Essay 2004

スト決行記念!?プロ野球について考える
私は熱烈プロ野球ファンでもなければ、ただの野球ファンですらないのですが、連日の報道を見てちょっと考えてみました。
経営が苦しいので辞めたいチームオーナー(親会社)が、揺るがぬ決定事項として発表した内容は「チームは合併、チーム減は全て済んだ事」でした。そこに見えるのは「特権階級」意識です。自分達特権階級は(野球チームは別にどうでも良い)減る事はあっても、増える事などあってはならぬと言わんばかりです。
ほんと日本プロ野球は、他に類を見ない孤立した存在です。サッカーを始め多くのスポーツであればまずは下位リーグからの入替えが行われるはず、世界ではあのF1でも名門チームが消失したり、新チームが参入したり、また撤退チーム(メーカ)が復帰したりするのにです。
政治屋さんでさえ、選挙の時だけとはいえ国民に頭下げてみたりするのに、プロ野球オーナーと言うのは自分達以外は全く意識にないようです。
(2004/9/28)


アジアカップ2004 in 中国
日本代表が劇的な展開の末、見事に連覇を果たしたサッカーアジアカップでしたが、改めて中国という国あるいは世界から見た日本について考えさせられる機会ともなりました。
自国を応援し対戦相手にブーイングするのは珍しい事ではありませんが、悪名高き「フーリガン」以上?国家斉唱中のブーイングとなると国際スポーツの観戦、応援の次元に達していないように思われます。
某都知事の「民度が低い...」発言などもありましたが、世界には様々な国があることを忘れてはいけません。
ニュース等ではサポータの「ブーイング」「場外での暴動」について多く伝えられましたが、現場の選手、関係者は試合以外でも「卑劣」と言えるような対応に悩まされたようです。大会開催国として運営能力に関わる問題で、(さあ、これからアテネオリンピックで盛り上がろう!時になんですが)北京オリンピック参加については(選手の安全も含めて)真剣に議論される必要があるのではないでしょうか。
こんな逆境にあってもそれをバネに結果を残した日本代表チームは、たいしたヤツラである!
(2004/8/11)

日本人?あたりまえ!
F1グランプリ第9戦アメリカGPで佐藤琢磨(B.A.R.Honda)が3位。日本人として14年ぶりに表彰台に上りました。ヤッタネ!パチパチパチ♪
今回の3位表彰台は当然の結果として、良い意味で驚きはありません。ここ数戦、佐藤琢磨とB.A.R.Hondaチームは予選、本戦を通じて疑うことない速さを見せていたからです。
サッカーで野球で、そしてモータースポーツでも日本人が活躍することが当たり前になってきました。さあ、これから何回表彰台に上がるのか?はたして優勝はあるか?否いつなのか?大いに楽しみです。
F1-LIVE.com「初表彰台は優勝に匹敵する、ミハエル・シューマッハが琢磨を祝福 」
中日新聞 F1 EXPRESS
(2004/6/29)

日本の恥
G8のニュース報道などをご覧になったでしょうか。コイズミは日本の恥さらし者です。みっともないったらありゃしない!
世界のイジメっ子、ブッシュの御機嫌取りに必死なのって、そのためには自らの命の危険もかえりみずに訪朝だってしてしまうのだから、もうお手上げです。しかも、勝手に税金使って、アンタはブッシュの貢君かよっ!
少しは真面目に仕事しろよなっ!ですよね。今の雇い主は国民だって事忘れてもらっちゃ困ります。「会社もいろいろ、社員もいろいろ」って言ってましたよね?さあ、今まで怠けた分も死に物狂いで働いてもらいましょうか。
(2004/6/14)

殺人ロボット
先日のNHKスペシャル「ロボット自動車大疾走・アメリカ軍の未来戦略」は、ショックな番組でした。
自ら状況を判断しながらノロノロと走行するロボットカーは、以前から科学番組などに登場していましたが、今回のは目的が明確に「戦争」「兵器」「殺人マシン」なのです。
これがマンガや映画の話ではなく正真正銘の現実であり、米国防総省が主催し、2015年には1/3の車両を無人化する法律があり、開発の遅れを挽回すべく民間の技術を活用する為にレースを開催したのである
結果は幸いにもリタイヤが続出し、ただ一台もゴールに辿り着くことはありませんでした。優勝者なしのカーレース。そんな結果にホッとしてしまいました。
テレビゲーム感覚で殺人を行う。人類は本当に自滅してしまうのではないだろうか。
(2004/5/18)

映画CASSHERN
宇多田ヒカルのプロモーションビデオにしては、長すぎだろっ!(いきなり失礼しました)歌はエンディングロールに流れるだけなので、正直言って作品とは関係ないしなあ(苦笑)
絵作りは凝っているし、場面個々は綺麗にできていると思いますが、CMフィルムのパッチワーク状態になっているように思えるのです。配役や演技の方も辛い感じだし、唐沢君と及川君がハマっているだけに残念。
つまりは、原作とは全くの別物に仕上がってます。「たったひとつの命を捨てて...」のナレーションで始まる、アノ「キャシャーン」を期待していた私としては、なんとも物足りない感じがするわけです。(まあ、古いオヤジ世代って事ですかね/苦笑)

(2004/5/9)

−SAKURA−
桜っていいですよね。あらためて、そう思います(流行歌のじゃなくて花咲く方のお話ですよ)
「花が散る」と言うのは悲しげに思いがちですが、桜というのは咲いて見せて、散って<また>見せる、かなりデキるヤツではないかと思います。その散り方は、花弁のひとつでも綺麗にヒラリハラリと舞うのですが、並木が一斉に散る風景もこれまた見事です。本当に映画やCMの場面、あるいは異次元世界に入りこんだかのようにさえ感じます。
そしてまた、花が散ってもただ終らないのが、またすごいところ。薄紅の花が散ると、次は緑の葉がまぶしいってわけです。
「さあっこれからやるぞー!」って気にさせてくれるのです。日本人で良かったなー☆
(2004/4/14)


夢ふたたび
桜の開花が気になる頃、F1グランプリが開幕(今年のHONDAには期待!)続いてJリーグも開幕し、新しいシーズンを実感します。 例年ならば新年の誓いも遠い記憶になりかけて「いつもの毎日」になっている頃ですが、昨年末からの「自分の夢は何だ? 毎日どこに向かって生きているのか?」の問いに「いまだ年明けせず」な感じが続いていました。
TVCMに「私のドキドキ」みたいなコピーがありましたが、私が夢見てドキドキしたのはどんな時だったのだろうか? 時間を忘れて夢中になったのは?そんな風に自分を振り返ってみる時なのかもしれません。
そして思い出したこと、パソコンがまだマイコンと呼ばれていた頃、絵本作家の安野光雅がAPPLEIIを使って、 TV画面上に動く絵本を創りだしたNHKの番組。その驚き、憧れが記憶の中にハッキリと刻まれている事。

(2004/3/13)

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