落書き帳への投稿 -1-
東海道五十三次において生き残った宿場
-東京都・神奈川県編-
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注:基本的には和暦表示です。すなわちMは明治、Tは大正、Sは昭和 (参考:M22=1889、T13=1924、S7=1932、S47=1972) 大住郡・淘稜郡はM29合併により中郡に変更しています。 周辺部との合併・編入は省略してあります。 東海道五十三次のうち、東京都・神奈川県の10宿場は現在8の自治体として所属しておりますが、 10宿場とも、すべて市区町名として生き残っております。 平成の大合併によっては、藤沢・平塚・大磯が、湘南市構想により、 宿場名が消えてしまう可能性があったものの研究会を解散していますし、 箱根町も小田原市との合併構想があるものの、まだまだ研究会段階でして、 こちらの10宿場は、静岡県内22宿場が現存13宿場の名を残し、さらに微減する傾向があるのとは対照的に、 立派に名を残しております。 ※ この内容は、2004.3.21に落書き帳に書き込みしたものに、一部訂正を行なったものです。 |
-静 岡 県 編-
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注:M27から29にかけての郡の合併により、郡名は変更しているところもあります。 周辺部との合併・編入は省略してあります。 東海道五十三次のうち、静岡県内22宿場は現在17の自治体として所属しており、 そのうち、宿場名がそのまま残っているのは、 三島・沼津・蒲原・由比・岡部・藤枝・島田・金谷・掛川・袋井・浜松・舞阪・新居 の13であります。 平成の大合併によって宿場名が消えてしまう可能性があるのは、 蒲原・由比・岡部・舞阪 そして新市の名称いかんでは、 藤枝・島田・金谷・浜松 まで消えてしまう可能性をはらんでいます。 ※ この内容は、2004.3.15に落書き帳に書き込みしたものに、一部訂正を行なったものです。 |
-愛 知 県 編-
33 |
二川 |
M22渥美郡大川村 |
M39合併改称二川町 |
S30編入・豊橋市(現存) |
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34 |
吉田 |
M22渥美郡豊橋町 |
M39市制・豊橋市(現存) |
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35 |
御油 |
M22宝飯郡御油村 |
M25町制・御油町 |
S34編入・豊川市(現存) |
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36 |
赤坂 |
M22宝飯郡赤坂村 |
M27町制・赤坂町 |
S30合併改称・音羽町(現存) |
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37 |
藤川 |
M22額田郡藤川村 |
S30編入・岡崎市(現存) |
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38 |
岡崎 |
M22額田郡岡崎町 |
T5市制・岡崎市(現存) |
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39 |
池鯉鮒 |
M22碧海郡知立町 |
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S45市制 |
・知立市(現存) |
40 |
鳴海 |
M22愛知郡鳴海町 |
S38編入設定・名古屋市緑区(現存) |
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41 |
宮 |
M22愛知郡熱田町 |
M40編入・名古屋市 |
S12分割設定・名古屋市熱田区(現存) |
注:基本的には和暦表示です。すなわちMは明治、Tは大正、Sは昭和 (参考:M22=1889、T5=1916、S12=1937、S45=1970) 周辺部との合併・編入は省略してあります。 その他、一部省略があります。 東海道五十三次のうち、愛知県の9宿場は現在6の自治体として所属しておりますが、 市区町名として生き残っているのは、岡崎のみです。 少し惜しいのは、漢字表記を変更した池鯉鮒です。 |
※ この内容は、2004.5.6に落書き帳に書き込みしたものに、一部訂正を行なったものです。 |
-三重県・滋賀県編-
42 | 桑名 | M22桑名郡桑名町 | S12市制・桑名市(現存) | ||
43 | 四日市 | M22三重郡四日市町 | M30市制・四日市市(現存) | ||
44 | 石薬師 | M22鈴鹿郡石薬師村 | S17合併市制・鈴鹿市(現存) | ||
45 | 庄野 | M22鈴鹿郡庄野村 | S17合併市制・鈴鹿市(現存) | ||
46 | 亀山 | M22鈴鹿郡亀山町 | S29市制・亀山市(現存) | ||
47 | 関 | M22鈴鹿郡関町(現存) | |||
48 | 坂下 | M22鈴鹿郡坂下村 | S30合併・関町(現存) | ||
49 | 土山 | M22甲賀郡土山村 | T5町制・土山町(現存) | ||
50 | 水口 | M22甲賀郡水口村 | M27町制・水口町(現存) | ||
51 | 石部 | M22甲賀郡石部村 | M36町制・石部町(現存) | ||
52 | 草津 | M22栗太郡草津村 | M30町制・草津町 | S29市制・草津市(現存) | |
53 | 大津 | M22滋賀郡大津町 | M31市制・大津市(現存) |
注:基本的には和暦表示です。すなわちMは明治、Tは大正、Sは昭和 (参考:M22=1889、T5=1916、S12=1937、S29=1954) 周辺部との合併・編入は省略してあります。 このように東海道五十三次のうち、滋賀県内は5宿場ともに市町名として生き残っていますが、三重県内7宿場は5自治体に編成されています。 また、本年10.1の湖南市の誕生により石部宿が、同日の甲賀市の誕生により土山宿・水口宿が、また来年1.11の新・亀山市の誕生によって関宿が消滅してしまいます。 これで、すべての宿場の変遷状況の紹介は終わりました。 そこで、五十三次宿場の生き残り状況を都県別に見てみると、
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現在のところ64%の宿場名が現存されている状況となりました。 ※ この内容は、2004.5.6に落書き帳に書き込みしたものに、一部訂正を行なったものです。 |
落書き帳 http://uub.jp/frm/index.html