1月1日 ズム・シティ
新年あけてすぐに参謀本部から命令書が届く。
なになに・・・・一個小隊を率いて前線で任務に従事しろとある。
まあ、もともと希望してた話だから異存はないが。
さて、部下の顔でも拝んでおくか。
旗艦のムサイ級軽巡洋艦「ガルメル」のMSデッキに向かう事にする。
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クラーク:「君達、なぜヘルメットのバイザーを上げない?」
兵士:「少尉、われわれの顔はシステムの関係上、見えないんです」
・・・・・・顔が見えないパイロットでは少々不安が残るなあ。
なになに、顔のあるパイロットは戦果を上げて補給してもらうと?うーむジオンも人材難なのかのう?
さてさて、出撃である。
1月某日(上旬) オデッサ
パイロットは顔なしはとっとと後方へ送還。とりあえず4名のパイロットを確保した。
ガット・ギャイン
担当:フォワード
乗機:MS−06S
若いがなかなかの腕前を持つパイロット。教導隊出身。
敵の攻撃に対する回避に注目できるところがあったのでフォワードに充当
ダニエル・マロイ
担当:フォワード
乗機:MS−06J
飄々とした男。元々は陸軍でヘリのパイロットをやっていたらしい。
しかしながら格闘に非凡な才能をみせ、回避もなかなかの腕前のためフォワードとした。
マイク・キルゴア
担当:バックス
乗機:MS−06F
射撃戦がとくいな元砲兵のパイロット。回避は苦手だが、射撃の腕前は一級品である。
サンディ・リン
担当:バックス
乗機:MS−06C
元整備隊所属。どうもパイロットが不足がちなので整備班から引き抜いてきた。
まあ、こんな面々である。ジオン軍、連邦軍ともにウエーブの進出が目覚しいが、わが隊のパイロットにも1名の配属がされた。
どうも、女性兵士が多いのは艦長の裁量に任されているせいらしい。
マスケイ少佐の「ジオン・エンジェル隊」というチームに加入。
加入後に名前に気づき大きく動揺した。少佐ぁ、エンジェル隊って・・・・案の定少佐の隊は女性兵士ばかりの隊であった。
チームに入ったおかげで補給物資の支援を受け、MS−06Sを入手した。
1月某日(上旬) エルサレム
ジオン・アフリカ軍団のケープタウン占領作戦が事実上失敗した。なんとダカールすら到達できなかったのである。
クラーク:「ライカー副官、連邦軍のMS開発スピードが速すぎやせんかね?開戦当初から敵の量産型があるのでは・・・・」
ライカー:「クラーク少尉、開戦当初の連邦軍にMSがないと連邦の兵士を志望する人間がいなくなるからです」
クラーク:「世知辛い世の中だなぁ」
そういったわけで、撤退戦に相成ったのである。
1月某日(上旬) エルサレム
クラーク:「おい、部隊は敗色濃厚だぞ。」
ライカー:「囲まれてしまいましたからねぇ。一巻のおわりですかねぇ」
ガイア:「だいじょうぶか!?」
クラーク:「おお、黒い三連星!!」
ガイア:「援護する! マッシュ!オルテガ!続けぇ!!」
・・・・・・・
クラーク:「たすかったなぁ」
ライカー:「まったく。いやー地獄に仏でした」
サンディ:「また敵です!!」
クラーク:「またー!?」
ライカー:「また囲まれてますが・・・・」
クラーク:「こうなりゃ・・・」
ライカー:「どうします?」
クラーク:「祈ろう!!」
ライカー:「は!?」
クラーク:「ここはエルサレムだし!! おお神よ!救いたまえ!!」
ガイア:「大丈夫か!! ってまたお前達か!?」
クラーク:「神様、仏様、黒い三連星様!!」
ガイア:「・・・・・援護する。」
・・・・・・・・・
黒い三連星に2度も助けられるとは。ありがたい限りであった。
1月某日(中旬) モスクワ
ライカー:「クラーク少尉、敵のオデッサ作戦がはじまったそうです!!」
クラーク:「あー。ライカー君、いきなり始まったばっかりの敵の作戦名がわかるって言うのはどういうことだい?
