スイスアルプス 大自然満喫のトレッキング


実施日  2004.6.25〜7.5 11日間

旅行社名 アルパインツアーサービス株式会社 

参加者  北海道、九州、静岡、関東、東北から15名

ツアーリーダー クレーグ マクマラン氏

78日間で百名山早完登で名を揚げたニ ュージーランド人
いつも短パン、カッターシャツ 足はサンダル 日本語堪能 大食漢
『大丈夫ですか!』 が口癖  縦、横大きいので目標になる


6/24  成田空港内のホテル 成田エアポートレストハウスに前泊

6/25   8:40集合 クレーグ氏に宜しくの挨拶、両替を済ませゲート前で自己紹介
     10:40 発スイス航空直行便でチューリッヒへ。目の前に液晶TVが付いていて
      映画、音楽 ゲームを楽しみながら機内での長い時間を過ごす。
、     16:20 着。時差がマイナス7時間ある為 実際は12時間以上かかっている。

      いよいよ憧れのスイスだ!
     ここからバスでサンモリッツに、スイスは風景を害する広告看板が無いので
     スッキリしている。日本の観光地も見習いたい。
     20時過ぎホテル シュバイツアーホフ(☆☆☆☆)に着き夕食
     まだ日が落ちず明るかった。スイスは今、10時まで明るい。
     ベランダより湖越しにベルニナの山々が見える

ホテルから眺めたベルニナの山々 

サンモリッツ湖畔



6/26   時差ぼけの早朝サンモリッツ湖畔を散歩 静かで気持ち良い
     サンモリッツの駅よりスイスの山岳路線として有名なベルニナ急行一等車に乗り
     イタリアのティラノまでの絶景の車窓風景が素晴らしい.
     初のアルプス風景に大感動、車窓からはいろんな花と氷河の高山が果てしなく続く。

      イタリアでの支払いはユーロでパスタと生ビールのランチタイムのひととき
     食後 町を散策していると駅の裏に出てしまい戻れない、困っていると
     とってもきれいなイタリヤ人女性が親切に道を教えてくれて集合時間に間に合う。
     帰り途アルプグュリムで途中下車して、氷河湖ラーゴビアンコめざし
     アルペンローゼやゲンチアナを見ながらの、2時間のハイキングは
     氷河から流れ込む水で白く濁った独特の雰囲気の湖、花が一杯あって嬉しい
     オスピッゾベルニナより列車でサンモリッツへ車窓からはピッツベルニナ4049m
     モルテラッチ氷河が見え壮観だ!

    

ベルニナ急行でループ橋を渡る  

向こうに氷河が・・・



6/27  朝食にご飯も出る味噌汁、海苔もあり、少し芯もあるが食べられる。
     電気ガマは日本の音響メーカーのケンウッドだった! (@_@)
    山岳展望列車「氷河特急一等車」で美しい山岳風景を見ながら
    『氷河特急名物の食堂車』で美味しい食事、ワインを楽しむ。
    アンデルマットからバスでアルプス分水嶺フルカ峠グリムゼル峠
    を越える景色はすばらしい
    オーバーアール展望台この辺では日本人が殆ど居ない
    氷河を見てからハイキングの予定だったが今年は遅くまで雪が残りコースが
    危険のため通行止めのため中止。

    グリムゼル湖畔の日本人初めてのグリムゼルホスピス(☆☆)へ
    このホテルは1万5千本のワインコレクションと食事に定評ある山上のホテルで
    ワインの蔵の中でたっぷりと試飲サービス。ちょっとのみ過ぎちゃった^_^;
    夕食後ダムと川底を散歩。ヤナギランの小さな芽がたくさん芽吹いていた。
    少し雨が降ってくる。明日は天気になるよう祈る。 
 

       

氷河湖に映る山々  

日本人は初めてというグリムゼルホテル

6/28 天気が上がりスイスで一番急な、ジェットコースターのようなケーブルカーに乗り、
    昔ながらのお釜を使った伝統的なチーズ作りをしているチーズ小屋を見学して
    ミルクとチーズをたっぷり試食、とても美味しかった。
    クローセシャイデックへはバスが牛を避けながら走りグルントへ着く。
     ヨーロッパ最長のゴンドラに乗り草原をマーモットがじゃれてるのを
    見ながらメンリッヒ展望台(2225m)に着く。
    
