地方議会の役割
  【地方議会議員】
  地方公共団体では、原則として議会を置くものとされ、
  その議会は当該地方公共団体の住民の公選した議員で構成される。
   議員は、議会を組織し、その議決に加わる資格を有する者。
  地方議会とは、地方における議決機関である。
地方自治法による地方公共団体の議決機関は地方議会。対する執行機関は首長(市町村長、都道府県知事)。ただし行政委員会も両方の機関から独立する機関として存在。よく地方議会を立法機関と表現されがちだが、厳密には法を制定しない(条例は法令、政令よりも法的拘束力は弱い)行政機関、または行政機関の一機関である。
法律を作るのが国会議員の仕事、条例を作るのが県会議員の仕事です。予算や決算を決め、工事等の契約や和解の議決、教育委員や公安委員、副知事等の人事の同意など、県議の仕事は多岐にわたる。
    定例議会が年4回(1回が20日〜30日位)
  その他に常任委員会があります。
@ 住民のニーズをふまえた地域づくりのためのビジョンの策定。
(地域住民との対話が重要)
A 策定されたビジョンを分かりやすく具体化する。
(ソフト&ハード)
B 具体化されたビジョンを実現手法を提示する。
(地域住民の自力執行と行政支援に分ける)
C 住民への行政支援を議会で調整し決議する。
(政治家としてのモラルと判断力が必要)
D 条例執行と監視。
(住民の監視役としての情報公開と意見徴収)
E 国の行政支援が必要なものについては国会議員へ要求する。
(国の支援制度の研究と活用)

県議会議員は、県民、市民にとって必要な行政サービスの提供や安全で安心な社会構築、住民が仲良く暮らせるような環境づくり、それらを実現するための条例を議決し、実行させる役割を担って、選ばれる存在です。


・・・ですから

*県民の安全安心のためのビジョン、方向性を示す。
*行政サービスについての説明責任、実態報告が必要です。
*行政がになっている仕事の内容を知らせる義務があります。
*税金の使われ方をチェックし、検証した結果の報告が必要です。
*住民の意見を聞き、アイデアを取り入れる制度の確立が必要です。


【執行機関


 首長(都道府県知事)


補助機関

・副知事 ― 首長(知事)部局

・出納長 ― 出納局


地方公営企業

・県営水道、企業庁、交通局など


行政委員会

・教育委員会 ― 事務局(教育庁) ― 高等学校、盲学校・聾学校
                 ・養護学校、図書館、博物館等

・公安委員会 ― 警察本部 ― 警察署、交番、駐在所等

・選挙管理委員会 ― 事務局

・監査委員 ― 事務局

・人事委員会 ― 事務局

・労働委員会 ― 事務局

・収用委員会 ― 事務局

・海区漁業調整委員会 ― 事務局

・内水面漁場管理委員会 ― 事務局


【議決機関】

  • 地方議会 ― 事務局


【都道府県に納める税】

  • 都道府県民税
  • 事業税
  • 自動車税
  • 自動車取得税
  • 地方消費税
  • 不動産取得税
  • 軽油引取税
  • 都道府県たばこ税
  • ゴルフ場利用税
  • 鉱区税
  • 狩猟税