VOL. 21
● 自由への翼
『RIDING PARTY in ツインリンクモテギ』で転倒した際にマシンにダメージを負いましたが実はヘルメットも傷物になってしまいました。使用には差し支えのない傷なのですが走行会等の注目を浴びるイベントではあまり無様なヘルメットでは情けないというもの。そこで同じSHOEIの宇川レプリカモデルに買い代える事を検討していましたが、既に現役レーサーではなく発売後、3年以上経過しているデザインの為、新鮮味に欠けます。基本的にはSHOEIユーザーなので同社製のレプリカモデルにしたいのですが、現役レーサーで速く、そして強い選手(←これ、結構重要です)のレプリカモデルが欲しいのに、過去のレーサーの復刻版やいまひとつパッとしないレーサーのレプリカしかラインナップされていないので購入意欲が湧きませんでした。
豊富な一流レーサーレプリカを揃えるArai製に切り替えようかとも思いましたが帽体の形がしっくりと合わない為、SHOEI以外は使用する気にならず・・・。「そうだ!この機会に10年来、温めていたオリジナルデザインのヘルメットにしよう!」と思い立ち、かつてペイント界のカリスマである『YFデザイン』様で修行を積んだ方が営む『COLOR FORCE』様へ依頼する事にしました。
デザインのモチーフは80年代に少年週刊誌で連載されていた『ふたり鷹』の主人公が被っていたヘルメットである通称、鷹ヘル。このグラフィックをベースにホンダウイングマークとミックスさせ【飛翔】を表現しながら現代風にアレンジしてみました。また基本的にはVTR-SP1のライディング専用とする為、色もキャンディーブルーをメインとし年齢相応の落ち着いた色合いにしてみました。
細かいディテールについては『COLOR FORCE』様にお任せとして配色だけ打合せをしました。出来上がりはほぼイメージ通りですが早速、次回のペイント時に取り入れたいデザイン案も湧いてきた為、これからはオリジナルデザインのヘルメットで通します。
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