有限会社 小松園ファーム
              清水吉原梅島地区
私のお店(有)小松園が指定する茶園は今年も順調に収穫に
入ります。清水インターチェンジから北方面に車を走らせること
15分、細い山道を抜けた所に広大な茶園は突然開けます。
栽培面積は4町2反歩。畦の長さは120mです。
(1歩が約1坪、1反は300歩、1町は10反です。その広さは
なんと12,600坪です。)

指定茶園「小松園ファーム」の<伝統栽培育成茶>は昔から伝えられている
農法にこだわって丁寧に育てられています。
最近の色重視・苦味を極力軽減しようとする作り方ではなく、あえて色よりも
本来持つべき奥深い味・そして新鮮な香りをなるべく損なわないように肥料
から土壌にいたるまで細心の注意をはらっています。
反面、理想は人による丁寧な手摘みである事は充分承知した上で、茶刈り
作業を機械化する事で、広大な茶園を人による手摘みにした場合のかかる
コストの削減と生葉の移動時間つまり茶摘みから製茶工場まで運ぶ時間の
大幅な短縮へと成果をだしています。
(時間がかかる程、お茶の新鮮さは失われます。)
また清潔な茶葉運搬専用トラックの購入と積み降ろしの為の改良など、常に
茶作りに対する新しい挑戦の姿勢はとどまる事がありません。
この乗用茶刈機は茶株を刈る際にその高さをミリ単位で調整できる事から、
手摘みとあまり変わる事がないほど、新芽を丁寧に刈ることができます。
是非、有機質の肥料をたっぷり使用して育成された新茶を召し上がってみ
てください。小松園の「こだわり」が実感できます。

小松園ファーム茶園風景
乗用型の機会でお茶刈り作業です。一度に300kgの生葉を刈ることができます!
本人曰く、“まだ気持ち早い気もするが、明日の雨天を考えて今日刈ってみます”
新芽にたっぷりと太陽の光を浴びせ、力強くまっすぐと成長していく様子がよくわかります。
乗用茶刈機が通った後の手前の畦と右隣の刈る前の畦の変化がわかりますか?
ミリ単位で調整できるこの機械は本当にすごいです。
とても手先の器用な園主はオリジナルで1.5トントラックを改良。
荷台を鉄板で囲み床面をベルトコンベアーにする事でスムーズな茶葉の積み降ろしを可能に
しました。※ちなみにこの日、私は新茶のてんぷらを“これでもか?”と言う程食べました!

平成21年度の茶園風景
4月23日の様子。
まだ少し芽が薄いようですね…
見てください。この元気な子供たち…?
そう、園主にとってはお茶は“こども”以外の何者でもないのです!

それにしても、何時きてもこの広大な茶園に来ると<こころ>が洗われると言うか、落ち着いて爽やかな気持ちになります。

私の茶園は北に富士山、南に駿河湾を臨む清水吉原の海抜250m
程の山中にあり、朝霧が立ち込め昼夜の温度差も大きく良質の茶
を作りだす絶好の自然条件を満たしております。
最新鋭の乗用型茶刈機の導入により、広大な茶園から生まれる茶
葉も短時間の間に製茶され、みずみずしさを保ったまま風味豊かな
旨味とコクある純粋な清水のお茶を仕上げます。
         (有)小松園ファーム 代表取締役 牧田友明
                                 (一番右側)

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