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<< マンキ と ミヤサ の"ほんの少〜し遠出"の巻 >>

 藤枝から発信「食」に関連して・・・
・・・と言い切ってしまったが、少々離れてはいるものの、行ってみても損はないお店を載せたい気分になりましたぁ〜。。。
(あくまでも主観・・・・・・価格は執筆時、参考/2001.06)

『 キネマ食堂 』/掛川市下俣173/0537-22-4348/定休日:水曜日

創業は、大正十五年=キネマ物語=
 HP開設の打ち合わせのために、我々二人が何気なく入ったお店。 のちに二人とも、家族まで引きずり込む程に気になってしまうお店になってしまいました。。。

=マンキの第一印象=
 いや〜、キネマはHP(byふーさん)で紹介されているものだけを想像して、その店舗実物を目の当たりにして、「どうせ大したこた〜ネェだろう。」という感じを、見事に裏切る高得点をマークする近年まれに見るお店だったなぁ。 常連重視の店はたいてい、店主や従業員の態度がサービス業に従事するには不適切な場合が多いが、店の雰囲気もそれなりにコダワリと、店主の趣が前面に出ている感じにもかかわらず一見の客に対してもさほどいやみではなく、それなりになじめる雰囲気であった。 従業員の言動も普通レベルだな。 混雑ピーク時をやや外しての訪問であったが、ミヤサの到着を待っている間に出入りする客のチェックもしてみたが、やはり多種多様な職業の客の出入りが確認できた。 営業マン風、郵便局員、掛信職員、建設業現場従事者、主婦、近所のおじいちゃんなどなど・・・。 その点からみても幅広い客層に支持されていると見て、総合的に◎のお店なんだなぁと振り返る。 やはり、あの安さと決してボリュームを前面に押し出している訳でもないが満足度というか、一品(二品?三品?)余計に付いているというか、全体的なメニューの豊富さも手伝っているのだろう。 店そのものは想像していたよりもこじんまりとしていたなぁ。んでも、あの価格とメニューの数を考えた場合、アレ以上の規模では客を満足させるサービス業的品質の保持はおそらく無理なんじゃないじゃと思う。 逆にいえば非常にバランスの良い店ということになるか??
ラーメン\390-、バカうま!
=ミヤサの第一印象=
〜平日ランチ定食(2001.05.18)〜
・ご飯/味噌汁(ワラビ入)/お新香三種
・肉じゃが/チキンカツ/ネギトロ/ほうれん草のオムレツ/タコと山芋の酢味噌和え  ・・・・・・ これだけ並べられて『たったの¥590−(税別)』(◎o◎)/

 もともと用意されているメニューの多さと、夕刻からは居酒屋と化す仕込みの関係からか、小鉢ながらも昼食には贅沢さを感じてしまう。。。満足! 店の雰囲気も、何処か「こわばり」を感じながら癖が無く、清潔な雰囲気の中に緊張感を吸い込まれてしまう。 店員と客の語らいも極々普通で、マンキの指摘するように"常連"と"よそ者"との扱いの差など微塵も感じられない。 唯一じいちゃんが黙々と片付けをしているところに「キネマ」ブランドの真骨頂を感じてしまう。 あの存在感が店員のプライドと、客の和みながらも背筋が伸びるような姿勢を維持させている、と勝手な想像をしてしまう。 しかし何故「ラーメン定食」がアレほど発注されていたのだろうか? 確かに昼食ではあったが、そこまで示し合わせたかのように注文しなくても・・・"キネマ通"からすると「色々喰うのは夕刻の部の方がいいんだ。昼はラーメンに決まってるダロ。この味にはジジの愛情がしみてるんだぜ」とでも言いたげ。 「キネマ4000年の秘密」が隠されているのだろうか??? 畜生、また行きたくなってしまったよ。
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『 ボルガノ 』/沼津市大手町5(仲見世商店街)/

