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〜感想文集〜

藤枝市民劇場 第270回例会 2018年5月20日



 東京芸術座 公演


            蟹 工 船


【新入会員の声】

★  友人から誘われて入会した。観劇の感想としては、大変つまらなかった。演出がダメなのでは?退屈。現代的視点の無さ(ジェンダー視点皆無、人権意識低い)。小林多喜二の小説をそのままなぞっただけでは、芝居にする意味がないし、二〇一八年に上演する意味はないのでは?これは一例だが、昔は、女性がセクハラされても適当にかわすだけだったかもですが、今の演出だったら、セクハラされて、女性が反撃するとしないと、ちゃらちゃらしているだけで、見ていて気分が悪い。セクハラヘの批判の視点をしっかり入れてほしい。今の時代の視点を入れる。観ていて嫌になった


【皆さんから寄せられた感想】

●ただただ圧倒されました。この舞台を観るのをずっと楽しみにしていたので、今日観られて良かったです。漁夫の人たちの団結が、観ていてかっこよく、わくわくしました。(10代女性)

●大人数でやっていて、皆が皆、いつも個性が出る動きをしていたのにもかかわらず、どこを観たらいいのかしっかり分かって、面白かったです。皆さん、声がとても魅力的でした……!(10代)

●カニコーは今の労働環境にも通じていました。政府の働き方改革、名前倒れの改革にならないように!!企業は絶対抜け道を考えるだろう!おっかなびっくりでも訴え続けていくこと。団結することと、もう一つ、ソーラン節に力強さを感じ、悲しくなるほどの労働……。セットがこれでもう作られることはないと聞きました。私たちは立派な船を作りたいですね!(ブラック企業社員)(50代男性)

●元北海道民なので、北海道弁が懐かしかった。さらに東北弁や関西弁もあって、労働者の出自、性格、扮装がみんな違う。役作りに膨大な手間を掛けているのがわかる。
 最後のソーラン節。こんな歌が聴きたい、こんな歌はないものかと求めていた正にそれだった。戦い続ける意思、団結の意志、力強く、切実で、連行される仲間を安心させたいという優しさも含む。荘厳とも言える。
 プロテストソングなんか知らない労働者も、ソーラン節なら歌える。じやあこれにしよう。このことが象徴するように、立場や主義主張の違いを留保して団結しよう。これが最大の成果。まだ戦いはこれからだけど。この姿勢を見習いたい。
 ちょうど今、定額働かせ放題という、鬼浅も裸足で逃げ出す法律が作られようとしている。分断されたままでは太刀打ち出来ない。同じことが我々鑑賞会にも言える。演劇離れという強大な敵に立ち向かうために必要なのは団結で、些細な違いにこだわるようなことではないはずだ。(フニート)

●汗臭い、力のある、迫力のある舞台でした。良かった。ブラック企業だね。(50代女性)

●ソーラン節、とってもハクリョクがありました。(50代女性)

●なんてすごい舞台なのでしょう!!芸術性、メッセージ性、役者魂、全てに圧倒されました。目線一つで市民会館の狭い空間が大海原に変わり、背景と役者が動くことで舞台が船になる。これぞ舞台芸術の最高傑作です。最後のソーラン節は涙が出ました。辛い話だけど元気になりました。素晴らしかった!!(50代)

●理不尽なことへの抵抗の一つを見ました。団結の必要性を感じました。(60代男性)

●空調をしっかり。とても寒かったです。(60代女性)

●迫力があって良かった。船にほんとに乗っている感じだった。(60代女性)

●全員が一体化した船上の体の動きや波しぶきのリアルさに感動しました。今の時代も生活は決して楽ではありませんが、社会に立ち向かう行動の一人一人の考え方が、今の労働組合の基礎になっていると感じました。すばらしい作品でした。フィナーレで全員で歌ったソーラン節が、心に染み通りました。(60代女性)

●迫力満点で、大変よかった。ソーラン節もステキでした。(60代女性)

●台詞は少し聞き取りにくかったけれど、大勢の労働者の熱気・迫力が伝わってきました。北朝鮮の人々(漁師)を、なぜか連想しました。(60代女性)

●声を張りすぎて、セリフが聞き取れなかった。寒すぎて、劇が身に入らなかった。(60代女性)

●すごい迫力でした。心に響くソーラン節でした。時々分かりにくい、聞き取れないセリフがありました。(私だけでしょうか?)(60代)

●大変力のこもった演技でした。よかったです。(60代)

●宮崎さんの熱心な語りを以前聞いて、興味深く観ました。(60代)

●何を言っているのか解らないことが多かった気がします。でもとても良かった。(70代男性)

●後方の席だったが。一幕目のセリフは全然わからなかった。怒鳴り声だけで、セリフの内容は何も聞き取れなかった。これは自分だけか。(70代男性)

●ものすごい迫力に圧倒された二時間四十分でした。とてもスケールの大きい舞台で、市民劇場では珍しいプログラムだったのでは?個人的人生や男女の愛憎がチラツク舞台劇で、それらが一切なしの男くさい流れが、とても新鮮で面白かった。劇団員の多さにも少々オドロキでした。(70代男性)

●すさまじい流れの劇でした。ただ、終わり方があまりにも悲惨で、怒りの感情を処理できぬまま、帰路につきました。(70代男性)

●見る前は、今なぜ「蟹工船」なのか、疑問(懐疑的)だったが、見終わった後の感想は、こんな時代だからこそ必要な芝居なのだと思った。出演者が多いのに先ず驚いたが、群像劇とする演出の意図は十分に伝わった。また、舞台が素晴らしく、大時化で波が上下する舞台バックの映像があまりにリアルで、実際に船酔いを起こしそうだった。船が揺れていることを表す演出で、出演者が同時に揺れる場面はユーモラスで、同時に芝居作りの気迫をも感じた。所謂、労働争議は殆ど起こらない時代となってしまったが、今、その種(環境)が全くなくなってしまったわけではないことを思い出した。舞台づくりの巧さ、出演者の熱気あふれる演技に感銘を受けた。(70代男性)

●国は国民を守らない!仲間は宝!力のある、力を貰える時間であった。ありがとう。(70代女性)

●お芝居はよかったです。空調が臭いが気になります!!加齢臭or口臭、一人一人が気をつけたいものです。(70代女性)

●重い劇でしたが、息をのむ感じで、感動しました。どんな時代でも、労働者の思い、要求はあります。感動しました。(70代女性)

●ドナルだけで、何を言っているのか聞き取れない。ダメ。(70代)

●大変よかった!!今、この芝居ができるのは、この劇団のみ!!(70代)

●今、この演目で芝居をしてくれたこと、ありがとうという気持ち。自分の意見をもっていたい。今のメチャクチヤな政治にNOと。(70代)

●迫力満点!また観たい。(70代)

●ビーズの波とソーラン節、すばらしかった。(70代)

●大勢の熱演で、大変よかった。会場のクーラーが効きすぎて寒い。調整しないと、これから夏場に身を悪くする。(80
代男性)

●大掛かりな舞台、多い出演者、熱気が伝わってきます。出血サービスのようなステージでした。(80代男性)

●すごい舞台装置とハクリョクに圧倒されました。藤枝でこんな芝居が観られるなんて、すばらしい!(80代女性)

●カニ工船の力強さを、本当にありがとう。自然に涙があふれ出ました。今の日本をしっかり見つめて、行動する勇気が湧いてきました。本当にありがとう。
(80代女性)

●迫力ある男優人に感服した。(80代)