OPTIMA
BATTERIE |
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OPTIMAバッテリーの構造
OPTIMAは、odysseyと並びカーオディオなど
の電源として高く評価されています
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<ニュービートルにOPTIMAを!>
通常の自動車バッテリーはバッテリー内部に電解液
として希硫酸が入っており、鉛合金との化学反応に
よって電気を発生させています。ドライバッテリー
とは名前のとおり乾電池に近い構造となっており液
補充などを全く必要としないバッテリーです。
ドライバッテリーと言うからには電解液が入ってい
ないイメージですが実際には電解液が入っていない
わけではなく、1つのセルの中で、液を繊維に染み
こませてその繊維を極板に挟んで密封しているの
です。
OPTIMAバッテリーは、アメリカのゲイトコーポレ
ーションによって開発されたスパイラル・セルの技術によるドライバッテリーです。
通常のバッテリーの約2倍の電極表面積があり、
大電流放電特性(高率放電時)と寿命特性面で優れ
ています。
液式(普通)のバッテリーは残容量約70%以下に
なるとかかりにくくなります。朝出かける時は問題
なくスタートし、さあ仕事を終えて夜、帰る段にな
ってキーを回してもカチッともいわず大慌てなんて
ことが何度かありました。
ドライバッテリーは残容量約30%でもエンジンが
かかります。 また、3年目近くになるとエンジンの
かかり方に徐々に力なさを感じて来ますのでそろそ
ろヤバいかなと思わせてくれます。OPTIMAは、普
通のバッテリーと違って一気に性能が低下しない。
緩やかに落ちていくので、オプティマにしてからは
いざ出かける時にバッテリー上がりでエンジンがか
からずといったことはありません。
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OPTIMAバッテリー4回目の交換作業<2012年> |
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バッテリーを交換してから3年経過してそろそろ交
換時期かなと思いつつ、先週までは乗っていまし
た。ちなみにその時は11.9Vありました。しかしエ
ンジン停止直後の電圧なので正確ではありません。
昨日、正確に測れる電圧計で測ってみると11.37V
でした。これだともうエンジンをかける力はありま
せん。
試しにキーを回してみましたが、ググッというだけ
でやはりエンジンを始動させることはできませんで
した。レッドトップでは10%程度のパワーしか残っ
てないようです。
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今回購入のOPTIMA RED TOP 1050S-L
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前回と同じサウンドウェーブメイワに注文します。
ここはOPTIMAバッテリーがお得に買えるお勧め店
です。
交換作業終了後の旧(廃棄)バッテリーも送料のみ
500円で引き取ってもらえますので処分に困りませ
ん。
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オプティマ・レッドトップ上面
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オプティマ・レッドトップ底面 |
エンジンカバーの取り外しポイントは2カ所
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作業はまず、エンジンカバーの取り外しからです。
エンジンカバーはエンジンルーム奥側のネジ1つを
外し、オイルレベルゲージを抜けば、簡単に外す
ことができます。10mmレンチ。
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エンジンカバーを取ると・・・
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次は、パワステ・オイルのリザーブタンクを固定
しているネジを外します。10mmレンチでエクス
テンションが必要です。
ケース固定用ネジも10mmレンチで。
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3カ所のネジの取り外しポイント
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次、バッテリー本体を車体に固定しているネジ1つ
を外します。これは13mmのレンチが必要です。
すこし斜に角度がついています。レンチですこし緩
めたら、落とさないように後は手で外します。
バッテリーを固定していたベースも落とさないよう
に引き上げます。
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バッテリーカバーをひもで引っ張る
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バッテリー上部にあるフューズボックス兼カバー
が作業の邪魔になるのでひもで引っ張って落ちて
こないように処置します。一人で作業するもので
すから。誰かに持っててもらえればこんなことを
する必要ありません。
作業中、車体に傷をつけないために周りにタオル
を置いて置きます。
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MEMORY BACKUP
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メモリー保護のための小道具を用意します。
エーモン製「MEMORY BACKUP」です。単3電池
6個で作動させます。
赤クリップをバッテリーのプラスコードに、黒クリ
ップをマイナスコードに噛ませます。作業途中で
外れてしまわない様、ショートさせないためマスキ
ングテープを巻いておきます。紙製のマスキング
テープは後で剥がしやすいのでこれを使用。
黒クリップは本来バッテリーのマイナスコードに
