ショック!ショック!
カルチャー Shock!

外国で生活すると目が点(・_・;)になるような体験も多々あるものです。

New Zealand Foods
   海外で生活するにも食べ物が合わないことにはどうしょうもない。
   ニュージーの大衆食といえば
「フィッシュ&チップス」白身魚のフライとフライドポテトの
   ことで、ホームステイ中には週1回は必ず登場の夕飯メニューであった。
   私がホームステイを辞めた理由の一つとも言えるのが食事でのことだったが、ある日
   ホストマザーが夕食のメニューのリクエストをしてきたので、
「ライスが食べたい!」
   お願いして学校へと出かけていった。
   期待してディナーのテープルに座った私が目にしたものは・・・
   確かにライスではあった。が!
それはミルク仕立てのおじやでさらにココアをトッピング
   してあった。せっかくのママの好意ムダにはできない。しかし甘いおじやにはさすがに
   食が進まない。やっとの思いで一皿たいらげたが、パパが「遠慮しないでもう一杯!」
   ひきつりそうだったが、せっかくの好意だしがんばってみたもののその夜はさすがに胃
   がおかしくなりそうだった。
   これは
「ライスプディング」という名の料理だそうで、普通はデザートとしての食べ物らしい。
   デザートをメインディッシュで出してくるとは、もしかして嫌がらせ?
   まっそんなことはないであろうが、結構これは面くらったメニューだった。

   ライスは長粒米から短粒米、タイ米からオーストラリア米と種類は豊富。
   パンを買うより米の値段の方がぜんぜん安い。
   私は比較的日本の米に近いオーストラリア米を食べていた。
   パンの種類も日本に比べるとかなり多い。ライ麦やナッツが入っている食パンなどある。
   ただNZはトースターが昔日本にもよくあった飛び出すタイプのものなので、食パンの厚
   さはない。みんなペラペラのスライスなのである。

New Zealand Hospital
   1年の滞在期間に体調を崩して病院のお世話にもなっちゃいました。
   腹痛に襲われて病院に行くとドクターは触診して、検査をしようという。検査をするのには
   検査を専門にやっているところへ行ってくれという。検査といったってUltrasonicいわゆる
   エコー検査なわけで、そんなもん
日本だったら開業医だって設備されているのに・・・
   結局、検査専門の場所へ行って予約をいれて検査をする。
   出来上がった写真を持って、最初に診察に行ったドクターの所に行き診断をしてもらう。
   悪い病気だったら、この間進行しているし、
重病だったらどうなるのよ!
   のんきもここまでくると大丈夫なんかいと言いたくなる。

   友人がビーチで転んで指を怪我した時もそうだ。
   腫れてきたので病院へと連れて行くと、やはりレントゲンを撮るのに専門の場所に行ってくれ
   という。レントゲンを撮ってくると骨にヒビが入っているのでギプスをするのに、またそのエキ
   スパートのいる場所へ行って処置するようにという。
やれやれ。一箇所で処置できないなんて
   その度に車で移動なんだから。

   ギプスの処置する時はまた笑えた。
   ギプスの技術者のおじさんは友人に「友達が一緒なら呼んでおいで」と言ったらしく、友人が
   待合で待つ私を呼びにきた。
   処置が始まるとおじさんはギプスの色は何がいいかとたずねてきた。
   なんと4〜5種類のテーピングが用意されているのである。まぁある意味これは楽しめる。
   ここからが日本人の理解を超えた処置の始まりなのだ。
   
友人は指の骨がヒビ入ったのである。しかしギプスはひじまで巻かれていく???
   そして最後に手の甲の方は残して、手の掌側がカッターで切られたのである。
   そう!骨折箇所は固定されていない。指を曲げ伸ばしして動かせというのだ。
   理解不可能。
じゃギプスの意味はなんだ???肘まで固定する必要あるの?
   おじさんは陽気に友人のギプスを完成させ、
イエロースネークいっちょ上がり!とばかりに
   笑顔を振りまいていた。何故か日本人の私達はひきつり笑いしか出てこなかった。
   心のかなで
「意味ないじゃん!」とお互いに叫んでいたことだろう。 

命がけのコンサート
   あのマイケル・ジャクソンがNZにやって来た。
   日本にいたら静岡あたりではとうてい見に行くことはできない。落ちぶれているといっても世界
   のスーパースター、やっぱここは見ておいた方がいいな。なんて思いでチケットを購入した。
   金額はかなり安い6000円ほどなのだが、席の指定はない。野外のコンサートなのでブロック
   指定かとも思うのだが、そんな記載はされていない。
   友人に聞いてみると、NZでのコンサートは席の指定なんかされないそうで、早い者勝ちで席が
   決まるらしい。
   ならばがんばって良いポイントをゲットせねば!
   夜8時からの公演を昼前に家を出てスタジアムのある公園へと向かう。
   公園のゲートが開くのが夕方4時。ゲートのオープンと共にアリーナ確保の為に走る走る。
   がんばった甲斐あって、
ステージから15メートルの位置を確保。ヤッリー!(^_^)v
   
