偏窟寺明治編 - 飢饉の村にて菩薩と金貸しに巡り遭う事

GM
ではまあ、今回は明治編ということでとりあえず舞台背景のアウトラインを…
GM
場所は同じく京都偏窟寺。
やはり現代と同じように、ネットワークが機能していると思ってください。ネットワーク、とは言わないけどね。
GM
取りまとめ役は、あだっぽい美女だが怒らせると怖いお菊姉さん。
GM
まあこの時代、ちょっとやそっとの事件じゃ偏窟寺からお呼びがかかるようなことはございませんが…

 本来は、現代日本を舞台にした偏窟寺のセッションですが、今回のセッションはそれを遡ること百年ほど前の明治時代を舞台としています。
 さて今回登場するキャラクターも、ちょっといつものメンツとは違うようです…

GM
と、そのまえに呼び名がわからないので、ちょっとみなさん一通り自己紹介をお願いします。
生天目
旅烏の生天目健(なばため けん)です
GM
無宿人というところかね、まあ今は明治なのでいきなり佐渡送りになることはないかな。
生天目
ヤクザの黄金時代ですので
化けダヌキの鼓(下の名は秘密)ですw←タヌ君のお父さんなので
GM
ところで鼓は… ボケてるの?
少しずれています
GM
そうか、お母さんがボケ担当なんだな…(妄想補完)
耕作
陰陽師の芦屋耕作です。陰陽寮にはうざがられてます
耕作
ついでに、怪しい骨董品屋の情報屋がいます。
GM
誰かかはあえて聞きますまい。
生天目
だ れ ? 
耕作
年は耕助と同じぐらいかなあ。町の図書館で働いてます。

 ───とまあこのように、生天目を覗いて、他二名はPCのご先祖が登場しています(キャラクターシートは同じ!)
 ちょっと変則的なセッションとあいなりましたが、どうぞ明治編をお楽しみください。

訴状

GM
───さてと、では導入は鼓から参りましょうか。
GM
あなたは夜道を歩いています。街灯などはないようなやや郊外の場所ですので、あたりは真っ暗です。
「月はいいのぅ…」 ほてほてと歩いています
GM
と、思うと道の先の方で「ギャッ」 とたまぎる悲鳴が…
「…おや?」
???
「ドサッ」
GM
道の先のほうで何かがゴソゴソとうごめく気配が。どうやら物取りのようです。
「…なにごとかあったんかいのぅ…」ほてほてほて って向かいます
???
「!」
「お前さん…何をやってるのかね?」
GM
鼓の気配を察した何者かが逃げていきました。
「…行ってしもうたのぅ…」 匂いをかいでおきましょう
GM
うーん、人間で、垢まみれであまりいい暮らしはしてないと思った。<匂い
GM
そこに一人の瀕死の男が残されています。
「お前さん…だいじょうぶかね?」<瀕死の人
GM
瀕死の人はほっかむりをしたお百姓さんのような身なりで、ちなみにもうダメそうです。
瀕死の男
「・・・こ・これを偏窟寺に」
GM
懐から血まみれの手で手紙をとりだし、押し付けてきます。
「…困ったのぅ…これを届ければええのかのぅ…」 受け取る
瀕死の男
「・・・たのむ・・・」
GM
ガク、死にました。
「…どうすればいいかのぅ…」
GM
全ては月が見下ろしていた───というところでシーンチェンジ!

偏窟寺にて

 場所は一転、偏窟寺。

生天目
「半方ないか、丁方ないか!」 何やってる
耕作
「(プカプカ)」 キセルを吸いながら、縁側で書物を読んでいる。
「…誰かおるかいのぅ…」
耕作
「この写真、という奴は凄いですねぇ・・・おや、鼓の旦那じゃないですか」
生天目
「おう旦那さん。打ってくかい」
「とりあえず…手紙を預かってきてのぅ…」
手紙を出しましょう
耕作
「おや、どちらさんからですか?」
GM
さて、瀕死の人が持っていたのは京都に程近い、元は○○藩の飛び地の領地にあったというとある村からの便りでした。
GM
文字は達者な女文字で、おそらく差出人は女性と見受けられます。
GM
内容は───
GM
夜な夜な庄屋の屋敷に怪しげなるものが出る。
それはどうも家のものの命を狙っているらしく、不穏な怪事が続けざまに起きている。