噛ませますが、取り回しが悪いので車体にアース
します。
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プラスコードにMEMORY BACKUPの赤端子をかませる
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マイナスのバッテリーターミナルを先に外します。
次にプラスのターミナルを外します。特にプラスは
ショートしないように注意します。
今までのバッテリーを引き上げます。OPTIMAには
取っ手が付いているので引き上げがラクラクです。
重量:17.2kg
奥行き175×幅254×高さ198(端子含む)
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別売りのDINアダプター GTP026
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新品のバッテリー底部に、今までのバッテリーに
付けていたDINアダプターを外し、新品のバッテリ
ーに付け替えて、所定の位置に設置します。
これは、カパッとはめ込むだけの超簡単な仕組み
です。
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ここにDINアダプターを付ける
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周囲を被う布製のバッテリーカバーを取り付けま
す。無くても問題なさそうですが、一応温度対策上
取り付けます。
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バッテリーを押さえる役目の金属プレート
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バッテリーが動かないように押さえる役目の金属板
を落とさないように車体の穴と位置を合わせます。
ボルトを最初は角度に注意しながら手で締め、手で回らなくなったらレンチで締め付けます。最初から
レンチで締め付けるとネジ山を壊す恐れがあります
ので要注意です。
締め付け後バッテリーがグラグラしないことを確認
します。
新品バッテリー端子の保護キャップを取り除きま
す。
バッテリーコードをそれぞれ取り付けます。先に
プラスから取り付けます。
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締めるのにコツがいる厄介なネジ
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パワステ・オイルのリザーブタンク横のネジを取り
つけます。これがなかなかやっかいです。
3層になっていることと、下部にあるナットが移動
してしまうため、上手くナットまで届きません。
ケース固定用のネジはケースを使用しないので必要
ありませんが、この車の場合バッテリーの上にある
フューズボックス兼カバーを固定するために金具を
着けるのでこれも締め付けます。
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タイラップで固定する
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上部フューズボックス兼カバーをタイラップで固定
します。
エンジンカバーを元通り取り付けて作業終了。
所要時間は1時間半。途中で、ボルトをエンジン・
ルーム内に落としてしまいそれを拾い上げるのに手
間取ったり、上記のボルト締めに時間がかかってし
まいました。
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無事作業終了
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バッテリーターミナル間の電圧を測定したら12.73Vでした。
これでエンジン始動もズドンと一発で、すごく力強
さを感じます。
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OPTIMAバッテリー3回目の交換作業<2009年> |
赤コードは予備バッテリーからのプラス電源 |
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前回OPTIMAバッテリーに交換してから約3年余り
が経過しました。
このところバイクがメインであまり乗っていなかっ
たせいもあると思いますが、出かけようとセルを
回してもグッ!というだけでセルが回らず、始動
できません。電圧計を見たら10Vを切っています。
3年半も経つしそろそろ寿命かなと思っていると
その時がついにやってきました。充電やブースター
ケーブルによる始動はせず、今のバッテリーはそ
のままにして即、新バッテリーを注文します。
OPTIMAの同じ規格のものにします。
新品のバッテリーとヘタっていない予備バッテリー
を用意します。
(予備バッテリーはメモリー保護用)
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段ボール箱がフルカラーになり、豪華になりました。
(以前のものは赤黒の2色)
箱はレッドもイエローも共通のようです。 |
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エンジンカバーを取り外します。
パワステ・オイルのリザーブタンクを止めている
ネジを外します。
(リザーブタンクを横にずらさないとバッテリー
を取り出すことができないのです。リザーブタン
クを移動させるためにはエンジンカバーが邪魔に
なります。)
バッテリーを止めている1つのネジとバッテリー
カバーを止めているネジを外します。
上部のヒューズボックスを紐で引っ張って交換作
業をし易くします。
今回は、時計やカーステのメモリーを温存したい
ので、12.9Vを示す別のバッテリーをブースター
ケーブルで繋いだ状態で交換作業をします。
これまで使用してきたダメになったバッテリーの
+-ターミナルのナットを少しゆるめます。+ター
ミナルに接続されていたケーブル端子の露出部分
を、予備バッテリーのプラスからのブースターケー
