2005.6.19(日)
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2日目。紀州釣り大会本番である。
自分はこの大会への参加は3度目になるが、一度も釣ってない。(笑)
まあ、参加していきなり釣ったりしたら、湯浅に通っている方々に失礼というものだ。(笑)
それはさておき、まずはエントリー後のくじ引き。これによって渡船及び渡礁する磯が決定する。
毎度緊張するものだが、前日の結果から言って、今回はかなり場所による差がありそうなので、
番号で何処にのるかは決まるのだが、自分のくじ運を祈って引く。
引いた番号は88番。応援に駆け付けてくれているsomeさんは、「ゾロ目の末広がりで良い番号だ」
と仰っていた。が、自分より前に引いていたまけさんが86番。しかも、2番船の先頭番号である。
と、いう事は3人以上で乗る磯だったら一緒になる可能性大。何年か前も同じ様な事があった。
全く別の順番で引いたにも関わらず、なんとまけさんと連番。
やっぱり、只ならぬ縁を感じずにはいられないというものだ。
さて、釣りの方である。
我々が渡礁したのは「ケナシ」と呼ばれる島。
その名の通り、中型の磯ではあるが、草木が殆ど生えていない丸坊主の磯である。
なぎ丸さんのHPで確認すると分かるのだが、湯浅の磯の中でも、湾の奥側に位置していて、
チヌ釣りの一級磯との事。自分は、ココに渡るのは初めてである。
足場はフラットで大変釣りやすい。しかし、何分にも初めてというのは迷う。
まず、ポイント選択。まけさんから私まで3人が降りたのだが、競技の規定で自分が場所選択するのは3番目。
まけさん、次の方、そして自分の順番。見る限り、手前に根が張り出してる場所があって、
そこでは当然釣りになりそうもない。と、なると船付き寄りが無難か。まけさんは、降りた場所から
磯の裾を回って先端に出た場所に釣り座を構えた。
その次の方は船付きに釣り座を構える。私は、どうしようか思案していたが、まずはピトンの跡を探す。
しかし、ピトンの跡がやけに少ない。きっと、自分が探してる場所は本命ポイントじゃないんだろうな。
でも、そんな事は言ってられないので、ある程度ピトン跡がある場所を釣り座に構えた。
団子の配合は、前日の状況を加味して、青マッハに細引きさなぎを600cc、アミエビを
400ccから開始。アミエビが若干多いが、エサトリが極端に少ない今回の状況では妥当だと思う。
で、まずは状況把握から。以外に深い事が判明。竿2本弱位の水深がある。投点としては、15m位先に
少し落ち込んでいる場所があったので、そこを集中的に攻める事にした。
前日は松の西で、エサトリは居るにはいたが、まるで元気が無かった状況だったのだが、ココ「ケナシ」は
以外にもエサトリが多い。しかも目立つのはフグで、時折ハリスが噛まれている。
まあ、エサトリが多いとは言っても、思い切り団子を締めるといつまでも割れない団子になってしまう。
サシエサはオキアミならば、綺麗に取られる事が多く、コーンは反応が悪い。そんな状況だった。
団子を打ち返していると、急にエサトリが居なくなる瞬間があった。
自分としては、きっとその時にはチヌが寄っていたと思いたいのだが、団子の周りに引き付ける事が
出来ていないと思われ、ウキからは雰囲気の察知は出来なかった。こういった部分で釣る事が出来るか否かが
腕の見せ所なんだろうな。団子を握る、投げる。紀州釣りって単純な繰り返しの様に思えて
実はかなり奥が深い。永易流紀州釣りに入門して既に5年が経つが、5年前には団子の状態で
チヌの反応が変化するなんて事はまるで考えてなかった。ただ、こういった深い技術の部分で悩むのは
湯浅にもっと通い込まないと駄目だと思う。ばくだんさんからも「特訓せなあかんですわ」とのお言葉。
はいその通りです。(笑)
結局、全体で釣果を獲た方は全部で10名。少なく感じるかもしれないが、普通の釣行でも湯浅で
釣果を獲る事自体が困難である上に、大会での釣果である。釣られた方々は、流石と言うしかない。
加えて、親しくさせて頂いている仲間も入賞。これは正直嬉しかった。本来なら他人の釣果、しかも
大会だから他人を蹴落としてでも自分が前に立つ方が先かも知れない。またそうでないと、競技じゃあ
入賞なんて出来ないんだろうな。他人の釣果を喜んでいるんじゃあ、まだまだ甘いんだろう。
大会が終わってから、毎年恒例となったsomeさん宅へのお伺い。
毎年恒例となってしまった感はあるが、毎度多人数でおしかけても暖かく迎えて下さる皆さんに感謝。
大会では良い結果を出せなかったが、色々と楽しめた湯浅大会でした。
来年こそ!
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