藤枝市民劇場 第161回例会 1999年11月27日
前進座 赤ひげ *多くの会員さんが感動した舞台でした。人は心に染みる何かに接したとき、思わずペンをとりたくなるものです。 ※質問が多かった舞台装置についてQ&Aを最後に掲載してあります。 @舞台装置がすばらしかったです。そして、ストーリー面でも、わかりやすかったと思います。1人1人の存在感があり良かったと思います。(10代) A照明・音響などすばらしく、舞台もよかった。日本的な劇なんだけど、そんな感じがしなかった。赤ひげのことを尊敬し、人間的にも成長していく様子が表われていてすごく観てよかった。(10代) B内容もさることながら、舞台セットがとても手がこんでいて良かったです。人情とは、本当にいいものです。(10代) Cスクリーンや照明がこっていてよかった。(40代) D皆さん全員の演技がとても良く思い出に残る劇となりました。舞台装置の転換や効果がとてもスピーディーで見る人をあきさせないと思います。脚本の良さだと思いますし、役者さんの声がとてもはっきりしていて最後まであきずに楽しくみられました。わかりやすかった。病人の声がききとりにくかった。(40代) E演技の上手さはもちろんの事、舞台のすばらしさにおどろきました。(40代) Fカーテンコールが終わり、役者さんの姿が見えなくなって、はじめて芝居が終わるのだと私は思っています。席を立つのが早すぎる会員さんが多すぎます。劇団の方々に失礼ではないでしょうか。(40代) Gテンポがよく、さすが前進座の舞台だと思った。バックスクリーンが見事でした。山本周五郎の作品はやっぱり前進座にかぎる。(50代) Hバックの装置が良い。(50代) I演出もよかったです。皆さんお上手で感動しました。(50代) Jいつの世も、政治を行うものは庶民のことを考えないもの。今の政治にもピッタリの内容であった。人の命の大切さがひしひしと伝わってきた。(50代) K今の世にも言える赤ひげ先生のせりふがよかったです。(50代) L舞台装置や演出がとてもよかった。暗い中での移り変わり大変だったと思います。(50代) M一枚の布が降りてきて舞台が変わるのが、お見事。昔は暗くしてバタバタと皆で舞台装置をしていたのに…どんどん進んでいくのですネ。 嵐さんのすご味!!前の席でじっくり見せてもらいました。(50代) N舞台が大変こっていて良かったです。めずらしいです。おしばいもていねいでした。(50代) O演出がとてもすばらしかった。(50代) P赤ひげ、医術も政治もよなおしだ。(60代) Q舞台装置が工夫されていてとてもよかった。山本周五郎の作品なので内容も安心して見ていられたし、出演者もはまり役でよかったと思いました。(60代) R今迄と違った舞台でとても良く出来ていました。(60代) S舞台装置の変化が面白いと思いました。手品をみている様な感じでした。(60代) 21.とても良かった。(60代) 22.幕があいてから入場する方にお順いがあります。いろいろ事情があってどうしても開演に間に合わない時は誰だってあると思います。そんな時は休憩まで後ろで観ていて下さい。席を探している方を見かけると、集中が切れてしまいます。 23.正直なところ今回見るのを休もうかと思ったが、幕があがって??何だろう、どうなってるの?舞台装置だけでも見てよかった。初めて見る手法はどんな仕掛けですか。次のあけびでぜひ紹介して下さい。 昨今の医療にまつわるニュースを見聞きするとき、こうして時々原点に触れる必要があるのでは−−。最後の薬草園も美しくて広々とのびやかで人もそうだと……ほっとする風景を思いながら帰ります。(事務所のポストヘ投函) 24.「赤ひげ」は以前映画で黒沢明作品を観たのでストーリーは大休わかっていました。 小石川養生所をどう創るか、見習医の保本がどのように成長して行くか楽しみでした。 見事なテンポでの舞台の移り変わりと保本の好演がひかりました。 嵐圭史の赤ひげは貫禄がありました。 幕府の権力が貧乏人をかえりみない世情、いつの世も変わらないと思いました。多分、赤ひげは現代の政治の貧困、弱者の立場がわからない(医療、介護、年金)を嘆いていたと私は思いました。 バックスクリーンの仕掛けに思わず見とれてしまいました。 山本周五郎作品を数多く上演している「前進座」、今度もよかったです。(ドラムカンの蓋)(FAXにて) 25.「あけび」にHPアドレスがあったので、早速アクセスしてみました。 昨夜、藤枝で「赤ひげ」を観ました。 前進座らしい、日本人の心に染みわたる舞台だったと思います。 中幕の使い方が絶妙で、舞台の転換も大変にスムーズだったと思います。 嵐圭史さんの存在感は、本当に大きいと思いました。 次回作が楽しみです。(たろ:HP掲示板) *いろいろな方法でたくさんの感想が集まりました。 20代・30代の会員さんの感想があれば最高だったのに…そんな気がしました。 《舞台装置についてQ&A》 Q.「素晴らしい舞台装置に感激し、驚きました。あれは一体どういうしくみなのですか。」というのがあり、できれば専門家の回答を頂きたいのですが、如何でしょうか。仲間内ではあれは紗幕を使ってとか、照明を工夫してとか、いろいろ話題になったのですが、誰も的確な説明が出来なくて、困っています。企業秘密に触れない程度に分かりやすい説明をお願いします。(H.K.S.) A.送信者:katou hayaki (加藤逸毅:前進座) 送信日:1999年12月13日22:27 件名: RE:投稿へのお礼と赤ひげの舞台についての質問 そんな、大袈裟なものでもないのですが…。紗幕を使って照明を工夫してということに尽きていると思うのです。 養生所の門を描いた幕が紗になっています。 さらに手術室と去定の部屋を兼ねる空間の前に紗が貼ってあります。 序幕では診察の様子や去定の部屋に明りを入れたり消したりして内部を見せています。 そのものは大した仕掛では無いのです。われわれは中には入っていて正面からは殆ど見たことが無いのですが、各地で芝居全体に特筆するものとして触れられるのは照明さんの工夫と演出家の使いかたの上手さなのでしょう。 来年はお休みですね。来世紀の例会で、もしくはどこかの劇場でご覧頂ければ幸です。いずれにせよ「八兵衛」の御蕎麦はしばらく御預けです。 明日は清水で静岡コースの千秋楽を迎えます。 *思い切って、劇団の方にメールを送ってみたら、解答をいただきました。感激! |