それに『オデッサ作戦』で、なぜ作戦目標がノボルビシスクなんだね?」
ライカー:「さあ?」
さて、連邦軍の一大反抗作戦の開始である。史実では一年戦争最大の激戦で、連邦とジオンの勝敗の分かれ目になった戦いなのだが・・・
クラーク:「ライカー副官、この世界は1年戦争を3ヶ月で再現するから開戦20日たった今は本来なら・・・」
ライカー:「3月下旬といったとこでしょうか?」
クラーク:「うむ。少々早いような気がするんだが。本来ならもっとあとで・・・・」
ライカー:「少尉、そういう世界なんです。」
クラーク:「そうなの?」
ライカー:「そうなのです」
このぶんで行くと、3月末にはどうなってるのであろうか?まさかティターンズとか出てくるんじゃないかと心配する限りである・・
一月某日 オデッサ
クラーク:「おう、我が軍の識別信号と・・・・・MA?」
ライカー:「アプサラス2です。パイロットはアイナ・サハリン」
クラーク:「階級は?」
ライカー:「・・・・・・・民間人!?」
クラーク:「いいのか・・・?あれ、軍機じゃねぇのか?」
・・・・・・・・
アイナ :「援護、感謝いたします。では。」
クラーク:「いい娘だねぇ・・・・」
ライカー:「少尉、軍機ですよ、軍機!!」
1月9日 オデッサ
クラーク:「負けてるねぇ。わが軍は・・・、ライカー君」
ライカー:「負けてますねぇ。少尉。」
どんどん撤退していまやオデッサを残すのみである。とっととマ・クベ指令は宇宙に逃げ出したようである。
クラーク:「陸戦ガンダムと、ガンキャノンがどうにも強いな。」
ライカー:「はい、損耗率が7割超えてますから。ザクではどうにも。」
この世界、パイロットが死なないだけましであろうか?
サンディ:「少尉!!、新型MSドムの取得申請がしたいです!!」
クラーク:「うむ、サンディ軍曹。新型のドムは1/17に発売予定だ。」
サンディ:「発売・・・?」
クラーク:「いや!!、ロールアウトの予定だ!! 17日にはわが隊にも支給されるであろう」
サンディ:「まだ1週間くらいありますけど・・・・」
それまで持つのか?ジオン軍!!
1月13日 宇宙6
クラーク:「もたなかった・・・・・・」
ライカー:「少尉、ついにオデッサも落ちました。ジオン軍は地上での橋頭堡を失ったんです。(泣)」
クラーク:「甘い!!HLVでオデッサを脱出した我が軍は電撃的にそのまま北米へ降下。戦闘を継続中なのだ!!」
ライカー:「でもここは宇宙ですが・・・・」
クラーク:「うむ・・・」
ライカー:「MSデッキにはMS−06J、MS−06D、MS−07Bがありましたけど・・・・・」
クラーク:「うむ・・・」
ライカー:「今言ったMS、全部宇宙で使えませんが・・・・・」
クラーク:「うむ・・・急いで降下しよ。(泣)」
我々は半日くらいサンディの乗るMS−06Sだけで戦っていたのだ。負けるわけである。
1月17日 ニューヤーク
ドム、ついにロールアウト!!
クラーク:「ドムの搬入は出来たか?」
ライカー:「少尉・・・ドムを2機申請したのはいいんですが・・・・」
クラーク:「そうだろ!!、ありったけの補給ポイントつかったからな!」
ライカー:「ドム以外のMSの積載はどうします?」
クラーク」「なにぃ!?」
説明しなければなるまい。このゲーム、レベルごとに積載ポイントというのが決まっており、
その範囲でないとMS隊を編成できないのだ。
現在の限界積載ポイントは56点.ドムの積載ポイントは16点で、2機積むとのこりは14点。
したがってわれわれのファットアンクルに積めるMSは限られてしまうのである。
クラーク:「仕方がないだろ、グフは積めないな。指揮ザクも無理。」
ライカー:「階級が上ならもう少しいいMSでそろえられるのに・・・」
・・・・・・
結果はこうなった。
フロント:
MS−09:ガット・ギャイン MS−09:ダニエル・マロイ
バックス:
MS−06J:サンディ・リン MS−06C:マイク・キルゴア
・・・・・・
クラーク:「MS−06C返却しなくて良かったなぁ」
ライカー:「まったく」
サンディ:「ドムの申請書出したの私なのに・・・・・」
1月21日 ニューヤーク
クラーク:「おい、味方の識別信号だぞ、だれだ?」
ライカー:「えーと・・・・・、ギニアス・サハリン少将です」
ギニアス:「我が隊のMAを援護したまえ、少尉」
クラーク:「了解であります!! 少将閣下!」
・・・・・・
クラーク:「しかし、ライカー君、あのMAは何とかならんのか?」
ライカー:「といいますと?」
クラーク:「あの大きさにもなって、なぜザクの頭がついてるんだ?、センサーヘッドであればもっと他にもあるだろ?」
説明しておこう。ギニアス・サハリン少将 発案・設計のMAアプサラスシリーズは高出力メガ粒子砲を装備し、ミノフスキークラフトで飛行。
連邦軍ジャブロー基地の大気圏上層から直接攻撃するという仰天兵器なのだ。だがなぜがその中央にはザクの頭部がついているのである。
