コルレア繁殖日記

2004年07月24日
遂に念願のコルレア(Corydoras parallelus )を手に入れた!!
雑誌やネットで見て憧れていたコリドラス界のスターだ。
地元や近県のショップを何件まわってもいないので上京を決意し、有名店に電話をかけまくったが、なかなかいなくて諦めかけた最後の店に五匹だけいたのだった。
値段もセール中で地方の価格の半分くらいだった。
お店の方に無理を言って売約にしてもらい次の日曜に愛車のFDをぶっ飛ばし、アッと言う間に東京に着いた。
するとお店にはA.Lでコルの繁殖で有名な、やすさんがいて私が繁殖をさせたいと言うと、とても親切にアドバイスしてくださった。
この場借りてお礼申し上げます。
2004年07月24日
水質を安定させ(PH6)ストレスを与えないで飼育していると雌のお腹が日に日に大きくなってきた。
抱卵したようだ!!
産卵するのか!?と思いつつ待っても待っても産む気配はない。
ネットで産卵誘発法を検索したり、大御所サイト、コリドラス大好きでアドバイス頂いたりして、試行錯誤しました。
水温を26℃から23℃に下げ、1/3水換えしたり、PHを6から6.5に上げてみたりしたが産む気配もない。
最終的には90%の換水をして水温を22℃まで下げPHを6.8まで上げた3日後の雨の日に産みました。
2004年07月24日
産卵行動は、まづ産卵の二日ほど前からコリドラス達が、何だか落ち着き無く水流に向かって上へ下へと泳ぎ回るようになった。
一説によると産卵する場所を掃除するそうだが、見た限りでは、そうは見えなく、ただ楽しそうに泳いでいた。
2004年07月24日
コルレア達が、そわそわし始めた翌日、雄が妙な動きをしだした。
各鰭をピンと伸ばしてホバリングを始め、普通の魚の様に機敏に泳ぎはじめたのだ。
そして雌を追いかけ始め、盛んにTポジションに持ち込もうとしている。
雌は全く興味を示さない様だ。
2004年07月24日
雄が雌を追い始めた日の夕方、遂に雌が産卵した!!
産卵は午後4時位から始まり午後11時まで続き卵は70個以上産み付けられた。
写真はピンボケで解りづらいがガラス面やミクロソリウムの葉に卵が産み付けられている。
2004年07月24日
産卵は一度のTポジションで1〜2個の卵が産み付けられた。
雄は4匹飼育しており、入れ替わりにTポジションをとっている様だ。
Tポジションとはコリドラス特有の雌が精子を口から吸い体内の管を通して受精をする生殖行為で、その行動の形がTに見えるのでTポジションと呼ばれる。ただ時々、雌が雄を拒否する時があるが、気分が乗らないのか雄が気に入らないのか理由は解らない。
2004年07月24日
雌はTポジションのあと、卵を腹鰭の間から排出して、そのまま腹鰭に挟み込み産み付ける場所を探し廻る。
雌は、より最適な産み付け場所を探しているのか、どこに産み付けたのか分からないようにする為か、数分間うろうろと泳ぎ廻り、やがて産み付け場所が決まると体を激しく震わせて卵を産み付けた。
 
 
2004年07月24日
産み付けられた卵は、一つづつ手で採集して孵化用のプラケースに移動させた。
卵は粘着性かあり、手で触った位では潰れないので指にくっ付けて取りプラケースの壁面に貼り付けた。
産み付けられたばかりの卵は白っぽい透明で受精卵かどうかは分からない。
少し時間が経った卵は薄いグレーに見えるものも出てきた。
2004年07月24日
産卵翌日になると卵は、はっきりと受精卵と未受精卵と区別がつく様になっていた。
受精卵は薄い飴色で艶がありプリプリしている。
未受精卵は更に白っぽくなり艶がない。
受精率は90%以上ありそうだ。
未受精卵の一部に水カビが発生したのでメチレンブルー溶液を極少量入れてみた。


トップへ
戻る