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ドライブレポート
1998年5月
奥大井ドライブ
Up : 1998-05-26

 「静岡市って、ずっ〜と北まで静岡市なんだよね。」

そう、静岡市といえば、東京と名古屋の真ん中に位置する静岡県の県庁所在地だが、
地図の上のほう、長野,山梨と県境を接する北の北まで、何とずっと静岡市である。
大井川の上流、井川ダムがあるのも静岡市であり、静岡市街からはバスで2時間半かかる。
これは一度行かなくては。

 今回、井川ダムをめざし、ドライブに出発!



1998年5月17日 清水 → 井川ダム  往路

●清水発
午前11時過ぎ、清水を出発。
今回は、参加者の居住地がそれぞれ浜松,清水,沼津であるため、一旦清水に集合してからの出発となった。
ちょっとごゆっくりの出発だけど、ゆうべ突然決まった企画だから、まぁしょうがないか。
●麻機街道〜安倍街道
静清バイパスを途中のインターで降り、県道74号,山脇大谷線を北上する。羽高の団地をすぎ、桜峠を超えるあたり、道が狭くなる。
釣り人であふれる鯨ヶ池を過ぎると、安倍川沿いに出る。このあたり、県道27号,井川湖御幸線は、安倍川の左岸を走る。初夏の日差しを受け、のどかな風景の中を進む。
ふるさと天竜川の堤防は、クルマがお構いなしに猛スピードで走り抜けるのと、対照的である。
●権現滝
油島で左折し、安倍川を渡る。もしこのまま北上を続けると、温泉地で有名な梅ヶ島へと続いていく。この先、中河内川に沿って安部街道を進み、落合から今度は西河内川に沿った県道189号,三ッ峰落合線へと行く。徐々に道も険しくなる。窓を開けると、ひんやりした心地よい風に触れられた。
滝(9KB)
権現滝
●富士見峠
笠張峠を越えるとすぐ、左から県道60号,南アルプス公園線が合流する。一つ西側の藁科川に沿いの谷をはしる県道で、北は井川湖を越えて大井川の上流へと続く。まもなく、富士見峠に到着。展望台からは井川湖と井川の街が一望できる。
●井川ダム
清水から1時間半ぐらいで、井川ダムに到着。まだ5月であるが、日差しが熱い。ダムに併設された井川展示館があり、入館無料ということで見学する。

☆井川展示館☆
入館料無料
休館日毎週金曜日
年末年始
開館時間9:00〜16:00
井川ダム(8KB)
井川ダム
●南アルプスえほんの郷
ごはんを食べたいので、井川の街に進む。・・・・ところがあいている店が見つからない。
そんな中、南アルプスえほんの郷に到着。ここは、世界の絵本5000冊が集められており、ゆったりとしたスペースで時の流れを忘れて絵本にふれあえる。
喫茶室をあるので、ここで遅い目の昼食をとる。ここの喫茶室ではカレーやスパゲッティーなどの軽食をいただける。

☆南アルプスえほんの郷☆
入館料300円(3歳〜100歳)
休館日毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日)
12月29日〜1月2日
開館時間9:00〜16:00
南アルプスえほんの郷(9KB)
南アルプスえほんの郷



1998年5月17日 井川ダム → 清水  復路

●接阻峡
井川から大井川に沿って、大井川鉄道が千頭,金谷へと続いている。しかし道路のほうは狭く険しい。接阻峡(せっそきょう)に沿って林道のような道を進むが、雨上がりなので、小さな岩が道路に落下している。
(9KB)
看板には「直進:静岡/右:千頭,寸又」
●長島ダム
井川ダムの下流、榛原郡本川根町に長島ダムが建設されている。このあたり、大井川鉄道の路線がダム湖に水没するため、アプト式の新線に付け替えられ、新たな観光の目玉として加わった。奥大井湖上駅は、ダム湖の上を渡るところに位置する。

駅(7KB)
奥大井湖上駅
長島ダム(7KB)
長島ダム(建設中)
●寸又峡
寸又峡に寄って、温泉を楽しもう。奥泉駅の少し北、県道77号,川根寸又峡線を北に進む。所々すれ違いができないところがあるが、大井川鉄道のバスも走っている区間である。朝日トンネルを抜け、やがて寸又峡の温泉街に達する。
町営の温泉があり、周囲の温泉宿の宿泊客も、あたりの温泉を巡っている。

☆美女づくりの湯☆
施設屋根付露天風呂
料金400円
休館日毎週木曜日
利用時間 7:00〜 9:00
10:30〜20:00
(ともに受付は30分前まで)
温泉(6KB)
町営露天風呂
●夕暮
午後6時。そろそろ帰らなくてはならない。まず、今来た道を戻り、奥泉からはそのまま県道77号を進む。ほどなく千頭の街に到着。ここからはいよいよ国道362号線を静岡へ向けて帰る。が…
ここから先、静岡までの国道362号は、とてもハード。それでも、小長井トンネルを抜けるまでの3kmほどは、バイパスが完成している。トンネルを抜けて川を渡ると、前方に山が迫る。直角に右に曲がると、そこから延々続くブランドカーブがはじまる。
●国道362号線
本川根町から静岡市に入る頃、闇に包まれた。市内に入ったといってもまだ深い山の中である。ヘアピンカーブを繰り返し、徐々に標高が下がって行く。
久能尾まで降りると、バスの終点にでる。ここでは県道32号線が別れ、藤枝方面に続く。
昼居渡では、井川に続く県道60号,南アルプス公園線が藁科川に沿って登っていく。
国道362号線は、少しずつ勾配も緩くなっていき、車線も2車線になり対向もできる。通行量も増え、国道1号バイパスの案内もみるようになった。
●帰着
午後8時前。寸又峡から2時間かからず静岡市街に戻って来れた。
国道1号線静清バイパスの千代インターから、出発地である清水方面に向かう。
途中、あふれんばかりのチャーシューが入ったラーメンを食らい、出発地に戻りついた。



 今回は昼過ぎからの出発ということで、あまり時間がなかったけど、
井川の奥にはまだキャンプ場や畑薙ダムがあるし、近くにはスキー場もある。
クルマで峠を越えて走るのもいいし、大井川鉄道に乗って訪れるのもいい。

今度またゆっくり来よう!

1998年5月26日


Copyright (C) 1998,2004 HARUSATO Kanichi
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画像修正 : 2004-02-11