2004.5.15(土)

時間 某所1 8:30〜11:30
某所2 14:00〜18:30

左)大変渋い状況の中31cm(某所2)
右)珍しい。ヨメヒメジが釣れた(某所2)
天気 晴れ
潮回り 中潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、ボケ、生ミック、コーン
同行者

 今回も、沼津への釣行。前回釣果があった場所へ釣行する事にした。
ココの所、沼津のあちこちで釣果が聞かれる様になって来ていたし、先週に竿は出さないまでも
釣り場を色々見て回った感じでは、潮色も良好で餌取りも活発。非常に良い雰囲気に思えた。

で、今回。夜明けと共に釣行する予定が、あろう事か寝坊。でも、今回の釣り場はいつも余り人が居ない事に加え
過去の実績では短時間の勝負が可能な場所。まあ、出遅れても問題ないか・・・という事で8時30頃からの
遅いスタートとなった。

 まずは、釣り場について潮を確認。「・・・色、悪い。」前回はあれだけ良かった潮色が、今回は少し前に
内浦湾の奥で見られた苔が生えた様な緑色の濁り。若干透明度はあるものの、この潮色で良い思いをした時が無い。
まあ、そんなことを言っても竿を出してみなければ分からないのが釣り。とりあえずはお気に入りのポイントで
開始する事にした。

 開始する事、数投。オキアミが取られない。まだ、この時点では何とも言えない。10数投・・・オキアミは取られないが、
団子の割れが異常に早い。それからしばらくして、オキアミが取られ出した。ただし、団子が割れてから
餌を動かした時だけ。「う〜ん・・・」何とも言えない状況に頭を抱える。綺麗に消しこんだアタリは結構良い型のマダコ。
その次に良いアタリはハコフグのスレ。他のアタリは、ウキが鋭く上下する典型的なフグアタリ。
要するにフグが異常に沢山居て、釣りにならない状態。この場所、昨年からどうもおかしい。今年に限っては
ベラさえ釣れず、ボラも当然居ない。居るのは、クサフグとハコフグ。まあ、前回チヌを釣っているから、時々回遊は
してくるのだろう。でも、明らかに年々状況が変化している。しかも、釣りにくい方向である。原因は分からない。
でも、良い釣り場だけに非常に残念である。釣りにくい事は確かだが、今年ももう少し動向を見守ろうかと思う。

で、この釣り場は全く気配も感じられない事から午前中で切り上げ、場所移動する事にした。

 変わって午後。3月下旬に釣果を出した場所へ移動。こちらには、既にマルキューモニターのOさんと
Oさんのクラブの方が2人程竿を出されていた。色々状況を聞くと、大変渋いらしい。でも、潮は緑色だが、透明度が
出ていて、半月くらい前より全然良く思えた。しばらく待っていると、釣り座が空いたので、そこで竿を出させてもらう事にした。
 釣り場の構成としては、水深10m弱、15m程沖に岩礁帯から砂地へ変化するかなり急激に落ち込んでいる
カケアガリがある。水面上には船の係留、そしてブイがいくつか浮いている。こんな構成だったので、まずは
カケアガリを攻める事にした。加えて、ブイに近い位置にポイントを設定する。

 状況からして、恐らく居付きや、餌を求めての回遊魚がブイ周りで捕食する可能性が高い。Oさんの話でも
条件の良い時であれば、ブイを固定しているロープに付着した貝をついばんでいるチヌが見えるらしい。
ただ、この場所の構成からいって水深があるので、ブイの周りを泳いでいるって事はかなり浮いているんだと思う。
中層に居るチヌの気を引く為にはそれなりの組み立てが必要だろうと思った。

 釣り始めると、オキアミも丸々残ってくる。まったく魚が居る感じがない。いくら打ち返しても駄目。
ちなみに今回の団子は「青マッハ:緑マッハ=1:1(両方半袋ずつの配合)」に対して、アミエビ1カップ(200cc)。
海水を300ccくらい。取り立てて集魚が強いとか、弱いとかそんな滅茶苦茶な団子じゃない。
魚が居ないからと言って、すぐに団子をいじりまわして後で取り返しが付かなくなると嫌なので団子はそのままにした。
その代わり、タナを詰めて餌を動かしたり、団子の割れるタイミングを色々変化させて様子を探って見ることにした。
しばらくすると、使用していた寝ウキに鋭いアタリ。多分ベラだとは思うが、餌が綺麗に取られた。
こうなれば俄然ヤル気モード。でも、エサトリもかなりムラがあって、餌も取られたり取られなかったり・・・。
当然そんな状況だからボラも居ない。たま〜にアタリが出るのはベラ。
 しかし、16時近くなってから、少しエサトリの活性が上がりだした。まずは定番のベラ。そして、次に良いアタリで
釣れた魚は見た事が無い奇妙な魚。口の下にひょろーんと2本のヒゲ。後で分かったのだが、ヨメヒメジとの事だ。
で、チヌの雰囲気もあるので気合いが入る。オキアミ餌で団子の割れも良いタイミングの時に、ウキのトップが
半分ちょっと持って行かれるアタリ。すかさずあわせる。竿をたたく、いかにもチヌらしいアタリで浮いてきたのは
31cmと小ぶりではあるが本命。ちょっと黒ずんでいたので、多分居付きだろうと思う。

 このサイズなら、他に一緒に行動していた魚がまだ周りに居るんじゃないかと次を狙う。でも、この1尾を釣ったら
途端に雰囲気が変わってしまった。魚の気配が全く無いのだ。色々試行錯誤しても変化なし。時間ばかりが
過ぎていたが、1時間くらい経過した頃、また急に雰囲気が良くなってきた。アタリは渋いが、じわっとした感じの
ゆっくりトップが沈んでいくアタリをあわせた所、根ズレでハリス切れ。それまでに何度か根掛かりもあったので、
底は結構変化があるようだ。結局そのアタリの後はまたパッタリと雰囲気がなくなった。

 18時30分まで粘ったが、ウキが見えなくなって終了。まあ今回は何とか釣れたが、雰囲気的に
激しく食い渋っている模様。理由は分からないが、釣れたからといって決して良い状況とは言えない。

今期の沼津では、この辺り(食い渋り)をどうやって組み立てていくか・・・その辺が重要なキーポイントになるのかも知れない。


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