ライカー:「少将の設計ですから・・・・。私にはわかりかねますが・・・」
ギニアス:「援護、ご苦労であった。」
クラーク:「は!光栄であります!!」
ギニアス:「ところで、私のアプサラス3をどう思う?」
クラーク:「素晴らしいMAだと思います!」
ギニアス:「そうだろう、このザクの頭が・・・クックックック・・・・・ゲホゲホ」
・・・・・・・・
クラーク:「キ○ガイだったな・・・・・(恐)」
ライカー」「そうですね・・・・・・・・(怖)」
この日、連邦のサイド5侵攻作戦が時間切れで失敗に終わった。
1月22日 ニューヤーク
レベルが上がったため、指揮ザクとグフをフォワードにセットし、バックスの装備をドムに変更した。
クラーク:「見ろ!! ライカー君、マ・クベの野郎、死んだらしいぞ!!」
ライカー:「野郎って・・・上官ですよ。」
我々は、先のオデッサで他の将兵を見捨ててさっさと宇宙へ撤退したマ・クベ大佐に対してかなり反感を持っていたのだ。
ちなみに、マ・クベ大佐はサイド5のテキサスコロニーで木馬(ホワイトベース)と交戦、戦死したとのことであった。
クラーク:「しかし、木馬は強いな・・・ 前にあったときもガンダム1機にボコられたからなぁ」
ライカー:「今までで、NPCキャラには勝ててませんよ。」
クラーク:「ガルマ大佐の仇討ち部隊になった人もいたみたいが・・・・・。勝てなかったんだろうなぁ」
ライカー:「そのせいか、こっちの世界ではランバ・ラル大尉、戦死してませんよ」
クラーク:「そういえば、この前勲章を貰ってたな」
ライカー:「少尉も従軍記章貰ってましたね」
クラーク:「従軍記章は、誰でももらえるもんだろ。十字勲章くらいほしいもんだ」
ライカー:「じゃあ、木馬倒さないと」
クラーク:「くっ・・・・・(泣)」
ライカー:「あ、このまえお会いしたギニアス少将も戦死なされたそうです。」
クラーク:「まぁ、戦死が先か、病院が先かって感じだったからなぁ」
ライカー:「(苦笑)アプサラス開発計画は凍結だそうです。 あれをたくさん作っても面白かったような・・・」
クラーク:「我が軍を『面白軍隊』にでもするつもりかね。ライカー君(苦笑)」
北米でのジオンの動きはまだ地味である。
1月23日 ベルリン
クラーク:「ライカー君、なぜ我々はベルリンにいる?」
ライカー:「さあ?」
説明しておこう。昨日まで北米にいた我々であったが、今日、なぜかベルリンに移動していた。
これは、参謀本部がユーラシア大陸奪回作戦を発動したためで、あっさりと北米は放棄されてしまったのである。
クラーク:「グラナダからマスドライバー攻撃とは思い切った作戦に出たなぁ」
ライカー:「そうですねぇ。たぶん発案はキシリア様でしょうねぇ。グラナダはキシリア様の管轄ですから」
クラーク:「ところで、今日は体調不良なので、オデッサに移動。で、寝る。以上。」
1月24日 オデッサ
クラーク:「この作戦、実は目標はオデッサではなくてモスクワだったのだな」
ライカー:「そうですね。ユーラシア大陸占領作戦ですから」
クラーク:「モスクワに向かって進軍というとあんまり良いイメージないなぁ」
ライカー:「WW2ですね。」
クラーク:「うむ。今回も時間制限あるだろうしなぁ。 モスクワまでたどり着けるかなぁ?」
何はともあれモスクワに向けて進軍は開始されたのである。
1月26日 モスクワ
モスクワを落とすとユーラシア大陸が占領できた事になるかどうかはともかく、ジオン軍には時間が無かったのである。
クラーク:「モスクワエリアには到着できたが・・・・・・」
ライカー:「参謀本部からは、早くモスクワを落とせと各部隊に矢のような催促ですよ」
クラーク:「こればっかりはなぁ。 敵さんも必死だし、どうも一般NPC部隊のレベルに我が部隊は付いていけてないしなぁ」
ライカー:「・・・・・艦長のレベルもさることながら、パイロットのレベルもかなりの開きがありますねぇ」
クラーク:「始まって1ヶ月くらいだから、艦長のレベルはやっと14レベルまで上がったが・・・」
ライカー:「終わるころには22レベルくらいでしょうかね。」
クラーク:「まあ、レベルが上がった際の必要経験値上昇を考えると、20にも満たないと見たな」
ライカー:「大尉にもなれないという事ですか?」
クラーク:「残念だがそのとおりだろうな、階級が上がらないと新しいMSが出ても積めないしなぁ」
ライカー:「まあ、今から未来のことを考えても仕方がないですからがんばりましょう」
1月27日 モスクワ
クラーク:「バルバロッサ作戦は失敗に終わりそうだな。」
ライカー:「いや、バルバロッサ作戦でなくて・・・・・」
クラーク:「だいたい将兵がすでに宇宙行きの算段してるしなぁ」
ライカー:「最後まであきらめてはいけませんよねぇ」
クラーク:「いまさら宇宙用の部隊を編成するのも補給ポイントの無駄使いだしなあ」
ライカー:「そうでなくて・・・・(泣)」
残すはあと1日。ナポレオンもヒトラーも成し遂げられなかったモスクワ入城を達成できるか!?