しかしこのようなことを言っても寺も誰も取り合ってはくれないし、庄屋の主はそれは家の恥だといい、このことを言いふらしかねない手紙の差出人を屋敷内に軟禁してしまったので、これを家のものに託したとあります。
耕作
「(スルスルと文を仕舞い)ふむふむ、成る程。どうやら仕事の依頼のようですねえ」
生天目
「新聞屋の喜んで買ってくれそうなネタだな」
耕作
「・・・菊姐さんに話を通しておいたほうが、良さそうですな。あとで怖いですし」
「出してやらんといけんだろうのぅ…」
生天目
「仕方ないな……土地の元締めに顔売っとくか」
お菊
「───へえ、仕事かい? 最近は京都も落ち着いてきたもんさ、あんた達、丁度いいからぱっといって片付けてきなよ」
GM
とのお返事です
「ではちょっくら行こうかいのぅ…(どっこいしょ)」
耕作
「では、行きましょうか。(タン)」 キセルを火鉢に叩きつけて
GM
では再びシーンチェンジ。───いきなり、村。
GM
ここは旧○○藩領・泡海(あわみ)村です
耕作
「(プッ)」 一吹きして、懐へしまう・・・・はやっ
GM
まあ、道中何もないし
耕作
http://www.kyobunka.or.jp/phot/image/9-1.jpg じゃあ、こんあのでガラガラと。
GM
チミ、田舎にいって燃料補給をどうするよ
生天目
楽するな!
耕作
えー!
妖怪タクシーじゃないのか。じゃあ徒歩。
GM
では、そんなアンタの為にディレクターズカットの挿入シーンを

車上の行き会い

GM
村まであと数里というところにきて、プスン、と耕作自慢の四輪車が止まってしまいました。故障のようです。
耕作
「(キュキュキュ・・・ボスン)おや。」
耕作
「仕方がありません、ここからは徒歩で参りましょう。(ギャーン)」
GM
と、後ろからタイムリーに豪華な仕立ての馬車がやってきます。
4頭立てのかなり大きな馬車ですね。乗合馬車ではなさそうです。
耕作
家紋とかついてます?
GM
家紋などは付いてません。
生天目
路空けて透視。
GM
御者の他は、人が一人乗っているだけです。
生天目
どんなひと? 華族さまとか。
GM
んー、目がいいんだよね、華族とは言わなくてもここらでは珍しい洋装の男です。年のころは四〇程度。やや日本人離れした面貌の男です。
生天目
「(覚えておこう)」
GM
カッポカッポカッポカッポ・・・
耕作
「いい馬車ですねえ。楽そうだ」 ボー
「…(ほーっ)」
「…(珍しいのぅ…)」
GM
馬車はあなた方を追い越していきます…。やはり泡海村に向かうようです。
耕作
乗せてほしい、でも声は容易にかけられないっ
GM
かけない?
耕作
「ああ、ちょいとすいません。泡海村へはこの道でよろしかったですかね?」 カケル。<御者
GM
じゃあワンテンポ遅れて馬車が止まり、
耕作
無礼者、とかいってブシドーブレードで斬られないよね?
生天目
サーベルでしょ
御者
「ああそうだよ、あんたがたも泡海村かね?」
GM
案外あっさり答えてくれました
耕作
「実はちょいと所用で泡海村へ行かねばならぬのです。しかし、生憎車が故障しましてねえ。コマっておるのですよ」
???
「車が壊れましたか。それは難儀です。これからしばらくすると雨になる。もしよろしければお乗りになりませんか?」
GM
馬車の中からの声。───耕作さん、ダイスを呼んで知力チェック
耕作
3D6-15 = -8
耕作
−8デスヨ。
GM
この馬車に乗ってはいけないと君は思った
耕作
「(ゾクリ)──いやはや、なにやら邪気が・・・。」
GM
ではこれがファーストコンタクトということにしておこうかな。
耕作
うい
漫玄象
「こんな田舎道で行き会うのも多少のご縁、どうぞ、気兼ねなくお乗りください」
耕作
「・・・・・・・・・・・・・・・これは有難きお言葉。感謝いたします」
耕作
少し思案したが、どうやら誘惑に勝てなかったようだ。
生天目
「(うさんくさい奴め)」
「いいご縁ですなぁ…」 匂いをかいでおきますねー
GM
衣類からはたぶん焚きこめた香の匂いがした…
感情もわかるんですが、どんな感じです
GM
淡白な感じ
「良いですなぁ…」 みんなが乗るなら乗りましょう
耕作
「私は芦屋耕作、京で図書館学芸員をしております。」 一応自己紹介>玄象
「ほう、それは大変興味深いお仕事だ…」
生天目
「生天目健だ。おっさんとは腐れ縁でね」 御者台の方へ
耕作
「本が好きなものですから、なるべく本に近き場所で、と(苦笑)」
「私は鼓と申します…どこかでお会いしたことはありましたかな…」>漫
「いえ、皆さんとお会いするのは今日が初めてですよ」
GM
などと当たり障りのない会話が続き…
GM
───これから若狭湾まで商談に出向くという怪しい洋装の男の馬車に乗って、皆さんは無事に泡海村にまで到着しました。降りる頃は夕暮れ時になっています。漫もこの村で一泊するそうですね。
耕作
「(馬車を降りながら)いや、助かりました。礼をいいます(一礼)」
「ありがとうございます…いい乗り心地でしたなぁ…」 一礼
耕作
夜ですよね?宿はとれるかな?
「ああそうそう、この村には宿がないのですよ。いえ、私はよく商談で通るのであらかじめ宿を頼んでいるのですがね、それ以外の旅人は寺を頼らないといけないそうです」
GM
だそうです。
耕作
「成る程、寺ですか。いやご親切にどうも」
耕作
クッ、流石にこのへんはぬかりないか
「寺ですか…良いですなぁ…」
生天目
「当然だな」 寺、すなわち賭場。

