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〜感想文集〜

藤枝市民劇場 第267回例会 2017年10月29日



 劇団東演 公演


          検察官


【新入会員の声】

★ 生のお芝居を何年かぶりに見る事ができ、役者さんの動きや、お腹まで響いてくる声は、今回入会して見る事ができた事への喜びに感動しました。出演者もたくさんいてとても良かったです。また、会員の皆様が忙しそうに役割を分担して動いているのを見まして、活発な会員さんが揃い、好印象を受けました。
 以前より市民劇場のことは知っておりましたが、手続きが億劫でした。今回誘っていただき、感謝しています。
 次回の作品も楽しみにしております。会費の安いのも驚きましたが、皆様が作り上げていく市民劇場だからこそできるのだと思いました。
 今後も宜しくお願いいたします。 (アメジストセージ/M・S)

★良かった〜〜。身につまされながら笑ったり!!知人の紹介で入会しましたが、入会してよかったです。次回も楽しみです!! (CAN/N・Y) 

★素晴らしかった。狭い舞台から乗り出すように演じる迫力は、前から二列目だから、すごかった。
 市民劇場の雰囲気は大変良いと思った。若い人たちがもっと参加してほしいですね。ただ、ケータイの電源を切ろうと言っても、切らない人がいるのは残念。知り合いから誘われて入会したのだが、忙しいので、どれくらい観られるか心配。(花みずき/M・O)


【皆さんから寄せられた感想】

● 男が女と追いかけっこするシーンが全部好きでした。人の快楽を詰め込んだような劇で、とても楽しめました!すごく面白かったです!(10代女性)

● フレスタコフがかっこいいのなんの。ロシアの話で、実際、そちらの言葉で話すのに感動しました。とてもきらびやかで、とても楽しい、ずっと身を乗り出して観ていました。また観たいです。ありがとうございました!(10代女性)

● コミカルで、最初から最後まで楽しかったです。若旦那、格好良すぎます!!!素敵!!劇中にかかった曲も、吹奏楽基調で好きでした。(10代女性)

● 『ハムレット』以来の集団で走り回る演技は健在。ちょっと懐かしい。蜂の巣をつついたような大騒ぎを表現しているわけだから、『ハムレット』より『検察官』の方が合ってる。途中で「まだやるのかよ」と、食傷したが、街の人は無理に盛り上げようとしてるわけだから、そう感じるのは当然で、むしろそれも計算のうちか。ベリャコービッチ演出、底知れない。
 市長一家を除いた街の人は、教育長なら教育長、病院長なら病院長と、ちゃんと個性があるのに、集団に入るとすっかり埋没してしまって、全くの無個性になってしまう。まるで日本人だ。そんな中、異彩を放っていたのはロシア人たち。彼らは何をやっても集団に埋没しない。日本人が食材で、ロシア入がスパイスだ。
 忖度っていうのか、こういう話は日本にもあるよなと思ってたら、トランプ訪日がまさにそのもので驚いた。権力者に取り入れば内政も外交も経済も思いのままと、欲望を顕にする総理。その浅ましさを、ゴーゴリ戯曲はまるで予言していたかのようだ。ゴーゴリとベリャコービッチ、二つの大きな掌の上で転がされているようだった。
 ロシア人たちは、こうやって各地の鑑賞会を回って芝居することをどう思っているのかなと考えていたところ、ベリャコービッチが生前、「鑑賞会は日本演劇の宝」と言っていたと知った。ここまで評価してくれてたのかと、嬉しかったし、その宝を守る、いや、もっと輝かせる責任も感じる。(フニート)

● どうもよく分からなかった。ちょっと空回りしている感じだった。(60代男性)

● 今までで一番楽しかった。こんな明るく楽しい出し物を、またやってもらいたい。(60代女性)

● 笑いながらも、とても考えさせられる内容でした。大勢のステージ、すばらしかったです!(60代女性)

● どの役者さんもすばらしい!熱演!眼力まで演じてました。台風の中、来てよかった!(60代女性)

● すご〜く面白かった。軽妙な音楽が耳から離れない。(60代女性)

● 見栄を張って嘘に嘘を重ねる。人間の愚かしさ、可愛さなど、面白く観られた(イタイ所もあるが)。(60代女性)

● ロシアを舞台にした劇は初めてです。(60代女性)

● 大人数だったので、舞台の奥行きがもう少しあると、もっと演じやすかったのではと感じました。面白かったです。会話がとても多かったです。(60代女性)

● ハムレットの時のような期待感があったので、少しいまいちでしたが、階段のセットだけで、二時間半の舞台があっという間に過ぎてしまったのは、演出のベリャコーヴィッチだからだったのでしょうネ。検察官のニセモノのフレスタコフ役の南保さんが踊りと走り回るのとセリフで、観ている方も疲れてしまいましたが、次を期待される役者として、次回の作品が楽しみです。東演のお芝居は二回目ですが、是非例会作品としてまた観たいと思いました。(60代女性)

● 奥様がかわいかった。女装の彼がかわいかった。緑のドレスの人の踊りが気になった(笑)。(60代)

● 前列なので迫力がありました。でも、アラも見え、舞台が狭くて踊りにくそうですし、ステップもそろっていないなとか、内容よりそちらに気を取られました。でも、楽しかった。(60代)

● 舞台が狭いので、演じる人たちは大変だろう。でもその分、迫力満点で、楽しませてもらいました。良かったです。(60代)

● 体調がすぐれなかったので、少々ドタバタしていたのが疲れた。(60代)

● エネルギッシュで圧倒された。終了後の皆様の笑顔、すばらしかった。(60代)

● ドタバタ劇のようで、ウソとまことが交差し、とてもよかった!(60代)

● いささか舞台が狭すぎて気の毒な感じがした。併せて、台風の影響でお客さんが少なく、これも気の毒だった。ハムレットの時は全く日本語を使えなかった(使わなかった?)外国人の役者さん、今日は日本語を……。新鮮味がなくなったかも。ハムレットの時の方が、ロシア語を話していても芝居として全く違和感がなかった……のはなぜか。人間のいやらしさを見事なほどに示しながら、それが単純で可愛らしくも見えるよう描いているのは流石。面白い。既存の価値あるものがいかに空しいものか。目を覆っているものを取り払い、外からの視点で世の中を見直してみると、色々な世界が見えるであろうと思った。何か起こると必ず犯人を仕立てねば許さない、現代の病根にも触れていた。すごい芝居だ。(70代女性)

● 六十年前、高校(女子校)演劇部で上演。ドヴチンスキーの役をしました。懐かしさでいっぱいです。六十年の日々を感じました。(70代女性)

● 主人公に、もう少し育ちの良さを感じさせる品格がほしかった。全体に、エネルギッシュで圧倒された。近くの席では、音の大きさが少し苦痛に感じられるかも。ストーリーは現在にも通じる状況で、いつの時代も人は変わらないものだと思った。(70代女性)

● 楽しかった。(70代)

● 思っていたイメージと全然違った。(80代女性)

● 本当に、本当にありがとう。エネルギーの莫大さを貰いました。(80代女性)

● 楽しくてとてもよかった。(80代)

● この芝居にはまともな人間がひとりもいない。だからこそ、観ていて「愚かだな」と感じる度、観客の心に正義が芽生えていくように思った。芝居に教えられたというよりも、ゴーゴリとベリャコーヴィッチに導かれた感じがしました。刺激的な一夜でした。2013年の例会「ハムレット」ですっかり演出家ベリャコーヴィッチの世界に魅了されたものとして、お亡くなりになったと聞いてもう新作を観ることはできないのかと本当に残念です。(合掌) (50代女性)