新型コロナ闘病記(備忘録) 発熱外来担当医
意外にヤバイ(BA5を侮ってはいけません)
体温が38度になっても自覚なし、かみさんも自覚なし
カロナール400mg飲んでも熱が普通に出ている
飲まなかったらもっと出るのだろうか
動脈血酸素飽和度(SpO2)が本人93%になっても自覚なし
8月10日以降はいつも99%
ワープロをしてみると誤字脱字ふえ遅いが自覚しにくい
電話を連続でしても時間がかかっている自覚なし
急激にだるくなっていき起きていられない
山に写真撮りに行っていたら帰ってこれなくなっていたかも
8月4日が雨でよかった。
旅行中でなくてよかった
8月11日(木曜日)静岡市で自宅療養中の高齢男性がなくなられた。
基礎疾患は高齢者なら大概ある。
パキロビットは投与してもらえたのだろうか。
8月10日(水曜日)
午後7時13分 35.4度 99%
朝食は宅配で持ってきてもらった食パン
ずーとおかゆだったのでやっとパンを食べる気になった
調子に乗って抗原定性検査したらあっというまに陽性判定
まさにウィズコロナ
検査診てメンタル撃沈、患者さんががっくりする気持ちが少しわかる
へこっても仕方がないので久々に自分の趣味のホームページをする
薬の飲み忘れがある
午後0時24分 36.2度
自宅療養で初めてカップラーメンを食べる
背中にエアコンの風を受けていると沢で食べている感じ
落石もないし熊も出ないので家の方が楽
背中のエアコンは咳が出る、長く当たるは禁物
HPくたびれたら昼寝
8月11日(木曜日)
SpO2 99% 36.2度 脈は74(常に気にしている)
左耳閉感
咳したとき緑色の痰、念のためOZEX(1回だけ)
クリニックに換気に行く(約1週間ぶり)
ユニット、処置台のスイッチが入ったまま
後から考えると健康観察の電話をしている余裕はなかった。
とにかく感染症は
最初の48時間が大事
TVで基礎疾患のある高齢男性が静岡市で自宅療養中に亡くなっていた。
酸素濃度が下がっても自覚がなく寝る前は必ず測ってから寝ないと危ないと思う。
夜中にトイレに起きた時も測る。
風呂上がりの汗が普通になった
午後11時45分 35.9度
8月12日(金曜日)
午前6時50分 99% 35.9度
一日元気、食欲もOKだが横になれるだけ横になる。
静鉄ストアの宅配でおはぎも来た
健康観察の電話について
今までデルタ株のころからずーと毎日していた(休みの日も)
下痢、咳、味覚、嗅覚障害には電話再診ですぐに投薬
息苦しい、痛みがひどくなるなどは診察して投薬、
家族に熱が出た時はすぐに検査または翌朝検査した。
いいことばかりではない
今日(8月9日)保健所の電話の時寝ていたのを起こされた
当院が掛けても寝ていたのにと結構言われる
出ない人もそれなりにいて数が増えた2022年7月は手間が膨大
かかったその日にかけて、今後予想される経過を説明し
電話もケースバイケースにすることにしよう。
午後7時半には38度になっている
検査が陽性になったらすぐ休むが肝要
筋肉痛がゲリラ的に出る
8月6日(土曜日)
朝38.1度 汗 SpO2 96%
倦怠感、食欲なし、頭痛
寝ている間、いつもと違う後鼻漏に悩まされる
粘調だけでなく粘着力が半端ない
上咽頭から下咽頭の入り口に張り付く
はっきり言って窒息しそう
何とか出してみると普通の後鼻漏はティッシュの上に山形になるが
この時の薄い四角のかまぼこみたい
喉頭機能の低下した老人、子供なら窒息死
一晩に何十回も出した
寝返りするたびに少しずつ下咽頭へ
苦しいから動く、少し下へ
真綿で首を締めるとはこのことか
8月5日から6日の夜にかけてだけだった
薬が効いた?
体温は37-38度
SpO2は93-96%
午後9時、36.9度、SpO298% シャワー軽く
8月7日(日曜日)
朝37.8度、SpO2 97-98%
午前11時40分、体温36.6度
抗原定性検査、キットは鼻の入り口をこするタイプ
すぐ陽性
午後2時30分、保健所から電話あり
高齢者の持病もちだから
勉強になる話がいろいろ聞けた、患者番号をもらった
午後2時55分 98% 36.4度
以前左の耳抜きができず耳閉感あり
女性患者さんでも耳閉感を訴える人あり
陽性中は検査できず
8月9日 朝 かなり無理したら耳抜きできた
食料の不足分を静鉄ストアのネット通販で頼む
おはぎを頼み忘れた、マミーはリストにない
だいぶ良くなったがまだワープロはミスが多い
午後7時10分 37.2度 97%
8月8日(月曜日)
午前2時半 36.9度 99%
寝れないので女子ゴルフを見た
ダブルボギー
午前7時23分 36.2度 カロナール飲んでいる
午前10時40分 35.7度
午前11時 保健所から電話あり
午後0時58分 静鉄ストアから着いた(置き配)下に新聞引いてあった
午後1時46分 36.2度 左耳閉感
左肩こりあり、狭心症も考えフランドルテープを張る
午後6時 36.5度、
午後9時シャワー
午後10時39分 36.5度
8月9日(火曜日)
午前2時、冷や汗、脂汗ではないが汗の量が多い
念のためフランドルテープ。酸素吸入
エアコンの調整が難しい
午前7時5分 SpO298% 脈78 35.8度
午前10時35分、保健所から電話、寝ていた
次回は最終日8月13日とのこと
夕方、やっと空腹を感じた、35.7度