1月28日 オデッサ
クラーク:「だからぁ。 無理だって。」
ライカー:「惜しかったんですけどねぇ。」
作戦終了であった。惜しくもジオン軍は初期作戦目標を達成できなかったのである。
クラーク:「いまみたら昨日まではジオン側部隊数が700前後だったのがいきなり500くらいになってるぞ」
ライカー:「このままだと、戦線の維持もたぶんままならなくなってしまうと思いますよ」
クラーク:「そんなことを一介の少尉のわしに言っても、どうにもならんよ、ライカー君」
ライカー:「まあ全体の流れが宇宙行きに傾いているようですしね。 でも、最近ザクレロの中古の斡旋情報が多くないですか?」
クラーク:「そういや、そうだな。多分そろそろビグロでも出るんじゃないか?それで、値崩れ前に処分したいんではないかな?」
「機動戦士ガンダム」放映当時のザクレロの評価は確か最悪であったと思うのだが、最近どうも株が上がっているようである。
富士急の「ガンダム・ザ・ライド」でも目立ってるし、「ギレンの野望」でも中盤の前半の戦力として有効だったりする。
デミトリ少尉も草葉の陰で喜んでいる事であろう。
ライカー:「あ、草葉の陰で喜ぶといえば。艦長、アプサラスですが。」
クラーク:「あの仰天兵器がどうかしたかね? ライカー君」
ライカー:「ザーンバッハ大尉からご指摘がありました。
『アプサラス3は後半の我が軍の主力で、後半ではみんな部隊に編入している』
との事です。」
クラーク:「えー!? なになに・・・・ 」
・・・・・・・・・・・・・・・
クラーク:「・・・運用としては、高出力メガ粒子砲でMSを遠距離から狙撃する。っと」
ライカー:「なるほど。でもこの運用ってギニアス少将が最初に想定した運用ではないですね」
クラーク:「『大気圏上空から・・・』っていうあれかね?」
ライカー:「ええ。自分の作った兵器がベストセラーになるのは良かったですけど、ギニアス少将もちょっと複雑でしょうねぇ」
クラーク:「まあなぁ。使われ方が違うしなぁ。少将はギニアス家再興が目標だったらしいが・・・・」
ライカー:「わかっていると思いますけど、妹さんは『行方不明』ですから」
クラーク:『・・・余計な事いわないように、釘を刺しやがったな・・・・』
念のためだが、あくまでジオン側で登場する人物達は、連邦側の事情は知らないはずである。
今後のジオン軍はまたズルズルと後退してしまうのだろうか?それとも、オデッサくらいは何とか持ちこたえる事が出来るのであろうか?
