藤枝市民劇場 第173回例会 2001年12月17日
前進座 金木犀の花 圓朝と鉄舟 @時間が過ぎるのを忘れる程、引き込まれてしまいました。 (50代) A梅之助さんのお身体を心配していました。「心眼」は素晴らしかったです。席が前だったのでよく聞きとれました。最後まで演じてくださってごあいさつをいただき、うれしかったです。さぞ、お疲れだったことでしょう。 息子が素晴らしくなって最後に出てきましたが、鉄舟がどんな気持ちでどんなふうに息子を立ち直らせたのか、全然わかりませんでした。もう一場もうけ、鉄舟のその場面を入れたら、もっとよくわかり、納得できるのにと残念に思いました。梅之助さんを休ませるためにも、ぜひ必要だったのではないでしょうか。 「桃太郎」から「心眼」を演じるまで、鉄舟は圓朝のことをどう思ったのでしょうか? (50代) B私は車イスです。なので、なかなか来られませんが、ボランティアの小林さんのおかげで来れました。今後もよろしくお願いします。 (60代) C舌で語るのではなく、心で語ると通じる。内から湧き出るものでないと通じない。思い上がりは駄目だということわかりました。梅之助の一人芝居、夕飯食べてきたのにお腹が空いてきました。 名演技ありがとう。お大事になさって下さい。 (60代) Dあっしらみてえに世の中ついでに生きてるもんにとっちゃあ、ちゃんと生きてる人を見るってえと、やっぱり、すっかり感心してしまいますねえ。その何てえか・・その道を極めてる人てえ・・物が違うってえのかなあ・・あっしらの手の届かねえところで生きてるって感じがしますねえ。 あっしらが熊の野郎と喧嘩したって後に残るのは額のたんこぶぐれえのもんで、何にも残りゃあしねえ。なのによお、偉い人の喧嘩てえのは、ちゃんといいものを残すところが違うんですねえ。喧嘩を肥やしにまた大きくなるてえのが凡人には真似の出来ねえ所かなあ。 ところで、圓朝てえ人も鉄舟てえ人もそりゃあ立派な人物てえことはわかりますがね、あっしゃあ、今回の芝居でこの二人にも負けないくらい偉えと思ったのが、中村梅之助さんですよ。病み上がりだってえのに、あそこまでの力演、頭が下がりますなあ。落語を一席語り切ってしまう所なんざあ、もう「日本一!」て叫びたくなりましたよ。 梅之助さん、また藤枝に来て文字通り一芝居打って下さいよ。おねげえします。 * 2001年、いい余韻の中で幕を閉じることができました。 |