守り・育てる
生物の生存環境は、多様な生き物がそれぞれの役割を果たすことにより、支えられているが、
人間は人類以外の生物の生存環境に踏み込み、おしのけ、絶滅種を多発させる。
清楚な花は夜空の星のよう!
        展示されている発掘された銅鐸レプリカ

絶滅危惧U類「シラタマホシクサ」   細江町「銅鐸公園」

栄養が少なく、他の雑草の育ちにくい礫地に、わずか数ミクロンの黒い種は緑を伸ばす、その葉っぱは自らに養分を蓄え、太さ2ミリほどで30pもの、ねじれた花茎を伸ばす。捩れた花茎は雨風に耐え先端に5ミリほどの白い丸い花を咲かす、すでに役割を果たした葉っぱのふくらみは無く枯葉となっている。花は満天の星のように一面に咲き、小さな昆虫たちを呼び寄せ命をつなぎ悠久の命を育む。ここは弥生時代の祈りの場、銅鐸の出土地の湿地、弥生の人々が稲作の傍ら微笑み、目を細めていたであろう。幼いころお婆ちゃんと眺めた甘酸っぱい思い出の残る花だ。20年間見守り続ける。

*そのほかに酸性の湿地特有の植物多数

 
 当NPOは、絶滅が危惧される「ヒヌマイトトンボ」に関して、生息状況の観察を行い注目してまいりました。

 そして、2011年から4回「田んぼの生き物観察会」を開催して周辺の生き物観察を行ってまいりましたが、
 最近の
7年間については生息確認が出来ない結果となり、静岡県において唯一の生息場所と思われる
 都田川においての絶滅が危惧されていました。

 毎年生息調査は年に3回ほど実施してきましたが生息が確認されず、目の前で貴重な生き物が絶滅したものと大変残念に思っていました、ところが今年(2020年)あきらめきれずに調査いたしましたところ、
雌を1頭発見!!
その後も継続して発見されています。
 喫緊の課題としては、ごみの投棄禁止・釣り客の立ち入り禁止などを行政に投げかけています。

 今後とも上下流の環境の変化などにも目を配り,見守り続けたいと考えています。


        
  過去の講座及び観察会の経過 (場所:田園空間博物館・都田川西岸葦原)

  *201179日 AM1000〜 1200 参加者数21名 指導者6
      当日の飛翔多数確認(概ね10頭以上)
     下見時点での確認多数。東岸での飛翔も確認。
 *201278日 AM1000〜 1200 参加者16名 指導者6
      当日の飛翔多数確認(概ね20頭以上)
      下見時点での確認多数。 
 *2013714日 AM1000〜 1200 参加者12名 指導者8
      当日の飛翔確認ゼロ
      下見時点での確認数頭あり? 
 *201475