しかしここからが戦いの始まりだった。次から次に観客は押し寄せる。押されて押されて身動き
   がまったく出来ない。お腹がすいたら食べようと持参したおにぎりをバックから取り出すことさえ
   できない。直立不動で立ったら、自分の手を上に上げることすらできない。
   
究極の寿司詰め状態なのである。しかもコンサート開始は数時間先。こんなことになるとは・・・
   それでも私達はがんばって自分達の場所のキープに戦っていた。
   15メートルの位置が20メートルになり30メートルと遠ざかっていった。
   やがて8時となった。がっ!マイケル登場ではなく、前座の舞台が始まったのだった。
   ビートルズの日本公演じゃないんだぞ!今時前座があるとは・・・
   この頃はすでに体力も限界状態。周りには失神を起こす人も出ている。
   倒れたって助けにもいけやしない。どうなるかと見ていると、かつがれて人の頭の上に上げられ
   その上をベルトコンベアに乗っているかののように流されて、アリーナから出されている。
   
マジかよ・・・(^^; 私達の周りも巨漢のマオリや、背の高いKIWIに囲まれ首一つ上で酸素を吸
   われているせいか、しだいに
酸欠になってきた。 
   友人の一人が「もうダメだぁぁぁ」とギブアップ。
マイケルのコンサートに来て死んだらシャレにも
   ならん。
アリーナを諦めて脇へと出ることにした。出るったって簡単にはでられなかったが。 
   結局主役登場の頃にアリーナを脱出し、大型スクリーンで見ることになった。
   いゃ〜もう少しで、
マイケルコンサートで邦人女性死亡なんてニュースが日本に流れるところで
   あった。このコンサート終了して帰宅したのは深夜2時となったのだった。やれやれ・・・

現代人は靴を履くものだと思っていたが・・・
   NZに着いて最初に目が点になったのは、街に出たときである。
   何人か
裸足で歩く人達を見たのである。一人二人じゃ気にもならないけど、子供から大人まで
   当たり前のように歩いている。「・・・・」驚いた。
   別に暮しに困っているということではないらしい。最近こそ靴を履いている人が多いけど、裸足
   で歩くのは以前からのことだという。
   知らなかった・・・
KIWIが原始人に近いとは・・・
   
しかし慣れって人間の身体を鍛えるものなんだなぁ。私だったら小石の上なんか歩けないし、ガ
   ラスのかけらだって道に落ちていたりするであろうに。いゃー関心してしまいました。

泥棒さん そんなもの差し上げるのに・・・
   NZは盗難の犯罪が多いらしい。車を駐車するのだってハンドルロックをかけている。
   車そのものを盗まれてしまうからで、ワーホリ仲間でも被害の声をきかされた。
   聞いた話では、家から家財道具が運び出されトラックに詰まれていくのを道行く人も、ご近所も
   引越しだと思っていたら泥棒がすべて持ち出したなんてこともあったという。
   注意はしなくてはと思っていたけど、まさか私がそんな目に合うなんて考えてもいなかった。
   ところが、ポンコツ愛車のご機嫌が悪くなり近所のスタンドに修理に出していたときのこと。
   修理が終わったと連絡を受けてスタンドに行くと、後部のガラスが割られているのである。
   昨夜車上泥棒が割って物色したという。
なっなんですって!慌てて中の様子を調べてみると
   被害は日本の曲の入ったカセットテープとサングラス、さらに使い込んでボロボロのオーク
   ランドの地図がなくなっている。しかも地図は本のタイプの立派なものには目もくれず、一枚
   ものの、敗れたものをもっていっている。
理解できない泥棒さんの心理である。
   スタンドの人は警察に届けるようにと私に言う。それはそうだけど、修理に預けていたんだか
   ら車の管理を怠ったあんた達の責任は!しかし言葉の出来ない日本人を丸め込み責任を
   逃れようとコソクな考えをもっていたのか、謝りの言葉はない。
   これじゃ勝ち目ないや。と思いフラット先のオーナーに事件を話しスタンドの責任を追及して
   もらった。するとあっさりと認めて、ガラスの修理もスタンド持ちでやるという。
   やっぱり
外国人は足元を見られてしまうものなんですね。
   しかも、メーカーからガラスが届くまでガラス無しで愛車を走らせることに。
   当面の処置として
ビニールを貼った車が、モーターウェイをバタバタ音を立てて走っていた
   いう日本では決して恥ずかしくて出来ない経験もさせていただきました。