クルマバッタに会いたくて、山の方にでかけた。
「カナカナカナカナ」とヒグラシがないている。
なき声を聞いていると、どこか避暑地にでも来たような気持ちになる。
ジージージーやミーンミンミンの大合唱にくらべて、
すずしく感じるなき声だ。
はじめに、ニイニイゼミのぬけがらをみつけた。
ぬけがらに土がついている。アブラゼミのぬけがらしか
みたことがないので、ちょっと興奮した。
この日、クルマバッタをみつけることは、できなかったが、
偶然に、ヒグラシの羽化をみることができて、来てよかったと思った。
ところどころの黄緑色が
なんともきれい。
「がんばれ」と声に出して
応援したくなる。
お昼ごはんを食べてもどってくると、
羽がひろがっていた。
もうすこしで、とべるね。
家に帰って、すぐに、子供は夏休みの絵日記にかいた。
お昼に羽化するなんて、朝ねぼうでもしたのだろうか。
それとも、木がおおいしげっていて、うす暗い場所なので、
昼間の羽化もオーケーなのか。
とにかく、敵にみつからなくてなによりだ。