VOL. 17
● 逆襲のYAMAHA
2005年のモータースポーツシーズンがいよいよ始まりましたネ!Moto GPでは昨年、ホンダから移籍したV.ロッシ選手の手によってヤマハに10年振りとなるタイトルをもたらし今期も開幕戦で優勝を飾りました。ロッシ選手は最高峰クラス5連覇に向けて、ヤマハにとっては創立50周年を美酒で飾るべく最高のスタートを切りました。また昨年は孤軍奮闘だったヤマハ陣営の中で開発も出来るC.エドワーズ選手も加わり初優勝にも期待が掛かります。(頑張れ!コーリン! ヤマハに移籍しても応援しているゾ!)
Moto GPクラス以外での注目は全日本選手権JSBクラスの中富選手。昨年、1勝を挙げましたがJSBクラス3年目の今年はタイトル獲得を目指します。中富選手が駆るYZF-R1の車体はワールドスーパーバイク(WSBK)の先行開発を兼ねているとも思われWSBKでのYZF-R1よりもワークス然としています。次の注目はWSBK選手権。ニトロ・ノリの愛称で世界的な人気を誇りスーパーバイクのエキスパートである芳賀紀之選手を呼び戻す事に成功した事に加え、Moto
GPクラスからノリックこと、阿部典史選手をコンバート。1000ccスーパーバイク元年の今年、YZF-R1を駆る2人によってドゥカティや他の国内3メーカーからタイトルを奪う事が彼らの使命です。第2戦の終了時点で事前テスト不足が響いて目立った成績を残せていませんが、混戦必死の今期は必ず浮上するチャンスがある筈です。
そして期待せずにはいられないのが鈴鹿8耐レース。ヤマハがワークス参戦を見合わせてから数年が経ちましたが、創立50周年の今年は本気で勝ちに来ると期待しています。そして最強のペアリングとして芳賀選手と阿部選手のノリ・ノリコンビ。全日本JSB仕様のYZF-R1の車体にワークスチューンエンジンが搭載されればスーパーバイク仕様での参戦が見込まれるホンダとヨシムラ・スズキに対して十分、勝算があると見ています。タイヤはダンロップになるかと思いますが、個人的にはピレリタイヤで勝負に出るのも良いかと・・・。
今年はヤマハから目が離せませんゾ!