２００５．１１．１２（土）

　今回は房総に遠征した。秋田からｋｉｓｈｉさんがこられるとの事で、房総をＨＧに持つかじさんから
連絡があったのだ。同じ志を持った人間通しが集結する。これは行かない理由はない。
ｋｉｓｈｉさんは、２日間の予定で釣りをされるのだが、自分は１日しかお付き合いは出来ないため、
金曜（土曜）の夜中に移動する手はずを整えておいた。所が直前になって仕事でトラブル。
２〜３時間の仮眠を取る予定が大幅に狂い、睡眠無しでの強行となった。

　大粒の雨が降るなか、東名〜保土ヶ谷バイパス〜東京湾アクアラインを飛ばす。
途中、少しでも良いからと１時間弱の仮眠を取ったアクアラインの海ホタルでは
風速１４ｍの暴風。なんで、こんな時に限って・・・やきもきする。

　待ち合わせ場所の釣具店に到着したのは朝５時前。まもなくかじさんも登場。
同乗していたｋｉｓｈｉさんと初対面。がっちり握手をかわす。

　かじさんの先導で、釣り場を見てまわる。しかし、どこも凄い風。
まさに暴風雨という表現がピッタリで、足場が低い護岸などは時折しぶきが
護岸を乗り越えている。こりゃダメだとばかりに引き返し、ガストでモーニング（笑）
しかもそのガストでさえ、７時からのオープンなのでまだ開店していない始末。
朝飯を食べて嵐が収まるのを待つ。
　そうこうしているうちに少しはマシになった様に感じたのでとりあえず釣り場に
向かう事になった。

　まあ、早朝よりはマシだけどかなり強い風には間違いない。
でも、竿を持てない程の風じゃないから強行する事に・・・
「房総だと、変に間隔を空けると間に入られるから」とのかじさんからの
アドバイスで、間に割り込まれないギリギリの間隔を確保。
まけさん、かじさん、ｋｉｓｈｉさん、そして自分の順に並んだ。

　天候の方は、釣り始めこそ強風だったが、次第にそれも治まり晴れ間が見える様になった。
で、肝心の釣りである。正直、自分は今回の状況はあまり良い様には感じなかった。
時期が時期だけに仕方ないとは思う。団子は、青マッハ９に対して、緑マッハ１。
混ぜて５〜６キロ位の配合。それに細引きさなぎを２００ｃｃカップ５杯。
アミエビは２００ｃｃカップに２／３位。これは最初の配合で、水分少な目の
かなりパサ目に調整。初めての場所だし、まずは状況の確認からスタートする為に、
調整の余力を残した団子のつもり。

　で、肝心の状況。とりあえず、なにかオキアミを取ってくれる奴はいるみたい。
でも、毎回取られるわけじゃなくって３回に一回取られる感じなので、どうやら
活性が低い模様。続けていると、強風で波気立つ中ウキに変化が出る。
入りそうで入らない感じが続いてゆっくり沈んでいった。あわせると、ヌボーとした
感じで、思わずタコが掛かったと思った。少し巻いた辺りで魚の引きを確認。
２３ｃｍのチヌ。幸先良いと思ったが後が続かない。釣れても、全くパターンが読めないのだ。

とりあえず居る事は分かったので、パターンを探す事に神経を注ぐ。
でも、全く状況を掴むことが出来ない。それでも、ポロポロと拾う様な釣りで１５時頃までに３枚。
釣れてはいるが、全く納得出来ない状態。

　その状態から突然ペースが上がった。多分群れが回遊してきたのだと思う。
自分の理想と随分違うタイミングでウキがシモッた。ん？待っているとトップまで全部沈む
デカイアタリ。釣れたのはチヌ。もしかして・・・次の投入も同じタイミングを作る。
でも、今度は同じパターンでウキが反応するものの、一瞬沈んで戻ってしまい音沙汰無し。
設定を調整して同じパターンを模索。すると、全く同じタイミングで釣れた。
ああ、このパターンなんだ。ちょっと理想とは違う感じ。このパターンで毎投釣れて４連発。
１投挟んで１尾追加。この時点で８枚の釣果。
状況は詳しく書かないがこの後２枚追釣した。但し、この２枚は拾った釣り。

　結局全部で１０枚釣れた。この時期にしては上出来だと思う。でも、なんかしっくりこない。
沼津でもそうなのだが、数が出れば出る程に反省点ばかりが目立つ様になる。
いや、もしかしたら数が出ているからこそ・・・なのかも知れない。
何故、もっと数が出せなかったのか？攻め方に悪い点は無かったのか？
師匠だったら、同じ条件でどの位数を出していたのか？挙げればきりが無い。

釣れなくても反省。釣っても反省。どこまで行っても満足は無い。
永易流、実に奥が深い。


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