スパゲティーの店、ボルガノ 本日、業務で三島までやってきた。 以前「武蔵之國・相模之國・伊豆方面」を飛び回り職務に励んでいた頃は、三島宿界隈にもよく来たもんだ。 ちょうど昼時分でもあるし、駿府城下に戻る前に沼津にも所要があるので、久々に沼津で昼食を取ることにする。 んでもって、迷わずココ「ボルガノ」に馳せ参じた次第であぁ〜る。

 場所は仲見世商店街の中ほどに、南北に走るメイン通りが東西に枝分かれしている所がある。 駅側のマイロード商店街の、駐車場のある交差点から入って左側にある。 一件おいて隣が「すみや」なので目印になると思う。

30年前にタイムスリップ〜 さて、まずはお店の雰囲気をご紹介しよう。 昨今、このようなお店は随分減ったと思う。 一昔前の静岡市内では、呉服町の地下街にある「蒼苑」や「でんわや」が雰囲気的には似てるかな? ←知ってる人も少ないか?(~_~) 店は地下にあり、商店街に面した店頭にはショーケースにちょっと実物とは違う(これが良いんだ!(^.^))蝋細工のメニューサンプルが並び、とてもレトロな感じである。 狭い階段を降りるとこれまた薄暗い、一昔前の喫茶店といった雰囲気の空間が縦長に広がっている。 テーブルやカウンター、壁のタイルや照明のペンダントまでが、なんだかとっても懐かしい雰囲気で、昭和30年代から40年代にタイムスリップしたような雰囲気である。

疑惑のメニューサンプル? メニューの見た目も、そのお味もなんとも懐かしいというか、幼少の頃ホントにたま〜に静岡へ連れて行ってもらい、地下街やデパートのレストランでお食事をした、、そんなことを回想させるモノである。 いまどき珍しいが、かえって新鮮かも?! 
 内容はパスタ系・ピザ系・ハンバーグ系・ステーキ系など、かなり豊富である。 しかもどれも平均600〜900円程度でリーズナブルである。 ドリンクメニューも喫茶店にあるものは網羅している。 各種を一枚のプレートに盛り合わせにしたランチがあり、コレが人気メニューになっている。 ランチといっても「ランチタイム専用メニュー」ではなく、開店中はいつでも土日も同じ価格で提供されるものだ。

 「Aランチ」はミートソース系パスタにウインナーがトッピングされて、サラダとライスが大皿に一緒に盛られて出てくる。 同様に「Bランチ」はレバーのパスタ、サラダ、ライス。 「Cランチ」はパスタがナポリタンで各680円!!「ステーキ(ビーフ)ランチ」はブラウンソース系のパスタ(かなり多い)の上に、デン!とビフテキ(←これも死語に近いか?)が鎮座(見た目、楽に150g以上はある)して、その脇にやはりサラダとライスが盛られている。 これで1350円!!!

 「バラエティランチ」というのもあってこれが面白い!大皿一枚にハンバーグ、ピザ、ナポリタン、サラダ、ライスがてんこ盛り!価格は780円。わらじ入り?、パルメザン! パスタメニューはどれもボリュームたっぷり。 中でも『パルメザン』という名のメニュー。 私はこれが好きで、ココに来るたび注文する。 本日も勿論オーダー。 名前だけで想像すると「ん?チーズ味??」と思ってしまうが、太い麺(1.9mm)は極めてプレーンな味付けで、ベースはブラウン系のソースである。 その上にトッピングされているものに度肝を抜かれてしまう。 ”わらじ”のようなポークカツレツ(豚肉肩ロース)はフライパンにて揚げ焼き仕上げらしく、「昔なつかしの洋食屋風」である。 幅約120mm、延長約250mm、厚さ約20mmの特大版!! トッピングだけで腹いっぱいになってしまうゾ! 価格は930円。 カツレツにはトロ〜リチーズが乗り、風味を増している。 ボリュームたっぷりのトッピングと、プレーンな味のパスタはベストマッチ!! 超ド級たんぱく質の固まりと、あっさり炭水化物の組み合わせは、大の大人の胃袋を満足させるには十分過ぎるくらいである。 (~o~)ゲフゥ〜。。失礼。。。