泡海村近隣一五ケ村の窮状

「ゴィ───ン」
GM
偏窟寺に増して寂れて怪しい寺です。
生天目
「御免下せえ」
耕作
「お邪魔します、どなたかおられますか?」
僧都
「おや、お客さんですかな…」
耕作
「旅の者なのですが、一晩お願いできませんでしょうか?」
生天目
裏社会を使う必要なさそうですなあ。普通に挨拶します。
僧都
「はあ、まあこちらではどなた様も身分に関わらず、お泊めするのが慣わしですじゃ。まあお上がりになってください。このとおりの貧乏寺、白湯ぐらいしか出ませんがのう」
GM
…お茶もなさそうに貧乏です
耕作
「ああお構いなく。」
GM
ゴハンもでません
耕作
オゥ
生天目
「屋根さえあれば、極楽浄土の御殿も同じ」
「…(ぐー)」
「…(木の実でも食べてくるかのぅ)」
GM
見かねて、非常食を出してくれます。大根の干物やらなにやらですが
耕作
それは拝んで食べる。
耕作
「ありがたや、頂戴いたします(拝」
生天目
「さもしいなあ」 ちょっと外出。
「申し訳ないのぅ。ありがたくいただきます」
僧都
「すみませんのう、こんなものしか出せませんで。先年来、ここは天災続きでしてのう。───日照りはある。出水はある。地震(じぶる)いはあるでまあ、さっぱりですわ」
耕作
手紙に家の場所も書いてあるよね?
GM
あるね、というか庄屋の家と書いてあるから、庄屋は村に一軒しかない
耕作
「大変ですねえ。いや、天災ばかりはどうしようもない」 了解。
僧都
「しかし、こんな村がやっていけるのも、荊(いばら)様のおかげですよ」 ボソ
耕作
聞き捨てならぬ言葉! 「荊様・・・ですか?」
僧都
「ええ庄屋様のところの…あれはなんと申しますかな。まあ、荊様です」
「ほほぅ…そのお方はどのようなお方でしょうかのぅ(ずずず」 白湯を飲みつつ
耕作
「ほほう。(例の家か)」
僧都
「ええ、ここいらは本当にもう危ういほどの飢饉でしてな。それでも餓死者が出ていないのは、荊様がその財産をなげうって、村々に施しをしているからなのです」
「すごいお方ですのぅ…」
耕作
「成る程」
僧都
「この泡海の一五カ村がこうして今もあるのは、荊様のおかげなのです。ありがたいことじゃあ…」 拝む。
僧都
「しかし、ここ数日の間臥せっておいででしてなあ… みな大変に心配しておるのです」
耕作
「おやまあ、どうなされたのでしょうな?」
「なにかおありで?」
僧都
「どうも持病をお持ちだそうですが、はあ、詳しいことまでは…」
GM
僧都はあまり世事には詳しくないようです。
耕作
「そうですか・・・(白湯を飲み終わり)馳走になりました。」

