瀬名の歴史館



 瀬名ってどこ? どんなまち?

    ★位 置・・・東経138度 25分、北緯35度 10分(「静岡市西奈生涯学習センター<リンク西奈>」所在地)
            静岡市の中心部葵区に位置し、清水区と境を接しています。
            南北で約10Km、東西で最大約3Km。
            静岡市街地から北街道を東に車で約20分。
            長尾川越え、左手に標高1,051mの竜爪山が見えたら、
            我がまち『瀬 名(せな)』です。

    ★人 口・・・10,110世帯 26,983人 (2002年12月31日 現在)
                   『参考:静岡市情報政策課 住民基本台帳登録人口より
            昭和30年代以降、静岡、清水のベットタウンとして
            宅地開発が進み、また常葉学園大学を中心とした文教地区としても
            毎年着実に人口が増加しています。

    ★横 顔・・・徳川家康の正室、築山殿「瀬名姫」の出生地、梶原景時が自害した梶原山
            瀬名古墳など多くの歴史的ロマンを秘めた町は、静清バイパスの
            開通に伴い大型店進出など急速にその姿を変えつつあります。

瀬名の風景
梶原山から瀬名方面を見た風景

 古代「西奈(せな)」から近代「西奈(にしな)」へ
    西奈地域は、北奥にそびえる薬師岳と文殊岳からなる竜爪山(龍爪山)の南麓に広がり、古くから
    「龍南の里」とも呼ばれてきました。
    竜爪山の東側に延び続いて鳥坂に至る尾根と西側に延び続いて南沼上に至る尾根に挟まれた
    谷間地には、竜爪山を源とする長尾川が流れ、肥沃な平野部を形成してきました。

    長尾川流域のうち、北沼上は旧千代田村に属し、残る駿州瀬名村・瀬名川村・長尾村・平山村は、
    旧庵原郡西奈村に属しました。「庵原郡 西奈村(にしなむら)」は、明治22年(1889)4月に駿州瀬名村・
    瀬名川村・長尾村・平山村の四村が、合併して誕生しました。

    また、庵原郡西奈村は、昭和23年(1948)4月10日に静岡市に合併され静岡市瀬名となりました。
    「西奈(せな)」の地名は、古くは平安時代に編纂された「和名類聚抄」の中に記され、他に「世奈、
    仙奈、勢奈、仙南」などと記された時代もありました。(参考:京都大学附属図書館所蔵 一般貴重書 『和名類聚抄』1巻P94)
    遠江 今川氏の流れを受け継ぐ瀬名氏の祖である一秀がこの地に移住した室町時代には、
    すでにここの地域は『西奈郷』(せなごう)と呼ばれていました。
    その西奈郷の中心地にあり、江尻宿の助郷のうちで最も大きな村が瀬名で、
    その地名の由来としては、瀬名の中心を流れる長尾川が普段は水が無いことから
    瀬無川(せなしがわ)と呼ばれた事による説と、「せな」の【ナ】と言う音が、
    国や土地を意味することから、瀬のある国と言う意味で瀬名になったという説があります。

    このあたりは、「蘆原郡西奈郷(いほらぐんせなごう)」と呼んでいた時代もあり、
    古来の「西奈」の文字をあて、呼び名は不公平にならないように、西奈村(にしなむら)と
    したと言われています。現在の学区にも「西奈(にしな)」と呼ばれています。

    「西奈(にしな)」と「瀬名(せな)」という名が現在に受け継がれてきています。
    なお、糸魚川静岡構造線の断層が地下を通っています。

 むかしの瀬名はどんなまち?
 
   ☆ 瀬名、瀬名川の二村は、旧庵原郡下にあっては数少ない平野の一つであり
       古い写真を見ると、そこには一面に広がる田園が見え、農村として栄えて
       いたことが想像されます。

    ☆ 江戸時代には鍛冶師が住んで居ました。駿府の鍛冶には二つの派があり、
       一つは、美濃の関の流れをくむ『地鍛冶』と呼ばれ、もう一つは、備前からの
       移住者が当地に住んだ事から『瀬名鍛冶』と呼ばれました。

    ☆ その時、隠居後駿府城に住んだ徳川家康は、しばしば瀬名付近で鷹狩りを
       催したとされ、「水梨」「幕ヶ谷」「切り石」などの地名が今でも残っています。
       また、光鏡院・龍泉院・利倉神社などは、瀬名に住んでいた今川氏との深い関わりを
       今に残す貴重な財産です。


    ☆ 家康公の史話と伝説とエピソードを訪ねて 瀬名地区方面● 【大御所四百年祭公式ホームページより】
      
http://www.shizuoka-cvb.or.jp/oogosho400/study/13_14.htmへどうぞ!    

 西奈地区の各学区町内会の紹介
      千代田東学区(千代田東小学校区)
         西瀬名は千代田東学区へ属す。

      西奈学区(西奈小学校区) 【21町内会】 
         瀬名新幕、南幕ヶ谷、瀬名大門、瀬名原、瀬名大谷津、瀬名桜藪、瀬名東上、瀬名東下、水梨古瀬名
         瀬名新田、瀬名西下、瀬名勘南久、瀬名緑町、竜南団地、西奈団地、東部団地、瀬名教職員住宅
         瀬名橘町、瀬名原団地、山脇、足ヶ谷

      西奈南学区(西奈南小学校区) 【6町内会】
         瀬名川一丁目、瀬名川二丁目、瀬名川三丁目、南瀬名、東瀬名町、瀬名中央

      北沼上学区(北沼上小学校区) 【3町内会】
         北沼上、長尾、平山

 静岡市西奈生涯学習センター(リンク西奈)
      静岡市西奈生涯学習センター<リンク西奈>は、静岡市の公民館、図書館、
      市民サービスセンターの複合施設。
      施設の設計には、地元住民も参加し、自然の木立を残すなど多くのアイデアが採用されている。
      瀬名の旧家であった藤巻邸の跡地に平成8年4月に開館。
      地域文化交流や生涯学習の拠点として広く市民に親しまれ、活用されています。


であい ふれあい 感じあい
Life INtelligence Community

リンク西奈
リ ン ク 西 奈

アクセス:しずてつジャストライン 竜爪山線(瀬名川経由)・草薙瀬名新田線 「瀬名リンク西奈前」下車 徒歩1分


  瀬名の「郷倉」見学会 毎年開催! 2011.11.6()に開催されました。

        まち れきし こども たんけん隊
  瀬名郷倉見学と沼のばあさん」 2009.11.21()に開催されました。

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