2005.6.4(土)

時間 5:30〜17:30
携帯のカメラで撮影しました
天気 晴れ
潮回り 中潮
水温
釣法 紀州釣り
刺し餌 オキアミ、ボケ
同行者

 先日の取材釣行から約2週間。
沼津の海も結構状況が変化しているらしい。(実は先週釣具店に出向いて情報だけを仕入れている)
朝、釣具屋武士に寄って、状況を聞くが、自分が様子を確認したい(竿を出したい)と思っている場所の情報はあまり無い様子。
釣れてないのか?でも2週間前は全然問題なかったけど。状況がかなり変わってしまっている可能性も否定できないし。
まあ、どうなっても構わないから、とにかく自分で竿をだして状況を確認しようと最初から決めている場所に向かった。
第一候補の釣り場に到着した所、既に竿を出している人が確認出来た。キャパが非常に狭い場所なので、
仕方なく別の場所へ移動。取材を行った場所に向かった所、ココにも1人先客。場所的なキャパで言えば4〜5人入れるので、
ココでも問題ないが、同じ場所で竿を出した所で、自分として面白く無いので、別の場所に向かう。
で、最終的に着いた場所は、湾の最奥部。1月程前に、まけさんの様子見釣行で自分も同行している時に46cmが釣れた事を
目撃している。まあ、その時は沼津全体で状況が非常に悪かったので、今回も何とも言えないし、情報も全く無い。
そんな中釣りを開始した。

 以下、今回の配合。青パッケージの紀州マッハ1袋、マルキュー細引きさなぎ600cc、アミエビ200cc、海水400cc以上である。
それ程パサパサでも無く割合握り易い団子。まあ、オーソドックスな感じだろう。
まずは、コレで様子を見る。エサを付けて一投目からオキアミが取られた。こいつは良い感じ♪
底付近にエサトリが居る事が分かって一気にテンションが上がる。そしてほどなく勢いの良いアタリでベラが釣れた。
エサトリが居る事が分かったので、次からのエサトリのアタリを全部見送る様に注意する。
で、次に釣れたのがチャリコ。と、言う事はチヌが近くに居るのか・・・・
しかし、ココから状況が一変。突然エサが取られなくなった。それも、釣りを開始してからまだ10投程度。
チャリコが釣れてから2投後くらいからこの状況になった。オキアミもそっくりそのまま返ってくる。
毎投同じ状況で、まるで冬に釣っている状況。単純に潮が悪くなったりとか、外的要因か???
でも考えた。チャリコが釣れたのに、魚が居ないはずが無い。絶対に大型の魚が近くに居るはずだ。
エサをボケにチェンジ。団子を思いっきり締める。と、ウキが微妙に振れたと思ったら鋭角的な角度で一気に沈んだ。
瞬間的にアワセ。子気味良い引きで浮いた魚は小型のチヌ。喰ってきたエサはボケだった。朝6:30頃、幸先の良い
スタートである。群れが入ったかと思いきや、後が全く続かない。
相変わらず、エサトリ皆無の状態で、オキアミが綺麗に残ってくる状況。
でも、そんな中、AM10:30頃ボラの登場。ボラアタリをかわしてチヌアタリを拾う。上がった魚はこちらも小型のチヌ。
喰ってきたエサはオキアミ。
で、またエサトリ皆無の状態で、オキアミが綺麗に残ってくる状態が延々と続く。

 次が釣れたのは12:30頃。こちらもボラをかわして拾ったチヌアタリ。ちょっとサイズアップしてカイズクラスの34cm。
この3枚目を釣った時点で団子が切れたので、ちょっと休憩(昼飯)に入る。その後、他の団子師が横に来た。
礼儀正しい方で、ちゃんと挨拶をしてきてくれた。ただし、団子は集魚たっぷり。・・・とりあえず、まあいいや。

 程なく休憩を終了し、今度は夕方に向けた釣りを開始。
午後の団子は思う所があって、青パッケージの紀州マッハ1袋、マルキュー細引きさなぎ400cc、アミエビ400cc、海水300cc
ちょい粘い感じ。既に3枚釣れているので、色々試したくなった。
この団子で続ける事約1時間半。余りに状況が悪いのでなんでか???疑問になっていた原因が判明。
団子が芯残りしていた。粘い団子で、かなり締めていたので当たり前なのだが、気付くのに時間が掛かったのも恥ずかしい。
で、さなぎとマッハを追加して団子をパサ目に調整。粘る団子で状況が悪い事は分かったので、午前に釣った時の団子より
もうすこし水分が少ない。これで再度トライ。15時過ぎにやっぱりボラが近づいてきた間にチヌアタリを取って34cm。
最後に16時30分頃、こちらはいきなりウキが沈んで31cm。その後も続けたが、17時30分に納竿した。

今回の釣りを振り返ると次の通り。
・団子は水分が丁度良い状態よりやや少な目にした若干パサ目。
・ボラは忘れた頃に(2時間に一度位)回遊。
・ボラは居るが何もしないと2〜3投で居なくなる。団子で反応させて足止めをしてもせいぜい5〜6投の間だけ。
・エサトリは全く居ないが、チヌは居る。
・仕掛けの設定はハワセ。詰めると、咥えたエサを離すみたい。
・団子を持たせないとチヌが反応しない。

釣りの最中に、何度か永易さんに状況の相談をしようと考えたが止めた。自分を信じて最後まで釣って、
最終的に、自分が考えていた事が正しかったのか?後で確認すれば良いんじゃないか?と思った。
 で、確認した結果・・・全て自分の感じた設定がドンピシャ。これにはビックリした。
まあ、質問の内容は割愛させて頂くとして、「○○○なのに○○○しなきゃいけない状況ってあるんですか?」
って感じで質問した。名手の答えは「いや、それは良くあるパターンですね。」との回答。
永易流に入門して何年も経つのに、今頃こんな質問しているなんて自分としては恥ずかしい(と、思っている)のだが、
昨年までは、あまり疑問に思わなかった事が今は、何故か浮かんでくる。昨年は仕事が忙しい事にかまけて
釣りをサボっていた部分もあるから、良い方向に考えれば頭を切り換える為の1年だったのかも知れない。

 ちなみに、あくまで想像でしかないが、朝からエサ取りが居なくなったのは、チヌの群れが近くに沢山居たんじゃないかと
想像している。でも、食い気がある奴はほんの一握り。大部分が食い気がないから数が伸びにくいんじゃないだろうか。

 最後になるが、帰り際に挨拶をされた方からも、「今年はチヌの当たり年だから」と聞いたが現実はどうなんだろう?
自分は決してそうは思わない。当たり年の時には、沼津全域で良く釣れるし、時期的にも遅れる事が無い様に思う。
今年の状況を見る限り、良く釣れているのは一部の釣り場だけだし、状況的にも、例年と比べれば1ヶ月以上の
遅れがあった。全体的にはあまり良い状況では無いけれど、釣れる場所は釣れる・・・今現在はこんな表現が妥当だろう。


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