ブルのワニ口クリップで挟みます。
予備バッテリーのマイナスからのブースターケー
ブルのワニ口クリップでビートルのボディの金属
部分を挟みます。
作業しやすいようにバッテリーの反対側で、挟み
やすい金属部にします。
+-ケーブル端子を上に持ち上げてそれぞれ外し
ます。
OPTIMAバッテリにはストラップが付いているの
でバッテリーを車から降ろすのには純正ほど大変
ではありません。
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まだ保護キャップが付いたままの新品1050S-L
(正面にはステッカーも付いた) |
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新品のOPTIMAバッテリーを設置します。この時
バッテリーカバーを忘れないようにします。ター
ミナルにケーブル端子を取り付けた後だとまたそ
れを外して、カバーを付けてと2度手間になりま
す。カバーを取り付けないならいいですけどネ。
カバーは熱風にさらされないよう付けてた方がバッ
テリーにはやさしいと思います。
3箇所のボルトを元通りに取り付けます。パワス
テ・オイルのリザーブタンクのボルトは取付に手
間取ります。本体、ステー、ネジ穴と3つの穴を
上手く合わせないと空回りして、ネジ込むことが
できません。ボルトは4cmほどあり、リザーブタ
ンク本体はグラグラと動きますので、少し苦労し
ます。
新品のOPTIMAバッテリーにはターミナルに保護
キャップがしてありますので、これを取り除きま
す。つまみを上に引っ張ればすぐ取れます。
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段ボール箱の正面
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段ボール箱の側面
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段ボール箱の裏面
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いよいよ、ケーブル端子を取り付ける段階に来ま
した。ケーブル端子は普通+側を最初に取り付け
ます。この段階ではまだ予備電源のクリップは付
けたままです。
次にマイナス側を取り付けます。これが終了した
ら、予備電源の+クリップをプラスのケーブル端
子から離します。
バッテリーカバーのフタをして、フューズボック
スを元通りにします。
予備電源のマイナス側のクリップをボディから離
します。
バッテリーカバーを元通りにして、バッテリー交
換作業は完了です。
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OPTIMAバッテリー1回目の交換作業<2003年> |
バッテリーの横にあるのがパワステのオイルリザーブタンク
1がプラケース固定ネジ2がバッテリー固定ボルト
作業時、レンチにエクステンションが必要です。
純正バッテリー12V 330A 61A DIN
235 X 170 X 180mm
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3年半で純正のバッテリーがダメになりました。
ある朝突然、キーを回してもウンともスンともい
わずバッテリーがダウン。この際、高性能なもの
にしようと、OPTIMAをチョイス。しかし、ニュー
ビートルにぴったりのものがありません。ターミ
ナルがL仕様のものは1種類のみ。仕方なくレッ
ドトップに。容量が56Ahと純正より数Ah少ない。
これでもOPTIMAなら問題はないと代理店の話で
す。
本当は容量の大きいイエローが欲しかったのです
が、ターミナルのアダプター接続での取り回しは
不都合が起きやすいということで断念します。注
文してから5日後に入荷の連絡が入り、すぐに取
りに行きます。午後3時半。4時に帰宅後早速始
めます。
先ず、純正のバッテリーを外さなければなりませ
ん。ニュービートルの場合、これが大仕事。最初
に、マイナス側のターミナルを外します。次にプ
ラス側のターミナルを外します。エンジンカバー
が作業の邪魔になるので取りはずしておきます。
パワステのオイルタンクを固定しているネジも外
す必要があります。いずれも10ミリレンチでOK。
バッテリーを囲んでいるプラスティックケースを
止めている「1」のネジを外します。10ミリの
レンチを使用します。次にバッテリーを固定して
いる13ミリ(1/2インチ)のボルト「2」を外しま
す。これでバッテリーが少し動くくらいになりま
す。
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バッテリー上のカバーに包まれたヒューズBOXが
邪魔です。全部で8つのヒューズがあります。ナッ
トで固定されているものが5つと、コネクターを
介して差し込み式のヒューズが3つ。コネクター
を外そうとしましたが、なかなか外れないので諦
めて、ナット部分だけ外すことにします。後で間
違うといけないのでマジックインキでコードに番
号を左から順に書きます。10ミリのレンチでナッ
トをゆるめ外します。これでバッテリーが自由に
動きます。
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プラスティックケース(L型になっている)を取
り外し、バッテリー保護カバー(布製)を抜き出
します(筒状になっている)。ここでバッテリー
を取りだそうとしましたが、ヒューズBOXが邪魔
になります。ボンネットのヒンジにゴムを引っか
け、ヒューズBOXが手前に来ないようにこのゴム
で引っ張ります。 |
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でも、手で持ち上げようとしても重くて簡単には
上がってきそうもありません。つかめるような突
起もなく普通に持ち上げたら途中で落としそうで
危険です。
そこでロープでバッテリーを下側からくくり持ち
上げることにします。
やっと取り出すことができました。ここまでの作
業でもう5時半ですから、1時間半もかかったこ
とになります。他のくるまならとっくに終わって
る時間です。30分もあれば十分でしょう。
ここまで来れば、あとは楽勝?
