ウネリと風がますます強くなってしまいギブアップ。とても
釣りが出来る状況ではなくなった為納竿した。


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