兎狩りと夜這い

GM
ということで夜は更けていきます。更ける、といってもまだ夜の9時ぐらいですね。
生天目
その話は戻ってから聞くとして……
耕作
「生天目さん、どこへ行ったんだろうねえ」
「ですなぁ…」
耕作
耕作はおとなしく寝ます。
生天目
ウサギを狩ってます。
ついでに村の地形を把握しておきます。
GM
ウサギ狩りか
耕作
ウサギ・・・
GM
ではどんなウサギをハンティング?(悪)
耕作
ふみみ兎ですね?(謎
生天目
野鳥でもイノシシでもいいんですけどね。なるべくオスを。
GM
じゃあ、それっぽい技能の成功率であなたの晩御飯が決まります。
何がいいかしら…
生天目
生存技能、動植物知識、直接攻撃妖術(射撃武器)。揃ってます
GM
生存でいこう
生天目
3D6-14 = -7
GM
ではビッグボス並みの手腕であなたはイノシシをゲットしました。うーん、やはり痩せていますね。
GM
なお、徘徊していると判るのですが、村人はお腹がすいてるのか朝が早いのか、村はもう静まり返っています。が、二軒灯りがともっている家があります。
村はずれの小さな小屋と、中心部にある庄屋の家です───。
生天目
「喰いきれなくなったら村に回そう……あれか。それと何だ? 旅烏か猟師小屋か」
GM
生活観がありますから、まあこの時代の人だと判りますけど、…ゴニョゴニョな小屋
耕作
アフゥンw
GM
判りましたね?w
生天目
イノシシはほっといて(適当に隠して)近づきましょう
GM
今夜の山場選択肢───! さあどっちに
耕作
ドキドキ・・・
GM
ワクワク
ハラハラ
生天目
望遠と暗視と透視と透明感知を駆使して……両方を把握できる限界まで、とりあえず近づく。
忍びなくちゃいけないなら、そう言って
GM
そんなんじゃもっとばりっと見えませんよ、ばりっと
生天目
じゃ、変な小屋
GM
ばりっと見るんですね、いけない人だ
生天目
実際、何やってますか。
GM
変な小屋は…まあはっきり行ってしまうと、村人相手に商売している小屋らしいです。まあ男女が一組真っ最中で。
生天目
「いいねえ汗まみれで必死こいて(けけけ)」
GM
よく見てみると、なんか片っ方はさっきあった人かなと
耕作
生天目
p:そうかレーダー感知できるんだった、このひと。
耕作
p:ニヤリと口元だけ笑フのだろうか。
GM
ま、やってることは普通といえば普通ですがね。どうします?
生天目
「さて、庄屋のほう覗きに行けるかな。眠たいけど」
GM
はい、覗きました。ほとんどは寝てますが、起きている人が僅かながらいます。
GM
どうやら庄屋らしい人が、行灯に火をともして帳簿付け…。
あとは、手紙のとおりに蔵の二階に監禁されているお嬢さんが一人…。
耕作
p:そうか、あまり正面から乗り込んではいけない内容なのだった。
生天目
「よし、どこにいるかはわかった」
GM
さてどうします? イノシシは?
生天目
あと動きがないなら、好奇心が満足したので戻ります。
GM
特にないですね、静かなものです
生天目
イノシシは食い荒らされてなけりゃ寺の裏に置いて適当に雨除け
「…ええ月だのぅ…」 月見中
GM
月見しているタヌ君は、庄屋の家に帰って行く漫が見えますがね。
「…おや?」
「さっきの男が、家に入るのぅ…」
GM
傍目に… 機嫌がよさそうなのかどうかは判らないなあ
GM
では庄屋の家に入っていきましたね。

何者かの手引き

耕作
こっそりと事情を聞きにいくなら今だよね。健くん、起こして。
耕作
「(スヤスヤスヤ)」
生天目
「おっと、蹴躓いちまったぜ」 どか
耕作
「(ベキュ)・・・・・・痛いですね。」
生天目
「悪いな。庄屋の家、見てきたぞ。確かに閉じ込められてた」
耕作
「それはご苦労様です。ならば事情を聞くならば夜のうちしかありませんな」
耕作
「真正面からいっても、とりあってはくれなさそうだ」
耕作
ということで、夜の闇にまぎれながらコソコソ潜入でOKかな?
GM
しますか?
はーい
耕作
ういっす
生天目
「よし、行こう」
生天目
暗視と透視で警戒しながら、忍び足。
耕作
生天目さんの後ろからついていきましょう
生天目
p:ふ、レーダーがあるなんて知らないぜ
耕作
p:知る芳もない
…ふふふ

 というのも、これは漫がレーダー感知(通称レーダーセンス)の妖力を備えている為。
 この時点では漫はまだ偏窟寺には関わっていないので、漫に一挙一動監視されていることは知る由もない三人組…。

GM
じゃあ、庄屋の家の前までは問題なくいけますが、入り込むとなると…
GM
まず周囲は壁がとりかこんでますので、乗り越えるかどうにかして内側に入り込んでから、戸口の鍵を開けなければいけません。
戸口はつっかえ棒など非常に単純な構造をしていますので、鍵開け技能ではあけられません。
かつそれぞれの作業は静かに行わなければ、家の人が起きます。それでははりきってどうぞ。

