写真 みきのくち5




大内宿
福島県南会津郡下郷町
国指定重要伝統的建造物群保存地区


大内宿は、(栃木県)今市と会津若松を結ぶ「会津西街道」沿いにある、萱葺き屋根の民家が連なる宿場です。現在は、江戸時代の宿場の面影を残す、「萱葺きの里」として人気があり、多くの観光客で賑わっています。


 民宿大黒屋の神棚

民宿 大黒屋 大黒屋の神棚

民宿 大黒屋さんの建物は、300年以上経つ萱葺きの建物で、昭和47年、大内宿で初めて民宿を開業しました。大黒屋さんの神棚は、幅2間(3・6M)ある立派なものです。先代のご主人が、下郷町の大工さんより譲り受けたものという話で、神棚には、経木製のみきのくち宝珠の珠が飾られています。みきのくちは、その美しさ、大きさ、複雑さで、経木製としては他に類例の無い空前絶後の作品です。




 そば処こめやの神棚

そば処 こめや こめやの神棚

こめやさんは、地元で採れたそば粉を使用した手打ちそば、土産物を販売するお店です。こめやさんの神棚は、幅3間(5.4M)もあり、別に恵比寿、大黒を祀ったえびす棚もあります。オミキスズは紙を折ったもので、幣束と共に、家の主人や太夫さん(祈祷師)が作るようです。


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