 他にも「タンステーキ」1100円はなんと200gの牛タンステーキがトッピングにぃ〜\(@o@)/ 「ハンバーグステーキ」は、やはり「洋食屋風」味付けの特性ハンバーグに目玉焼きが乗り730円などなど、紹介しきれないほどメニューは豊富。 パスタ単品は680円から、ピザは800円からいろんな味が楽しめる。

 とにかく一風変わった所で、前述の「懐かしさ」は絶対に感じていただけると思うので一度お試しあれ。 このような店は今後どんどん減っていくように思う。 乱立する郊外型ファミレスに習い、郊外型の外食産業がどんどん増え、デフレスパイラルの波の影響も受けて、レストランに限らず「○○屋さん」というものがどんどん姿を消して行くのは、時代の流れの中で如何とも仕方が無いのでしょうか? 沼津は清水同様に、七夕時期は商店街がドデカイ飾りを出して、賑やかに演出する。 清水のそれよりも俗っぽいので、子供のウケはいいだろう。 見物がてらに如何でしょうか?
 <掲載:2003.05/価格は全て税込み>
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『 丸天 』/富士市高島町69/0545-51-8600/定休日:月曜(祭日営業)

 「丸天」は全部で4店舗あります。。
 1: 沼津・魚河岸店   沼津市千本港町114-1(0559-63-0202)
 2: 沼津・卸団地店   駿東郡清水町卸団地内(0559-73-2115)
 3: 富士店       富士市高島町69(0545-51-8600)
 4: 清水店       清水市エスパルスドリームプラザ内(0543-55-1114)
 
 なんと、沼津魚河岸店は朝7:30から営業だが、今回ご紹介は富士店。 お勧めメニューは、→「上刺身定食=\1900-/フライ盛り合わせ定食=\980-/天ぷら盛り合わせ定食=\1380-/お子様ランチ=\500-」
 この他にも沢山のメニューがあり、基本的に定食をオーダーすればご飯、味噌汁、おしんこ付。 おかずのボリュームには絶対ビックリするだろう。 親が天ぷらないし、フライ盛りと上刺身を一品づつ注文して、子供にお子様ランチを取ってやれば、いろいろたくさん食べれるぞ〜。 富士店の店内はあまり綺麗とは言いがたいが(オット、失礼)、なにせ魚の「鮮度・ボリューム・安さ」と本当に3拍子そろっているので絶対お勧め! 揚げ物もほんとにこの値段で、これだけのものがつくのか?と疑いたくなるし、味も中の上以上の出来だと思うが・・・ とにかく一度行って味噌!
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『 特別付録:その他番外編 ファミレスの巻 』

 我々が小学校高学年から高校時代、外食産業は今ほど郊外型ファミリーレストランやハンバーガーなどのファーストフード店はその数も多くはなく、むしろ殆ど無いに等しかったように思う。 ここ10年ぐらいでその店舗数もグングン増えて、いまや乱立状態。 ちょっと前までは江戸や尾張などの都会に行かなきゃ入れなかった店まで、駿河之國の各宿場にも次々にお目見えしている。 一般的なハンバーガーやファミレスは何処の店に入っても画一的でさして珍しいものはないが、ファミレス系イタ飯屋元祖ともいうべき存在の「ジロー・フィオーレ」がなんと駿河之國には無いのだ。 その昔、駿府城下に3件の「ジロー」があったのをご存じかな? 静岡駅のすぐ南の店、新静岡センターの北街道をはさんで向かいの店、青葉公園の店の3件だがよ〜く利用させて戴いた。 特にベシャメルソース(ホワイトソース)のほうれん草とチキンのラザニアは絶品だったな。 現在東京・神奈川に展開する「フィオーレ」も、基本路線はこの静岡にあった「ジロー」のそれを継承していて、ファミレスの中では異色な存在(とはってもファミレスも多様化しているので一概にいえないが)。 そちら方面に遊興に赴くことがあったら、覚えておいて入ってみると良い。