 ここはさすがに妖怪。
 耕作が《人払い》をかけた上、鼓がタヌキに変身。生天目に壁の中に放り投げられて、簡単に戸口をあけると二人を内部へと招きいれて第一関門を突破する。
 透視能力をもった生天目の案内で、なんなく蔵までたどり着くものの───

GM
では健さんの案内で問題なく蔵の入り口まで辿りつけはしますが、扉に鍵が。
生天目
「やじり切りはやったことないなあ」 土蔵破りのこと。
GM
なかなか結構な南京錠がついてます。
耕作
「鍵が必要ですね。何処に保管してるやら」
生天目
「撃ってもいいが明かりが出るしな……帳場か、主人の手元か」
耕作
p:お銀さんなら、次のシーンで蔵の中なのに。
窓というか隙間とかないかな?
GM
なかなかしっかりできている蔵で、鼓でも侵入できる隙はありませんねえ。
GM
では、聴力判定を
耕作
3D6-15 = -2
3D6-14-2 = -5
生天目
3D6-14 = -5
GM
ではみんなバッチリ聞いたかな。
背後で、かちん、となにかが落ちる音が。
生天目
飛び退く!
「…(おや?)」
耕作
「・・・」 それはクルゥリと向きますな
向くね
GM
振り向くとああ、不思議なことに床に鍵が落ちている
生天目
「……あ?」
耕作
「・・・おや、こんなところに鍵が。」
GM
この鍵で開けられそうです。
耕作
拾う前に妖気知覚。
GM
うむ、振りなさい。
耕作
3D6-14 = -4
耕作
ホレ、−4ほどじゃ
GM
ああ濃厚な妖気が
「どうしたのかの?」>耕助
耕作
「(やれやれ、どうやらこの家は違うモノにも憑かれているようだ)これで開きますよ、生天目さん・・・。」 鍵を渡す
生天目
「うさんくさいなあ。知ったうえで誘い込むつもりか?」
GM
濃厚かつ淡白かつ黒いオーラが染み付いているように耕作には見えた。
耕作
「(どうやら相当タチの悪いもののようだ)」 思わず手を払う

荊との密会

GM
鍵を開けると蔵の中です。蔵の中はあにはからんや、使わなくなった家具や食料がしまいこまれています。
娘さんがいるのは二階ですね。
「上かの?」
よーく中のものに注意を払っておきます
GM
はい、蔵の中身は特に珍しいものはありません。木乃伊もない。
耕作
スタスタと上がりましょう
生天目
「おいちょっと待てよ」 2階?
GM
では、耕作は階段状の箪笥を上がり二階部分にあがる、と…
いました、娘さんが寒々しい板間の上に敷かれた布団で寝ています。とても住みよい環境には思えません。
生天目
「もし」
耕作
「・・・夜分遅くに失礼しますよ。お嬢さん」
「…っ、あなた方はもしや」
GM
寝覚めはいいほうらしいです。やつれていますが美人ですね。
「…ほほぅ…(じーっと見ておきましょう)」
耕作
「偏屈寺のものです。貴女ですね、依頼をされたのは?」
GM
「そうです、ああ、では蔦安が文を京都まで届けてくれたんですね」
「まさか本当に来てくれるとは思わなかった…」 ちょっと涙ぐんでます。
耕作
「詳しい事情をお話いただけますな?」>荊
「あの、蔦安は無事ですか? (表情を見て)…無事ではないのですね、そう…」>耕作
耕作
「・・・命を懸けて我らの元へ届いたこの依頼、必ず果たしてみせましょう。貴女の為、そして彼の為に」
「おぬしはどうしてほしいのかのぅ…」
GM
荊はポロポロ落涙しつつ、それでも気丈にことの顛末をあなた方に語って聞かせます。
GM
───さて、話は数年前にまでさかのぼるのですが、荊は実はこの庄屋とは血のつながりはありません。
GM
元々この泡海村は、他の村と違い特産物などはありませんでした。
それは別に土地に問題があるのではなく旧来、藩によって出荷可能な特産物というものが定められていたからなのですね。そして瓦解後、これまであった特産物の保護条例がなくなったので、自由に商売ができるようになりました。
で、泡海村が目をつけたのが養蚕です。
GM
荊の両親はこの土地に招かれた養蚕家で、技術を広めにやってきたのです。
───しかし、ある時流行り病で二人は亡くなってしまい、荊は庄屋の家に引き取られました。
居候という身分ですが荊には両親が残した蓄えがあり、その蓄えを飢饉に際して一五ケ村に投げ与えたのですね。
GM
が、その行いを元々庄屋は快く思っておらず、最近命の危険を感じていたところ保護という名目で蔵に監禁してしまったと。
GM
とまあこんなところです、ああ長い(汗)
ふむふむ
耕作
なるほど(チャキーン
「コホコホ…ごめんなさい、最近喉が…」
GM
というところで知力チェック
3D6-14 = -7
耕作
3D6-15 = -2
耕作
「(支えて)大丈夫ですか?」 うい
GM
判るのは鼓ですかね。───咳にしては妙な咳をしている。
耕作
「大分とお体がすぐれないようだ。無理もありませんが」
生天目
「手紙には余計なことが書いてあったようだが」
「ええ、そうなんです。…誰も信じてはくれませんが、夜な夜な何か怖いものが来るのです」
生天目
「本当にあんたが書いたのか?」
「はい、間違いはありません。信じてくれたのは奉公人の蔦安だけでした」
生天目
「どんなものだい」
耕作
「どのようなものか、覚えはありますか?」
「あまり形はよくわかりませんが、獣のようなものなのです。しかし、しっかり戸締りをしていますから家の中に野犬が紛れ込むようなことはありませんし、それに…」
生天目
「それに、何かな」
「部屋に張っていたお札が焼けていたのです」
GM
こう、じゅっという感じで札だけ黒く変色していたそうです。
耕作
「札、ですか・・・」
生天目
「誰のせいで焼けたか、わかる?」
「それは判りません…」
生天目
嘘発見
GM
嘘発見、ふってもいいけど、まあ嘘はついてないとオーラは言っている
生天目
じゃあ振らない。見るまで何も信じない。

