●団子配合の一例をご紹介します
 これからご紹介する内容は、私の標準となっている団子です。しかし、釣り場、季節、餌盗りなどの状況次第で、微妙に配合量が
変化していきます。あくまでも参考程度のご紹介とお考え下さい。
分量についても、参考程度となっています。キッチリと計ったとしても、自然相手の釣りの中では思う様な展開になる事自体が
少なく感じます。また、作成した団子の手触り、握った感触を特に大事にしています。団子に触れた時の微妙な感触で
「この団子なら、必ずイケル!」「この団子では、この釣り場には合わない」そういった感覚的な釣りを目指しています。

 また、私の団子は集魚材の類は一切入れていません。もし使用される方がいらっしゃるのでしたら、十分注意して使用
なさってください。過度な集魚は、餌盗りを多く集めるばかりでなく、魚が異常興奮状態におちいって釣り場全体でその日一日
釣れなくなる可能性もある様です。

それでは、以下に材料と配合手順を紹介します。

材料 コメント 一回分の分量
米糠 近所の米屋で購入。1キロ20円です。 2.5s
沼津の海岸で採取しています。出来るだけ目の細かい砂が使い易い。 糠の1/3の量
さなぎ マルキュー細引きさなぎ徳用(2Kg入り)を愛用。 適量(通常は300グラムくらい)
押し麦 スーパーで購入 1/3袋
アミエビ 通常1キロブロックを1角用意 状況により判断。通常は150cc程度から開始。



●団子作成手順(約6時間分)

   1)糠を2.5Kg〜3Kg程バッカンに入れます。
   2)その上に目の細かい砂を糠の1/3〜1/2程度入れます。
   3)さらに上に細引きさなぎを300グラム程度入れます。
   4)サナギの上にアミエビを入れます。アミエビは特に集魚力が強力な為、入れすぎには注意して下さい。参考までに私の場合は
     100cc程度から開始する場合が多いです。ただし、餌盗りが激しい場所ではアミエビも入れません。
     ※アミエビを使用しない場合は、海水を両手に2杯程度入れ、さなぎと砂に良く水分を含ませます。
   5)アミエビをさなぎと砂ですり潰す様に混ぜ合わせます。この時には、まだ糠とは混ぜません。少量のアミエビだけでは
     水分が足りないと思いますので、両手に1杯程度の海水も同時に追加してさなぎ、砂に水分を含ませます。
   6)押し麦を追加します。
   7)最後に全体を良く混ぜ合わせて完成です。ムラが無くなるまで十分混ぜて下さい。

1)糠を2.5Kg〜3Kg程バッカン
に入れます。
2)砂を入れます。 3)砂の上にさなぎを入れます。
4)さなぎの上にアミエビを少量
入れます。ココまでは一切混ぜ
合わせずに重ねて入れて下さい。
5)アミエビをさなぎ・砂ですり潰す
様にしながら混ぜます。このとき、
海水も両手に1〜2杯程度追加
します。砂とさなぎだけに海水を
含ませる様にしますので、糠に
直接掛からない様に注意して
下さい。
6)押し麦を追加します。

               7)全体を良く混ぜ合わせて完成です。ムラが出来ない様に
                良く混ぜ合わせる事が大事です。


※団子によって、その日の釣果が左右されます。心を込めて作ってください。紀州釣りでは団子が命。
その団子がムラの有る内容だと、釣り自体が雑になってしまいます。

 

私の場合、上記の基本団子から開始します。そして、1〜2時間程度をメドに、餌盗りの状況を確認しながら
アミエビを少しづつ(20cc程度)追加したり、糠を両手に2〜3杯追加したりしながら、団子に変化を付けて
釣る様にしています。

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