     いよいよベルナー オバーランド三山(アイガー メンヒ ユングフラウヨッホ)を
     正面に見ながらフラワーウォッチングしながらの展望ハイキング
    高山植物がとても多くて2時間があっという間でクライネシャイデック(2061m)に着く。
     ここは日本人観光客多い うどんも売っている(chf10)約700円。
    アイガー メンヒ ユングフラウが手にとるよう。
     初めて見るアイガー北壁は雲が懸かり不気味!あの北壁に長谷川恒男さんも
     加藤保男さんも登ったんだな〜とかどれだけ多くの人が遭難していることかと
     感慨にふける。新田次郎さんの石碑が建っていると聞いたけど分からなかった。
     フランクフルトとポテトでランチを済まし午後からユングフラウ展望台へ向かう。
    
     ユングフラウ展望台(3454m)はヨーロッパ最高所の鉄道駅でアイガーの岩を
    螺旋にトンネルを掘って3454mまで一気に登ってしまう列車 すごい。
     気温は氷点下でみんなフリースやダウンを着込んでいるのにガイドのクレーグ氏は
    相も変わらず 短パン カッターシャツで寒くは無いと!!
    アルプス最長のアレッチ大氷河や雄大な雪と氷の世界を楽しむ。

     電車で大きな滝(300mぐらいあるかな)が落ち込む谷間の町ラウターブルンネンへ。
    そこからケイブルカーで山上の村ミューレンに。ホテル アルペンルー(☆☆☆) 
     夕食は名物チーズとミートのフォンジュを賞味する。


    

雲がかかるアイガー北壁3970mとメンヒ4099m  

ユングフラウヨッホ


6/29 ミューレンからロープウェイで映画「女王閣下の007」の舞台となった360度の
     パノラマに囲まれた山頂(2960m)の回転レストランで朝日に輝く山並を見ながらの朝食。
    ロープウェイ山頂駅にはアイガー北壁登頂時の今井通子さんの写真と
    ヘルメットが展示されていた。若くて綺麗な写真だった。
    今井さんは三大北壁を全部登頂成功している。日本人としてとても誇らしかった。

    ロープウエイで谷まで降りバスでインターラーケンへ。
    ここから船にのリシュビーツまでトゥーン湖で「ランチクルーズ」してから下船。
    午後から列車、ロープウェイを乗り継ぎ山間の町カンデルシュテークへ。
    スンビュールから明るい草原と山上のダウベン湖を通りヴァリス山群の展望が素晴らしい。
    ゲンミ峠(2322m)までアルプス越えの歴史的な道を3時間のハイキング。
     草原にはどこまで行っても高山植物がびっしりで感動してしまった。
    峠からゴンドラでロイカーバート(1422m)へ。
    
    今夜の宿のリンダーホテルはスイスでは有名な温泉保養地に建つ高級ホテル(☆☆☆☆)で
    ゆっくりくつろぐ。温泉プールで泳ぐ。食事も最高だった。


  

回転展望レストランで山上の食事  

アイガー、メンヒ、ヨッホのアルプスの山々


6/30 ロイカーバートからバスでツエルマットに行くがこのエリアはガソリン車の
    乗り入れが禁止されているので電気自動車に乗換え標高1620mの
    ツエルマットに入る。日本人街かと見間違うほどに日本人が多い。
    ロープウェイでクラインマッターホルン展望台(3883m)に行く。

     ブライトホルン、マッターホルンを満喫してシュワルツゼーに戻り、
    マッターホルン北壁を眺めながらスタッフェルで可愛いスイスの少女とカメラにおさまり
    カウベルの牛に出会ったりしながらフーリまで3時間のハイキングをする。
    花が多くてその中を歩いているとまるで夢見ごこちのような気がしていた。
    
    途中にアルプスの村ツムットが見える。スイス国旗と日本国旗が立っている。
    スイスはあちこちに国旗が立っていて国旗がアルプスによく似合っている。
    ホテルはマッターホルン初登頂者ウィンパーの定宿として知られている歴史と
    伝統を誇るホテル モンテローザ(☆☆☆☆)


    