1月29日 ベルリン → 宇宙12
クラーク:「ライカー君、今日はチームで難易度:5の任務をこなす計画なのだよ」
ライカー:「艦長、我々、実は難易度5は初めてですね」
クラーク:「こなせないと思って選択していなかったのだ。」
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クラーク:「しかし、寒いなぁ今日は。室温は7度だ。」
ライカー:「ファンヒーターも限界ですねぇ」
クラーク:「最初は、ザーンバッハ大尉の取得した任務だな」
ライカー:「はい。『新兵訓練』です。」
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クラーク:「どうした事だ。パイロット諸君!! ちっとも敵に攻撃が当たらないぞ」
キルゴア:「少尉。コンピューターの命中率推定値は80%近くあるんですが・・・・」
ライカー:「ちっとも当たらない。と」
クラーク:「噂に聞こえし『バンダイ・ロジック』か?」
ギャイン:「そのようです。」
ここで説明しておこう。『バンダイ・ロジック』とは、通常ではほとんど命中するはずである90%以上の命中率を
画面上では表示しているにもかかわらず、まったく当たらない、なおかつ敵の命中率は20〜30%にもかかわらず
毎回命中する事を言うのである。しかしながら、この現象は自分に恩恵が来る場合もあるので扱いが微妙な現象なのである。
クラーク:「リベンジだ!!次は私が任務を取得するぞ!! てい!!」
ライカー:「あ、宇宙で申請してますが・・・・」
クラーク:「まちがえたー!」
ライカー:「仕方がないですね。ギブアップしましょうか?」
クラーク:「ザーンバッハ大尉が、強く続行を主張しておられるが・・・・」
ライカー:「『強化人間の実戦テスト』だそうです。大尉は強化人間に興味がおありのようです」
クラーク:「・・・・宇宙で使えるMSっていうと・・・・わ。ザクしかないぞ」
ライカー:「どうしましょうか・・・・一応補給部隊に打診してみましょうか?」
クラーク:「うむ。補給ポイントはあるから編入は出来ると思うが・・・」
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クラーク:「ライカー君、おもいきって、ビグロを買ったぞ。」
ライカー:「艦長。それはずいぶんと思い切りましたねぇ」
クラーク:「けっきょく積載ポイントの関係で新しいMS用に補給ポイントを残しても前回みたいに買ったあとで困る事の方が多いのだ。」
ライカー:「それで、宇宙、地上両局面に対応するために・・・・・・」
クラーク:「そういうことだ。パイロットは新し物好きのサンディに決定。 以上。」
サンディ:「がんばります!!」
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クラーク:「おいおい、つえーぞ、ビグロ・・・どうだね。ライカー君」
ライカー:「まったく。機動力、火力、ついでに耐久力、申し分ないですね」
クラーク:「問題は、ビグロのほかにはザク2機しか詰めんということか。」
マロイ :「で、俺が予備役かい?」
クラーク:「しかたがなかろう。回避力と格闘力がが生かせるようなMSはないのだ。」
ライカー:「さて任務ですが・・・・・」
クラーク:「この娘が強化人間かね。お。なにやらせりふをしゃべってるぞ。どれどれ・・・・」
と、PCのスピーカーのボリュームをひねった瞬間であった!!
『バチン!!』
ブレーカーが落ちた・・・・・・
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クラーク:「えらいめにあったぞ」
ライカー:「まったく。電気を使いすぎですね。」
クラーク:「ファンヒーターがダンマリになったときは少々びびったな。」
ライカー:「・・・で、任務ですが・・・・・・」
クラーク:「強化人間のおかげで勝利で任務達成。しかし、強化人間というのはどうしてああ、エキセントリックなのかねぇ?」
ライカー:「薬物投与の影響らしいですが。」
クラーク:「ザーンバッハ大尉はお気に召したらしいが。」
ライカー:「次の任務も彼女の実戦テストだそうです。」
クラーク:「というところで時間いっぱいで就寝だ。」
ビグロの思った以上の強さに我々はこのまま宇宙にいることに決定した。これで、もしジオン軍の地上拠点がなくなっていても
前回のような失敗はしないわけである。
1月30日 宇宙12
予想通りといっては何なのだが、ジオン軍は再び北米に地上の拠点を移し、戦闘を継続中である。
さらに再び地球連邦軍はサイド5を奪回すべく侵攻を開始したのである。
クラーク:「とりあえず今回は我々は特に影響は無いな」
ライカー:「そうですね。 しかしこの宇宙12というところは辺鄙なところですねぇ」
クラーク:「うむ。後方だしな。前線に移動する事にしよう」
1月31日 宇宙5
ライカー:「昇進、おめでとうございます」
クラーク:「やっと中尉に昇進。丸一ヶ月かかったな。」
レベル15に達すると中尉になり、レベル20は大尉と、順繰りに昇進してゆく。
クラーク:「中古だがリックドムを2機仕入れたぞ。ライカー君、編成変更だ。
ライカー:「はい。艦長。」
前線に2機のリックドムを配置し、後方にビグロを配置する布陣を取った。