同業者の気配

「ふむ‥何かおかしいのぅ…」
耕作
「鼓さん、いかがいたしました?」
どのようにおかしいとか解りますか?<咳
GM
風邪じゃない。労咳でもない。病気にしてはなにか妙。
耕作
p:・・・専門分野?;<風邪じゃない労咳でもない病気
「…病気ではないかもしれませぬな…」>2人に
耕作
荊さんにオーラ感知を。LV3です
GM
むむ、弱っている。きっとこのままでいくと遠からず命を落とすのだ。<オーラ感知
耕作
「これは・・・・・・」
耕作
p:呪いだろうか?
GM
うーん、妖気感知かね。よい出目を出しなさい。ヒントを出してしんぜよう。
耕作
3D6-15 = -7
耕作
−7ほど
GM
うむ、それだけ出れば十分だ。───これはきっと妖怪、というよりも、術師が呪いをかけているに違いない。
たぶん術の触媒が近くにあるのではないかな。
耕作
「・・・ご同業者、ですかね。」 チラリとソゾロの顔が浮かんだり
生天目
「妖物の狙いは何だ?庄屋か、あんたか」
GM
「怪しいものをみたのは、…たぶん私だけです。養父はとりあってもくれません」 ショボン
耕作
では、スッと立ち上がり。探索してみていいです?
GM
はい、いいですよ〜。これは流石に振ってみてください。
耕作
3D6-14 = 0
耕作
0かい。一応成功。
GM
ない!<0
耕作
(クアッ)
生天目
じゃ見回してみる。
GM
探すのなら、一応探索をふってみてね
生天目
探しません。見てるだけ〜
匂いをかいで見ますー
GM
匂いはなにを目当てに探す?
何かのう、獣の匂いかな?
GM
獣か。それなら確かにふっと臭うかもしれないけど非常に希薄な印象。本物の獣ではないのだろう。
耕作
じゃあ、ブツブツと来歴感知でもかけてみましょう。
GM
はいはい、がんがん振ろうね、振ってみようね
耕作
3D6-14 = -6
耕作
ターイムトリーップ。
GM
あなたには見えたある。なにか怪しいものをすっと箪笥の裏に貼り付けた庄屋の姿が。
GM
ちなみに箪笥はスミッコにある。
「なにかわかりましたかの?」
耕作
「・・・・そこですね」 箪笥の裏をまさぐる
耕作
「おそらく、原因となってるであろうものが。このへんに・・・と(ごそごそ)」
GM
札発見。たぶん正統派ではない、マイナーな流派の術師の手によるものだろう。
耕作
「呪符・・・。」
生天目
「角大師の護符とかじゃないのか?」
GM
見るからにオドロオドロシイ…
耕作
「外道の所業ですか。」

