『モングラー』―ウルトラ怪獣名鑑・その6―
8月27日、X-PLUSの大怪獣シリーズ・ウルトラQ「モングラー(STとモノクロの2種)」発売。
このシリーズの第1弾は2年前の秋でガラモン・STだった。その後に色違いの緑とモノクロが発売され、確か緑はトイザらスの店頭販売だけだったの(か、通販で買いのがしたのか?)で、遠方の私はエミちゃん(第63話参照)にお願いして手に入れた。
この3種、いずれも販売価格は1999円だった、と記憶する。が、今ではプレミアムが付いて5000円以下では落ちないのではなかろうか? ショップによっては1万円などという値が付けられていると思われる。
私はまったく売る気が無いので他人事だけれど、評価が高まれば悪い気はしない。どころか、にわかに愛着が湧くから現金なものだ。
ガラモンの緑は発売時期がクリスマス前だったので、愛好家の間では「ツリー・バージョン」などと呼ばれているようだ。私には蒼ざめて見えて少々気味悪いが。
色はともかく、このガラモンは秀逸である。余計に買っておけばよかったなどと悔やんだりしている。
ちなみに、このシリーズの初期のものには軒並みプレミアムが付いているものだから、業者がネット通販で大量買いをするという破廉恥を演じた。お陰で私は「M1号」を買いそびれ、泣く泣くヤフオクで落とさざるを得なかった。が、そんな争奪戦もそこまでで、以後は余裕を持って買えるようになった。
8月29日、例によって「ウルトラ怪獣名鑑・ウルトラセブンCOMPLETE SPECIAL」発売。
箱には「ウルトラセブンサブタイトル ここに完結」とある。ああやれやれと胸を撫で下ろしたところ、今後は新たな展開、なる雑誌の記事が目に留まり、なにやら憂鬱になった。
新たな展開とは、サブタイトルは完結したけれど、未だ商品化されていないマンおよびセブン怪獣の登場なのか、シークレットとして登場したQ怪獣を表舞台に立たせるのか……。私は後者を切望するけれど。
さて、今回も私は近所のセブンイレブンで予約。仕事帰りに立ち寄った。
前回は3ケースの入荷があったけれど、残念ながら今回は2ケース。未だに前回どころか前々回まで売れ残っているのだからやむを得ない。
シークレットはウルトラQに登場した「モングラー(カラーとモノクロの2種)」で、バージョン違いはセブン怪獣「アロン・モノクロ」である。
この3種にノーマル10種を加えた全13種が今回のフルコンプリートとなる。
シークレットの位置は右奥。これは事前にネットの情報をつかんでおり、果たしてそのとおりだった。
ところが、これまで順番通りにアソートされていたのだが、今回は違った。たとえば、アロンは8番なので右奥手前というのがこれまでで、私はシークレット(カラー)の出た箱からその位置をつかんだけれど、定石に反して3番のガンダーが出現。ならばと左奥に手をのばすと10番のゴーロン星人。
これではお手上げだ。
私はアロン・モノクロを諦めモングラー・モノクロ一本に絞り、その夜のうちに数軒のセブンを回った。が、成果なし。
翌日、隣町のセブンも回り、夜にはファミリーマートも回ったが、入荷している店は一軒だけ。だとばかり思っていたら、これまでなんの恨みか知らないけれど、頑ななまでに拒んでいた店に入荷しているではないか。しかも手付かずだった。
幸運もまた重なるものらしく、右奥からモングラー・モノクロ出現。残りのアロン・モノクロはヤフオクで落札(510円)し、この度もなんとかフルコンプを達成したのでありました。
(写真解説)
左「モングラー・ST」全高約12.5センチ(X-PLUS)。右ウルトラ怪獣名鑑のシークレット「モングラー・モノクロ」全高約5.5センチ。モングラーはウルトラQ第8話「甘い蜜の恐怖」に登場したモグラの怪獣。放送は1966年2月20日。いい時代だった。
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