熱も全然でなくなり、咳も出ない、症状なし
ひげが伸びて怪談でも語りたくなるような顔
稲川淳二様と出川哲郎様を足したような感じ
ひげをそった
今日はシャワーでなく湯船につかる
午後9時50分 36.2度
再感染対策
BA2(2022-2月から4月)はかわした
感染とは攻撃力(ウィルス)と防衛力(免疫力)の勝負である
防衛力の強化は年齢を考えるとこのウィルスに思うようにはいかない
あとはいかにウィルスを大量に吸わないかである
夏場でも95マスクをずーと使って感染している。
話し込まれない診察に努める。
2022年8月3日(水曜日)
後から思えば喉が少しいがらっぽかった
8月4日(木曜日)
元気よくあさはた遊水地に蝶々の写真を撮りに行く
お昼も普通に食べ
患者さんに健康観察の電話をかけ(約2時間)ボランティア
そのあとレセプトをするがいまいち気合が入らない
8月5日(金曜日)
朝の検温で36.6度、いつもは36.2か36.3なので気持ち高め
朝食は普通の量食べれた
午前の診療の終わりごろ早く辞めたい気分になる
昼食は食後のアイスを食べずに昼寝
午後の診察前の検温で37.6度、本人全く熱のある自覚はないし
頭痛やのどの痛みはない
検査。10分のキットですぐには陽性は出ない、出るわけがないと思いつつ
仕事をしているうちに
6分間でうす―く線、消えるかも
10分間で細いがはっきりした線(色も付いている)
患者さんからほんとですかと確認されるレベル
すぐに休診し、発生届を保健所に送る。
まだ元気だったので健康観察の電話をしているうちに
姿勢に維持が大変になってきた。
急激に悪化する
後日、診察室にいったら電話をかけたカルテそのまま
顕微鏡も処置薬もふたが空いたまま、ユニット、処置台もスイッチが入ったまま
扇風機も回っていた。意識は飛んでいた?
陽性が出たらすべてを中止してすぐに横になるのが大切。
午後6時前に家に戻り、少し横になってレセプトを送ろうとしたが
エラーが出て修正できる前に崩れ落ちた。
しばらく横になってから
晩御飯はおかゆ少し
不思議な筋肉痛、中から避けるような痛みがあっちこっち
酸素も低下、深呼吸して何度測っても95
苦しいという意識はないのが怖い
寝るとそのままということもあるかもしれないが
5日の夜は今まで経験したことのない頻尿
不整脈を常にチェック、いつもにない飛び方に注意
家では隔離、マスク生活
8月16日は線が出ていない、すべて自費
2023年7月7日内容修正
修正前はBackup参照
8月13日もまだ細い線が出ている
午後3時保健所から電話あり
ここ三日間熱はありましたか
ありません
今日で療養はおわりです
ありがとうございました。
最初の48時間が結果を決める:変化が多い
なにがあっても薬を飲んで安静:横になってゴロゴロ
ゆっくり大きく息をする癖をつける:必要に応じて・・・
熱感はなくても熱はこまめに測る:カロナールだけで対処
補水もこまめに:上咽頭に張り付くやつに注意
脈もこまめに測る:必要に応じてフランドルテープ、ニトロは不要だった
お菓子の食べすぎに注意:糖尿が悪化する
8月13日(土曜日)
朝9時 抗原定性検査
ゆっくり2分で陽性、細いが線がしっかり出ている
ほかの人を感染させるに十分な量のウィルスの排出があると判断
ネットで見ると
なぜなったのか考察
発熱外来をやっている先輩から
陽性、陰性を判定する前に診察するのは感染の危険が高いとの指摘は受けていた
診察時、陽性者の咳を浴びたりしてもならなかったが
家族で複数検査をすると5分のキットのころはまだ時間が短かったが
今15分キットくらいしか手に入らない(これでもありがたい)
家族で来られると車で待つように言ってもこっちが思うようにコントロールは付かない
とにかく話が長い
(陽性の咳を浴びた場合、5日間は出かけない、基本出かけない)
検査結果が納得いかないと再検査を希望される
喉診て、鼻診て、喉頭蓋みて検体を取ったらすぐ車に戻す
歩いて複数来られると大変、雨が降っていても外の椅子で待ってもらうしかない。
8月11日(木曜日)TVで静岡空港の検査をやっていたが400人弱で8人陽性(2%)
子供さんが多いということだった。
空港のHPによると検査を希望され、発熱、せき、のどの痛みといったかぜ症状のない方
及び濃厚接触者でない方で帰省される方、空港を利用される方、県民の方とある。
陽性率2%とはコロナ最初のころの受診者の陽性率で
50人発熱患者さんが来て1人(今当院で20-80%日によって変わる)
まだカルテのチェックをする気力がわかないので誰からの推測も付かない。
熱、のどの痛み、咳があると診てもらえないところも多いので電話をせずに
受付に来られる人も散見される。
電話経過観察質問の反省点
水を飲め、スポーツドリンクを飲め、子供さんにはアイス、ゼリーというが
自分がなったら飲めない、
こんな時でも飲めるのはジュース系かな、マミー(900ml)はすぐ飲めたが
糖尿を考えるとちょっと怖い
アイスは冰系が食べやすかった。スイカアイスにアイスクリン
ご飯はおかゆと豆腐
自分で作るわけではないがおかゆ用のコメとふりかけ各種あるといいかも
スナック菓子は約20種類備蓄がありつまんで食事替わり、食欲無くても
ほんの少しは食べれる、塩分補給
カップラーメンは10数個、8月9日からやっと食べる気になる