呪いと合間見える

GM
と耕作さん、札からなにかモヤモヤしたものが出てきますよ。
耕作
それは、すかさず離す!
「ほぅ…」 目を細める
生天目
構える。
GM
では、札から出てきた獣が、真っ黒い犬の形をとります。日本犬にしてはやたらデカイですが…
耕作
妖怪知識:日本(平安)か中国でわかるかなあ?
生天目
さあ、どこに行く。>犬
「…!」
GM
犬はぐわっと荊のほうへ向かっていきます。
耕作
庇う!
GM
じゃあ13点の切が来た。ガプッと腕をかまれました
耕作
いただきましょう
生天目
く、今更かもしれんが人目がある。
耕作
「危ない!・・・くっ」
「………………あ、後は…まかせましたよ」 荊さんを連れて逃げようと
GM
荊さんは…
GM
3D6-10 = -3
GM
何故かしっかり意識を保っているw
耕作
やるな。タダモノではない
生天目
いいねえ知力高い一般人
GM
いや、10なんですけどね…
「あ、あの人(耕作)が危ない!」
耕作
「はやくお逃げなさい! 鼓さん頼みますよ!!」
「あ、あなたのほうがあぶないですからの」
生天目
「そうだ!いいから逃げろ」
「わ・わかりました…」
連れて逃げようとします
GM
飲み込みがいいので一緒に逃げます
犬は苦手だ
耕作
p:連れてー逃げてよー(古い歌

GM
では、戦闘ターンにはいります。移動力をご申告ください
生天目
変身解除。
耕作
人目がなくなったら、変身解除しましょう。
生天目
GM
6.5
耕作
7ですー(即応あり
GM
わあ、そっちが絶対早い
GM
どうぞ。犬はドンケツです。

耕作
「外道の置き土産、とくと拝見しましょうか(ゾンッ)」
耕作
武器の手発動
生天目
「まずはオレから行こう」 ずい
耕作
頼みます。目立つので攻撃妖術は撃てないの、私。
生天目
「くらいな!」 眼光一閃
生天目
3D6-16 = 0
GM
妖術は避けしかないなあ、後退避け
GM
3D6-9 = 3
GM
避けられません。ズバッとくらいました
生天目
射撃を後退避けすなー!
GM
ふ、結局避けられんサ
生天目
8D6 = 28
耕作
p:「アラヨッ」(ジュッ)ですな
黒犬
「ガアアッ!」
GM
結構効いてます、が、やはり生き物ではないらしく血が出ない。傷口からばっと札が散ります。
生天目
行動は待機。
GM
こちらの番かな? では健に攻撃です。
GM
3D6-13 = -4
生天目
3D6-10 = 2
GM
お返しとばかりにドバッと口から酸を吐いて攻撃
生天目
避けか。
GM
当たると…ダメージはともかく臭いよ〜!
生天目
「ちっ」 じゅううう。
GM
3D6 = 13
GM
13点の叩きです。健さんはとても臭くなりました。
生天目
「こんなもの!」 残り91点。

GM
すっぱいニオイを漂わせつつ、次のターンです。
耕作
では、全力攻撃宣言。
GM
おおう、きなさい。
耕作
二回攻撃で切りかかる
耕作
3D6-15 = -10
耕作
3D6-15 = -2
耕作
ダッシャア。
GM
一応避けましょう
耕作
15以上だと、クリットだっけ?
GM
ですね。クリットですし、避けれません
耕作
3D6 = 12
耕作
生命力判定失敗すると朦朧。ダメージいきます
耕作
4D6+1 = 12
耕作
4D6+1 = 15
耕作
12点と15点の斬りです
GM
あー、死にました!
GM
弱点:即時退場でHP0点以下になりましたので、とたんにボシュッと消えます。あとは切り刻まれたボロボロの札がヒラヒラ舞うだけです…。

