ドライブレポート |
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1998年5月 奥大井ドライブ |
「静岡市って、ずっ〜と北まで静岡市なんだよね。」 そう、静岡市といえば、東京と名古屋の真ん中に位置する静岡県の県庁所在地だが、 地図の上のほう、長野,山梨と県境を接する北の北まで、何とずっと静岡市である。 大井川の上流、井川ダムがあるのも静岡市であり、静岡市街からはバスで2時間半かかる。 これは一度行かなくては。 今回、井川ダムをめざし、ドライブに出発! |
1998年5月17日 | 清水 → 井川ダム 往路 |
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●清水発 午前11時過ぎ、清水を出発。 今回は、参加者の居住地がそれぞれ浜松,清水,沼津であるため、一旦清水に集合してからの出発となった。 ちょっとごゆっくりの出発だけど、ゆうべ突然決まった企画だから、まぁしょうがないか。 | |||||||||||
●麻機街道〜安倍街道 静清バイパスを途中のインターで降り、県道74号,山脇大谷線を北上する。羽高の団地をすぎ、桜峠を超えるあたり、道が狭くなる。 釣り人であふれる鯨ヶ池を過ぎると、安倍川沿いに出る。このあたり、県道27号,井川湖御幸線は、安倍川の左岸を走る。初夏の日差しを受け、のどかな風景の中を進む。 ふるさと天竜川の堤防は、クルマがお構いなしに猛スピードで走り抜けるのと、対照的である。 | |||||||||||
●権現滝 油島で左折し、安倍川を渡る。もしこのまま北上を続けると、温泉地で有名な梅ヶ島へと続いていく。この先、中河内川に沿って安部街道を進み、落合から今度は西河内川に沿った県道189号,三ッ峰落合線へと行く。徐々に道も険しくなる。窓を開けると、ひんやりした心地よい風に触れられた。 |
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●富士見峠 笠張峠を越えるとすぐ、左から県道60号,南アルプス公園線が合流する。一つ西側の藁科川に沿いの谷をはしる県道で、北は井川湖を越えて大井川の上流へと続く。まもなく、富士見峠に到着。展望台からは井川湖と井川の街が一望できる。 | |||||||||||
●井川ダム 清水から1時間半ぐらいで、井川ダムに到着。まだ5月であるが、日差しが熱い。ダムに併設された井川展示館があり、入館無料ということで見学する。
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●南アルプスえほんの郷 ごはんを食べたいので、井川の街に進む。・・・・ところがあいている店が見つからない。 そんな中、南アルプスえほんの郷に到着。ここは、世界の絵本5000冊が集められており、ゆったりとしたスペースで時の流れを忘れて絵本にふれあえる。 喫茶室をあるので、ここで遅い目の昼食をとる。ここの喫茶室ではカレーやスパゲッティーなどの軽食をいただける。
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1998年5月17日 | 井川ダム → 清水 復路 |
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●接阻峡 井川から大井川に沿って、大井川鉄道が千頭,金谷へと続いている。しかし道路のほうは狭く険しい。接阻峡(せっそきょう)に沿って林道のような道を進むが、雨上がりなので、小さな岩が道路に落下している。 |
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●長島ダム 井川ダムの下流、榛原郡本川根町に長島ダムが建設されている。このあたり、大井川鉄道の路線がダム湖に水没するため、アプト式の新線に付け替えられ、新たな観光の目玉として加わった。奥大井湖上駅は、ダム湖の上を渡るところに位置する。
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●寸又峡 寸又峡に寄って、温泉を楽しもう。奥泉駅の少し北、県道77号,川根寸又峡線を北に進む。所々すれ違いができないところがあるが、大井川鉄道のバスも走っている区間である。朝日トンネルを抜け、やがて寸又峡の温泉街に達する。 町営の温泉があり、周囲の温泉宿の宿泊客も、あたりの温泉を巡っている。
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●夕暮 午後6時。そろそろ帰らなくてはならない。まず、今来た道を戻り、奥泉からはそのまま県道77号を進む。ほどなく千頭の街に到着。ここからはいよいよ国道362号線を静岡へ向けて帰る。が… ここから先、静岡までの国道362号は、とてもハード。それでも、小長井トンネルを抜けるまでの3kmほどは、バイパスが完成している。トンネルを抜けて川を渡ると、前方に山が迫る。直角に右に曲がると、そこから延々続くブランドカーブがはじまる。 | |||||||||||||
●国道362号線 本川根町から静岡市に入る頃、闇に包まれた。市内に入ったといってもまだ深い山の中である。ヘアピンカーブを繰り返し、徐々に標高が下がって行く。 久能尾まで降りると、バスの終点にでる。ここでは県道32号線が別れ、藤枝方面に続く。 昼居渡では、井川に続く県道60号,南アルプス公園線が藁科川に沿って登っていく。 国道362号線は、少しずつ勾配も緩くなっていき、車線も2車線になり対向もできる。通行量も増え、国道1号バイパスの案内もみるようになった。 | |||||||||||||
●帰着 午後8時前。寸又峡から2時間かからず静岡市街に戻って来れた。 国道1号線静清バイパスの千代インターから、出発地である清水方面に向かう。 途中、あふれんばかりのチャーシューが入ったラーメンを食らい、出発地に戻りついた。 |
今回は昼過ぎからの出発ということで、あまり時間がなかったけど、 井川の奥にはまだキャンプ場や畑薙ダムがあるし、近くにはスキー場もある。 クルマで峠を越えて走るのもいいし、大井川鉄道に乗って訪れるのもいい。 今度またゆっくり来よう! |