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赤枠が純正バッテリーの設置位置
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赤い枠で囲んだ部分が純正バッテリーがあった場
所です。かなり頑丈な作りになっています。 |
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OPTIMAバッテリーの底部にDINアダプターをは
め込みます。端子の内側をヤスリ掛け、ナノカー
ボンを塗布。OPTIMAのターミナルにも塗布し、
導通が良くなるようにします。保護カバーでバッ
テリーを囲います。OPTIMAバッテリーのストラッ
プを持ってようやくの設置です。止め金具を、先
程はずしたボルトで仮固定し、前後左右にバッテ
リーを動かしてガタ付かない位置で、ボルトを締
め固定します。プラケースをはめます。プラケー
スをネジで固定します。手で押して見て、バッテ
リーがビクともしないか確認します。
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OPTIMA 1050S-L
1050CA-830CCA 56Ah
245 X 173 X 199
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プラスの端子をターミナルに固定します。ここで
ヒューズBOXを元の位置にセットします。はめ込
み式ですので構造を良く見ればすぐ分かります。
位置を間違えないようにヒューズ端子のナットを
締め付けます。
最後にマイナス端子をターミナルに固定します。
ここで問題発生!アーシングのマイナス端子のせ
いでヒューズBOX部分が浮き上がり、ボンネット
に当たりそうです。もう6時になって辺りが暗く
なってきましたので、今日の作業は一旦終了し、
明日にこの問題は持ち越し。
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下の方に赤く見えるのがDINアダプター
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翌日、対策を考えます。ヒューズBOX部分を下側
へ引っ張れば問題解決するのではないかと考えま
す。バッテリーを固定するボルトを利用して金具
を付けこの金具とヒューズBOX部分をタイラップ
で結べばいい。金具とタイラップを購入して来て
から、作業開始。金具をL字型に曲げて、ボルト
を通してからねじ込みます。で、またまた、やっ
ちゃいました。バッテリー固定ボルトをねじ込む
時には、微妙に角度を付けてねじ込まなければな
りません。このL型にしたステーのお陰で、ボル
トをねじ込む時の角度を間違えてしまい、ボルト
をナメてしまったのです。
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保護カバーは付けたが、L字型のプラスティック製カバーは外してある
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ということで、8ミリのタップを切ったらもっと
最悪な状況に。インチネジのためピッチが違うの
です。それでも数回転はねじ込むことができまし
たので、スペーサーをかませて仮止めし、新しい
ボルトをデイーラーに注文することにしました。
ステーをここに付けるのは諦めました。ベストな
位置なのに残念です。 仕方なく、プラケース固
定用のネジを利用してお茶を濁すことにします。
これでなんとか一応完成。エンジンを掛けます。
元気に一発始動。数日前がウソのよう。
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ヒューズBOX(バッテリーケースのフタ)を固定
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ここでまたまた、トラブル発生。なんとウインド
ウがスイッチを押しても微動だにしません。ドア
も開きません。(エンジンを掛けるときに室内に
は助手席側から入ったので、運転席側のドアが開
かなくなっていることは気が付かなかったのです。
)こりゃ大変ということで、ボルトも注文しな
ければいけないのですぐさまディーラーに直行。
原因はウインドーレギュレーターのモーターの故
障。その場で交換して修理完了。マイコン制御で
これがイカレるとドアも開かなくなってしまうら
しい。以前はよくあったようだ。ならば、もっと
早い時期に発生して欲しかった。おかげで、保証
期間切れで有償になってしまいました。
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