人を呪わば、穴二つ

耕作
「(ビッ)・・・。」
生天目
「ふん、式なら返って喰らいつくくらいしてみせろ」
耕作
その妖気、覚えておくぞ。(特に意味はない<呪符
耕作
人間変身して、荊さんを追おう
GM
うむ、たった2秒の出来事だ、そんな逃げてない
生天目
再変身。
生天目
すみっこで、清潔の発動を待ってます
GM
なんか全身酸っぱいですね>健
耕作
「お待たせいたしました。」>荊さん
「おつかれさまですのぅ」
「…犬はどうなりました、ご無事ですか!?」>耕介
耕作
「あの物はどこかの術師が仕込んだ一種の呪いのようなもの。札を破りましたゆえ、大事はありませんよ(微笑)」>荊
「そう、なのですか… もう来ないのですね?」
耕作
「ですが、呪をかけた大元となるものがいるはずです。なにか心当たりはありませぬか?
怪しき者が出入りしていたとか」
「・・・・」 つらそうに目を伏せます
「───もう、お判りなのではないですかな芦屋耕作さん」
「…ほっほっほっ、いらっしゃい」
GM
気が付くと、黒い気配を漂わせた男が蔵の入り口に立っています
耕作
「やれやれ、これは『奇遇』ですね」 後ろを振り向かずに
耕作
ああ、めのまえにいるのか
「───実は若狭湾に商談で参る、というのは嘘でしてねえ」
耕作
「そうでしょうねえ、貴方のように全身から怪しき気を滲み出している者に商人など向きません。一目お会いした時から、貴方のことは気にかかりましたが。」
「おや手厳しいことをお言いになる、実は私の商売は金貸しでございましてね。こちらの庄屋さんにも懇意にしていただいている。今日はその取立てにまいったのですよ…」
耕作
「取立て、ですか」
「ほぅ…取立ての割には仲のお宜しい…」
「額はまあ言いませんが、しかし、結局期日までに用立てることはできそうにない。───そこの荊さんが生きていらっしゃる」(黒)
耕作
「随分と手の込んだ差し押さえ状のようで」 札の紙片をピラと出し
生天目
「(じろり)」>玄象
「…人の命でお支払いするとは…なかなかのご高額だったとお見受けいたしますなぁ…」 目を細めて
GM
「おや、誤解なさってはこまりますな。それは庄屋の差し金ですよ」 ニタリ
「父が…?」
GM
漫の説明はこうです。
GM
───養父の庄屋は借金を抱え込んでいました。はじめは小さな額でしたが、それは数年来の飢饉で決定的になり、莫大な額に膨れ上がってしまった。
しかし、養子の荊は親から引き継いだかなりの資産を持っているが、庄屋には手出しが出来ない金でもある。
「…そこで養子の荊さんが死ねば? 遺産はもちろん養い親の庄屋のものとなる。
しかし、荊さんは一五ケ村の救い主だ。仏様だ観音様だ。そして庄屋の困窮振りはみんなが知っている。人目をはばかる必要があったのですね…」
耕作
「成る程。」
生天目
「で、それか」 アゴしゃくる。
「まあ、あなたが怪事に気づき、逆に蔵に匿われる事で村人の不信感を煽ってしまいましたがね」
「そんなことを、まさか…」 ショックを受けています
生天目
「あんたの父上は、もともと死んだ父上ひとりだったのさね」
耕作
・・・荊さんの寿命はもう決まっちゃってる?
GM
いや、呪われていたから命が危うかっただけで、呪われてなければそれなりです。
耕作
了解
GM
さて、漫なのですがこの夜更けにちゃんと身支度を整えていますね。
「のぅ…荊さん…あんたは…どうしたいかね?」
「…養父の借金は村の借金です。…私の財産で賄えるものならそれを充てましょう」
「そうしていただけると助かりますなァ…」
「それはそれでいいとして…あんたは、どうしたいのかね」<お金の件は置いておいて
「…養父はたしかにこれまで育ててくれた人ですが、…私はこの家を出ようと思います」>鼓
「そうかい…気持ちが決まっているのなら…私たちは…お手伝いをしようかねぇ…」
「その必要はないでしょう」 もはや興味が失せた顔で言います>荊
耕作
「出て行く必要は、なさそうですな」 漫の姿を見て
「庄屋亡き後、泡海村をまとめ上げる方が必要だ。(それにあなたの財産では借金の半分も返せませんし)」
生天目
「何かしたか」>玄象
GM
健さんには見えますが、庄屋が首をくくってるのが見えます。
生天目
「呪詛返しはちゃんと起こっていたのか」
耕作
「人を呪わば、穴二つ。術式に疎いものでも、分かっていたことでしょうに」
「いいえ、庄屋ではありません。あなたも術師を見てますよ?」 ニヤリ>生天目
生天目
「おまえじゃなければ……そうか」
…だれだっけ
耕作
住職?
「この当たりには春をひさぐ傍ら、まじないをする歩き巫女もいるとか?」
耕作
オウ。
「まあ、無事ではございますまいなあ…」
耕作
「この腕の傷のお返しをできないのは、いささか不満ですが。まあいいでしょう」
タヌパパはとりあえず…ここに残りそうなヨ・カ・ン
GM
きっとタヌ君パパの援助もあって、しばらくすると借金も返せるでしょうね。
というところで明治編、一巻の終わりにございます…