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〜感想文集〜

藤枝市民劇場第246回例会 2014年6月9日



 劇団民藝 公演


             静かな落日 


【新会員の声】

★お芝居が始めてだったのでとても新鮮でした。自分にお芝居の内容の背景(松川事件とか…)が判らず勉強不足ででもとても良かったです。ナマで。
会員の皆さんの力で運営されているあたたかさを感じました。
友達に誘われて入会しました。
地元に居ながらにしてお芝居が観れる。嬉しいです。(たけのこ/W・S)

★父娘の確執の末「父が好きでした」と言う娘の本心からの声が印象的でした。樫山文枝さんの演技、父親役の声の張りに感激しました。
(会場は)温かい雰囲気で心地よかったです。皆さんで運営されているところが活発な感じに思われました。
(市民劇場は)かなり前から知っていました。夫婦で観劇する機会を持ちたいと思い入会しました。
まだ1回しか経験してないので何とも言えませんが、知人がかなり多くいらしてビックリ致しました。(チューリップ/M・Y)

★役者さんの技量がしっかりされていて年齢とともに変わる姿、心情を堪能させていただきました。
改装された木の香りのする市民会館で会員の方とも落ち着いた雰囲気で良かったです。
市民劇場は以前から存じ上げており勧誘していただいておりましたが、引っ越ししてこちらに住めるようになりましたので入会しました。
久しぶりに楽しくゆっくり観劇することができました。(マコ/H・H)

★とても良かったです。久しぶりに気持ちがすっきりし、遠くまではいけないのでこういう機会を大事にしたいと思いました。
雰囲気もすごくよく時間がたつのを忘れて芝居を楽しみました。
10年位前に職場の友達から市民劇場のことはききましたが、その時は親の看護などで自由になれなかったが、今やっと自分の時間がもてるようになったので入会しました。
目の前でこういうのが観られるのが本当にうれしかったでず。次が楽しみです。続けられるよう努力していきたいです。(みつだんご/I・Y)


★民藝の皆さんの演技に魅せられました。席を中央に移動するやり方は初めてだったのでびっくりしましたが、良かった。
市民劇場の存在は数十年前から知っていました。入会は友人の勧めです。
良質の演劇を生で観られてよい。しかし、会場の座席が良くない。長時間だと腰が痛くなってしまった。(海鳴/H・I H・I イニシャルが同じご夫妻から)


【皆さんから寄せられた感想】

●舞台がとても素晴らしく引き込まれていくのに…、咳ばらいがひどいです。ケータイと同じくエチケットだと思います。本当に残念でした。役者の方、どの方も本当に凄いと思いました。めちゃめちゃ勉強になりました。(三十代女性)

●冷房が寒かった。松川事件の本を読んでみたいと思いました。(五十代)

●内容的にも楽しめたと思います。(六十代女性)

●久しぶりに感動劇を観ることが出来ました。ありがとう。(七十代男性)

●重いテーマを通して、人間の生き様がよく描かれていました。(六十代男性)

●今回入会して初めて観せていただきました。とても良かったです。次も楽しみです。(六十代)

●樫山さん素敵でした。(六十代女性)

●前半いる?(三十代)

●とても面白いということがないのに、何故か目が離せませんでした。そして、終わってから、心を満たす何かがありました。(七十代男性)

●父を早く亡くした自分にとって、うらやましい父娘、よかったでず。(七十代女性)

●一幕が長い、長すぎる。私には主義も主張もありません。気の合う友人と芝居を観たいのです。誰でもかれでも誘ってまではしたくないのです。大人になって親が好きだって思ったことあったかな〜?(五十代女性)

●とてもよかった。忘れかけていた松川事件を思い出した。いまの社会情勢で、私達は何をすればよいのか、考えさせられた。(七十代女性)

●「松川事件」と今日をどう生かすのか難しいところです。とはいえ、樫山文枝はおはなはんのイメージをしっかり残して懐かしい思いでした。(六十代男性)

●広津和郎がこんな俗人だとは思いませんでした。悪人だと思っていたのである意味安心しました。袴田事件を重ねて観ていました。(七十代男性)

●このお芝居を通して真実をつらぬくことの大切さをひしひしと感じました。(六十代)

●久しぶりに「演劇を観た!」という感をもった。テーマ性のある演技はいいものだ。地味だけど素晴らしい劇だった。役者がうまい。目線の動かし方ひとつにも心を観せてくれる。(六十代女性)

●演技する方の気持ちが間近で感じられ、心の中にスット入って来ました。(七十代女性)

●三代に渡り同じ精神を貫く事は本当にすごいと思う。作家として何もしない精神もよく表現されていたと思う。松川事件の不合理をペンで戦う姿はやはり剣より強しですね。袴田事件と重ねてしまう所があって、当時の捜査とは自白と証言重視、後はそうだろうの思い込み。まだ無罪になってはいませんが、この事件にも広津家の様な人がいたら早く再審になっていたのではないかと思う。最後に「お父さんが好き」って今の娘達は言えるだろうか思ってしまいました。オヤジですね。(五十代男性)

●樫山さんの声が若々しくとても聞きやすかったです。(耳が悪いので)重いテーマですが時々笑いもあって肩に力が入りそうになると、なごんだ会話がありゆっくりと観れました。松川事件と共に広津さんのことをもっと知りたくなりました。(六十代)

●社会性を荷なった重い中味ながら静かな人生の落日をもとにした芝居!円熟にあふれた本物の芝居・役者を観た。松川事件への導入・核心が遅い。
(運営について)女子トイレ一階は男性用も女性用にまわし、男性用は二階にする。外に列を作っている女性を見て短い休憩時間に用をたせないと。こういう配慮の足りないと退会・休会する女性も出てくるかも?これでは楽しい観劇にはならない。(七十代男性)

●今回は六列二十番の最高の席で観ることができました。役者さんたちの表情も声もよく聞こえ大変良かったです。次の作品にたどり着くまでの作家の皆さんの生き様がとても面白かったです。松川事件を知って作家として何ができるのかと自問する和郎に、私自身は安部首相が進める「憲法解釈による集団的自衛権行使」にどう抗議するかを重ねてしまいました。私は前日行われた反対集会のポスターを我が家の門前に張り付けることにしました。樫山文枝さんの四十才、そして女学生時代の姿の演技の変化にさすが見事だなって感心し気持ちの良い眠りにつきました。(6:20さん)