 ちょっと前まではファミレスといえば「すかいらーく」と「デニーズ」、「ロイヤルホスト」くらいだったか? メニューも何処へ入ってもさほど代わり映えしないで、味も画一的。 それが今はなんともいろんな食い物のファミレスがワンサカある。 洋食系だけでも前述の老舗?の他、イタリアン、ステーキ専門、ハンバーグ専門、はたまた中華系でもすかいらーく系列の「バーミヤン」、カーサ系列の「ショウチイボウ」など、和食では「藍屋」、焼肉に至っては食材の経費の安さと利益率の高さがあってか、藤枝界隈でもその数の増え方は凄まじい! 昔はファミレス系焼肉は関東に「安楽亭」、名古屋に「さかい」位しかなかったが・・・ あと、「レッドロブスター」も変り種のひとつか?

 異色のファミレスについて少し述べようか。 私(妻も)大ファンであるが「ビクトリアステーション」をご存知か? 一番近くで相模原のR16沿い、横浜の馬車道、横須賀のショッパーズプラザ、甲府の駅の近所、六本木交差点付近。 今でも事ある毎に出掛けて行っては、わざわざ利用している。 なんといっても『コレがファミレスの味なの?』とビックリ仰天してしまう「プライム・リブ・ローストビーフ」がおいし〜い! 厚切り(20mm程)の焼き具合も、好みでチョイス出来るが私はレア専門! きれいなピンク色をした肉汁たっぷりのリブロースの、それはほんとに美味い! この店は名前の通り英国の駅をモチーフにしていて、店内も何処となくそれを思わせる造り。 ボックス席は、さながらオリエント急行の食堂車といった感じ。 ダイエー出資のファミレスだが、かなりのこだわりモノである。 同じような肉食系のファミレスは、関東地方には他に「フォルクス」、「すえひろ5」などあるが、私はここを絶対にお勧めする。 店の作りにもメニューにも、こだわりが尽くされて、決して的を外していないところが憎い!ヾ(>y<;) サラダバーやドリンクバーは今では当然のように何処のファミレスにもあるが、内容は結構お粗末であるナ。 ンデモここの「ビクトリヤ・・・」のそれは草分け的存在で、昔はここと「フォルクス」位にしかなかったな? でも断然、いまでも一番の充実振りだろう。 サラダだけでも充分お食事として成り立ってしまう程の種類が用意されていて、値段も\380-位だったかな? 新鮮なフルーツなどのデザート類もかなり良いものが並んでいる。 バーの管理も良好で、プレートはちゃんと冷蔵ケースの中で冷やされていて、各食材の取り分ける道具も清潔感がよく管理されている。 良くある「おきっぱなし、出しっぱなし、勝手にセルフサービスだからいい加減」見たいな感じではなかった。 点数はかなり高い。 まさに異色のファミレスといった感じ。

 考察すると、今まで述べたように多種多様なファミレスや、ファーストフード店があるが、駿河之國への進出がイマイチ遅いというか、進出してこないというかである。 またまた私の主観でモノを申すが、「ハンバーガーはやっぱりモス!」と中学生時分からのこだわりだったが、先般江戸でカルチャーショックを受けた店があった。 昨年藤枝駅南口にも出来たが「フィットネスバーガー」である。 駿府城下青葉公園にもあるが、見た目「なんだ、モスのパクリかぁ〜?」と思わせるが、食してみると明らかに違うこだわりが感じられる。 完全マニュアル化、作り置きの○ックや、ロッ○リアとは明らかに違う! モスがそうだが、材料からして完全に厳選して、契約栽培やら、有機野菜やら、こだわっているようだ。 亡くなった先代の社長が大層な"こだわり人間"だったらしい。 あれだけこだわれば、他所のような"ダンピング●○ューセット"見たいな事は出来ないだろうが、ISO精神の観点から、品質で見てもダントツではなかろうか? こんな店が他所の國に遅れをとってようやく出来たりと、いずれにしても単に田舎とひとくくりしてしまえばオシマイだが、國民性も影響しているんじゃないかと思うのだ。 商人も集客意欲に乏しいというか、消費者も購買意欲を行政に対して剥き出しにしないというのか、、そう客観的に思うのは私だけなのかしら(?o?)
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