展望台からのマッターホルン4478m  

マッターホルンの麓を歩く


7/1  ツエルマットから登山電車でゴルナグラード展望台(3090m)へ。
    ここからエーデルワイスを求めてゴルナー氷河を目指して高度差500mを下り、
    リッフェルベルクまでの3時間のハイキング、1時間ぐらい歩いた2600m位の急斜面で
    他の植物に守られて咲いていた野生のエーデルワイスを見付ける!嬉しかった。
    今ではスイスでも自生しているのを見るのは困難なほど減少しているという。
    逆さマッターホルンは雲が出て見られなかった残念!
    午後地下ケーブルカーでロートホルン(3103m)迄登るが雷が鳴り雨も降り出す、
    雨はすぐ止み周囲の景色が一段と鮮やかになる、
    ツエルマットに戻り街中を散歩、夕日のマッターホルンを眺める
    夕食は中華料理屋に入るが全てスローで餃子、春巻き、チャーハン、スープぐらいで
    2時間かかる。
    ツエルマットは妙高町と姉妹提携していて街角にその碑がある、妙高と言う寿司屋も!


           

シャモニーの町に迫る氷河

ホテルから夕日に輝くマッターホルンを眺める


7/2 バスでフランスのモンブラン山麓シャモニーに入り午後からハイキング.
    昼食はUストアーでサンドイッチやフル−ツ、飲み物を買ってピクニックランチ。
     町のバスでプラまで戻りロープウェイでフレジェール展望台に行き、約1時間30分のハイキング。
    モンブランが雲間に見えメールドグラスの奥にはグランドジョラスの北壁が切り立っている。
    高山植物が咲き、一面のアルペンローゼの咲く中 気持ちの良いハイキング、
 
     ユーロが心細いので両替を頼むがこれが大変4〜5万円が1時間近く掛かる!


       

 グランドジョラス北壁とメール・ド・グラス氷河

グランドジョラス 4208m



7/3  モンブランの前衛峰ミディー針峰へのロープウエイは点検の為休止 
     バスとロープウェイでグラン・モンテ展望台に行く。
    グランモンテとドリュ針峰をまじかに見て、その後途中駅のロニャンから
    アルジャンチエール氷河まで往復の迫力あるハイキング約3時間。
    ランチは屋台のフランクフルト(chf10)とポテト
    午後は登山電車でシャモニーからモンタンベール展望台に行く。
    目の前のドリュ針峰、メールドグラス氷河奥にはグランドジョラスの北壁が聳え
    ウオカーバットレスまではっきり見える。
    日本人初登頂者の小西政雄さんの本を読んだ事を思い出しながら北壁を眺めた。
  
     ホテル プリウレ(☆☆☆)部屋からはモンブランの朝焼け夕焼けが見え素晴らしい。


           

ドリュー峰 3754m

アルジャンチエール氷河



7/4 朝早く起きて朝日の当たってくるモンブランを見ながらホテルの廻りを散歩して
    モンブランとの最後のお別れをする。
   シャモニーを朝6時に出発 ジュネーブ空港では係員が私のチケットを、
   荷物移動の機械の間に落し機械をばらして拾い出す!  ひと騒動あり。
   ガイドのクレーグ氏とはここでお別れしてチュウリッヒから直行便の飛行機
   映画3本見て食事3回食べ(朝 昼 晩だか分からず)ワインを飲んだりして、
   夜のない一日を過ごし成田に着いたのが7/5日の8時だった。


        

 時々刻々朝日に染まっていくモンブラン

夕焼けに染まる(夜の10時でこの明るさ)



   今回のスイストレッキングは天候に恵まれ、メンバーに恵まれ
    やさしく頼もしいツアーリーダーにも恵まれて、ほとんど予定通り歩けた。
   シーズンに入っている為か各リゾート地は日本人が非常に多いのが目に付いた。
    スイスは観光に力を入れているので人々は親切、特に日本人に好感を持ってくれている。
   どの家も花で飾られ町中が花で溢れていて美しく住む人の優しい心が感じられる。
   フランスは葡萄畑が続いて農業大国を実感、イタリアは太陽の国の感じを受けた。
    マッターホルン アイガー グランドジョラスの三大北壁やモンブランを眺めたり、
    数え切れないくらいのたくさんの高山植物に出会え、毎日が感動の連続で
   「これぞスイスだ!」と満足の出来る旅ができて良かった。
 

 楽しく歩いたスイスアルプスハイキング

町の中の教会