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〜感想文集〜

藤枝市民劇場 第229回例会 2011年4月22日



 劇団昴公演


          親の顔が見たい 


【新会員の声】

○お芝居はちょうど中学生と高校生の子をもっているので自分に置きかえてみることができ、とても心にひびきました。
 市民劇場の雰囲気もよかったです。実家の母に誘われて入会しました。生の舞台がこんな近くで見ることができてうれしかったです。(M・K)

○現代の大人の在り方を問われるテーマをコミカルに扱っている中で考えさせられるお芝居でした。
 市民劇場はお芝居が好きな人々の集まりだと感じられました。とても友好的でした。友達が入会していて誘っていただきました。十年以上前から知っていました。これからの芝居がとても楽しみになりました。(K・T)

○久しぶりの生の舞台を見て、かつ「いじめ」という現代的テーマを子供を描くのではなく親を描いたところが斬新でおもしろかった。
 市民劇場は家庭的でよいと思いました。入会のきっかけは4月中旬、地域活動の中で偶然知りました。若いころ静岡の労演には参加していましたので、藤枝にあるなら是非参加したいと思いました。入会して良かった。今後が楽しみです。私の友人で入会するかもしれない人が二人います。入会案内をいただけるとありがたい。(I・N)

○今回はテーマが重く、大切な問題だと思いますが、世の中がおかしな方向に、その上、大震災と暗い時代なので明るい兆しと笑いがあるお芝居が見たいと思いました。
 会員さんはまとまってる感じがしました。行けないからと代わりに誘っていただき前回初めて観て入会しました。今後が楽しみです。(I・E)

○芝居は楽しみました。(一部聞き取れないところあり)
 市民劇場の雰囲気は悪くない。会場が古い、トイレなど・・・友人の紹介で入会しました。(K夫妻)

【皆さんから寄せられた感想】

●これこそ新劇なんじゃないでしょうか。世の不条理と向き合う姿勢。それが新劇だと思います。残念なことに、こういういじめは珍しいことではありません。よく聞く話です。我々大人がそれを知らないこと、それが問題です。
 それから、こうしたいじめは、大人の社会の真似になっていること。(それが『親の顔が…』というタイトルの由来なのでしょうが)そこに気付かなければ。今の福島県民に対する差別は、典型例でしょう。
 昴、『アルジャーノン・・・』以来。待ちかねた! (三十代)

●おもしろかったです。人間の利己的な部分というものを、見せ付けられた気がします。でもそれだけではなく、それぞれ人にはいろんな事情があって、考えがあって動いているということを実感させられました。
 話としては主題が一貫しているだけあって分かりやすかったのですが、分かり難いところ(子供達の態度や背景)があったのですが、演技もすごく惹きつけられるものがあって、また見たいと思いました。ありがとうございました。(十代男性)

●高校生なのですが、高校の教師を軽く軽蔑しそうです。(笑)演劇部として参考にさせていただきます。(十代男性)

●学生の立場から見ると、やはり若い時というのは、命の大切さとか、事の重大さというものに鈍感になりがちだし、命というものが軽視されることが度々あると思います。その上で、自分もこういう現状がある事を心に留めたいと思いました。(十代男性)

●いじめの問題は昔から無くならない。自殺する子供も居るなかで、親のわがままが子供にそのまま反映する事が多い。そんな子供に育てた親達の反省事項でもある。子供は親の背中を見て育つ事を改めて感じさせられた。自分の教育が間違ってないか、反省させられた。今後とも続く題材だから皆で考えていくべきだと思う。(六十代男性)

●まさに現実。今親は何をしている。生きる事をもっと大切に、と思う。市民劇場の例会にふさわしいと思った。(六十代男性)

●演劇教室などで生徒や学生に見せたいと思った。

●内容が重たい感じであまり期待していなかったが、いい意味で予想を裏切り、テンポもよく大変おもしろかったです。(三十代)

●たとえ親は子供の幸せのためだと思ったとしても、間違っていることを間違っていると教えてもらえない子供は不幸だと思う。観た人の中に「親ってこういうものよね」と言い切ってしまう人が一人もいないことを祈る。(四十代)

●教育の問題、いじめに携帯が関連した裏サイト、親だけでは対応できない難問、社会が考えていく時代が来たと思うし、ゆっくり自分でも考えようと思う作品でした。(五十代女性)

●今までになく、重かった。私なら相手を許さない、許せない。子供には謝らせる。でも実際当事者になったら…わからないかも。でも親が子供に教えなくてはならないことは、ある!(四十代女性)

●左前の席がガラガラでもったいないと思った。(他団体六十代)

●重いテーマでした。今の現実かなと思いました。「生きていく」ことの難しさを突きつけられた気がします。(五十代)

●とてもよかったです。今の世の中の親御さんに物申したいことがいっぱいあり、このお芝居を観て反省してもらいたいと思いました。バアバより。(六十代女性)

●考えさせられました。(六十代)

●深く考えさせられるテーマでした。各々の立場が理解出来ました。(七十代女性)

●現代世相が十分にさらけ出されていて良かった。(七十代男性)

●内容は考えさせられる事で良かった。前から六番目でも声が聞こえなくて残念だった。(七十代)

●すごいテーマでした。まさにモンスター。(六十代女性)

●前から五列目全然聞こえません。お客さんに伝えることを忘れていませんか?(七十代)

●重いテーマでしたが、客席に現実を切り取り、考えさせてくれたところがすばらしかったです。(六十代女性)

●初めて観劇させていただきましたが、とても面白かったです。人間味が感じられたのが素晴しいと思いました。(十代女性)

●前から六番目なのに声が聞き取れなかったです。内容は良かった。(七十代)

●大きくて重いテーマ。いくつになっても人間磨きをしなくては。(七十代女性)

●たまんない劇でした。(七十代男性)

●ビデオで二回も見ましたが、生でこれほど感動するとは思いませんでした。圧倒的に感動そのものでした。親の顔だけでなく、子供たちの顔も見てみたいと言われている様で、考えさせられました。
 ラストシーンは観客から拍手が起こりませんでした。あまりに観ている人に突き付けられたものが大きすぎたからでしょうか、でも役者さんが再登場したときは我一番に大きな拍手を送りました。
 私には久し振りに印象が残った素晴しい芝居でした。この感動を冷めないうちに誰かに伝えなくてはと思います。(六十代男性)

●今の社会の歪みがそのまま子供達の心に鏡のように写されている。その現実を思い知らされたよい舞台でした。子供を守ることは親、すなわち自分を守るという大人の身勝手さを皆自覚しないと。震災を思い日本が変る時だと希望を持ちたいです。(六十代女性)


今回はアンケートや感想会で聞こえなかったという声がいつもより多くありました。「後ろだから」「端だから」というように通常聞こえづらそうな場所ではなく、ところどころ何箇所かそういう場所があったのでしょうか?
他団体にも確認してみましたがそういう声はなかったようで、藤枝だけのようです。たまたま今回の演出と藤枝市民会館の構造上の相性が悪かったのか? 不明です…
大きな地震もあったことですし、こういう不思議な現象が続くようでしたらきちんと調べる必要があると思うので、気づいたことがありましたら是非お知らせ下さい。(事務局)