VOL. 23
● バイクのふるさと浜松2007
2007.8.26(日)に地元、浜松で開催された「バイクのふるさと浜松2007」が東名浜松IC近くの浜松産業展示館にて開催されました。 前日からの2days開催です。日曜日の目玉は事前に申し込みをしたライダーが浜松市街地から白バイやバイク親善大使を務める平忠彦氏を先頭にしたパレードランと元、全日本ロードレースチャンピオンやMX世界チャンピオンらを招いたバイクフォーラムと銘打ったトークショーです。
パレードランは10:00に浜松市街地を出発し市内を回って11:00に会場に到着。なぜか平氏はカワサキ車に乗っていました。個人的にはRZV500なんかに乗って登場してくれたら嬉しかったなぁ。
また日頃、お世話になっているホンダドリーム浜松店の常連さんやFV4仲間(クソ暑いのにツナギ姿の正装でした)の姿もありました。総勢104名でのパレードで参加した人達はステージ上に集まり記念撮影されていました。
会場では990ccのMoto GPマシンの展示や1980年代以前の個人所有の旧車、浜松近郊のバイク関連企業や用品店によるブース出店、親子でバイク教室やバイク関連の工作なんかが開催されていて夏休み最後の日曜日を家族で楽しんでいる姿が見られました。
また国内でトライアルトップランカーの選手を招いてのトライアルデモンストレーションが行われ会場に集まったギャラリーの度肝を抜いていました。鈴鹿サーキットでも同様のアトラクションを目にしますが毎回、テクニックには感心します。
そして13:30からは今日、一番のお目当てのバイクフォーラムです。12:00に場内の屋台で売られていた軽食で昼食を済まし、もしかしたらプレスに取材されたり写真に写っちゃうかも?という軽い下心を胸に12:30から会場の最前列を陣取り、クーラーの効いた中でずっと待っていました。
ゲストは前述の平忠彦氏,宮城光氏、藤原儀彦氏、芹沢太麻紀氏、渡辺明氏、そして水谷勝氏です。80'sレーシングファンには涙もののラインナップです。特に水谷氏は今年の鈴鹿8耐事前テストで大クラッシュし生命の危険にさらされて現在も懸命のリハビリを行っている中で急遽、駆けつけてくれたものでした。
当時の平vs水谷バトルの裏話や自身のバイクに纏わるエピソード、公には出来ない開発現場の裏話とかで盛り上がりました。宮城氏以外は浜松在住経験があるという事で、さすがは3メーカーのお膝元というだけの事はあります。
現在も多くのメーカー系契約ライダーが浜松市に住まいを構えているそうです。芹沢氏がかつて平氏の門下生として平レーシングに所属していた際に浜松で住まいを探していた時に、平氏から「ココにしろ」と言われて理由を聞いたところ、「浜松駅前の飲み屋街から歩いて帰れるから」と答えられて絶句したとのエピソードには会場内が大爆笑。どうやら呑む事は、レーシングライダーの必須条件の様です。(笑)
来場者からの質問コーナーでは私も質問をしました。質問内容は今後、世界チャンピオンの可能性がある、または期待する選手は誰か?というものです。平氏と宮城氏はKTMから125ccに参戦中の小山選手、藤原氏は全日本ヤマハチームの中須加選手、芹沢氏はGP参戦中の日本人全員、渡辺氏はMX界の大御所なのでロードレースは詳しくありませんがMX界のティーンエージャーを推していました。そして水谷氏はヨシムラの酒井選手とKTMの小山選手を推していました。
コヤマックス人気高しです。苦労して世界に飛び出し理論的なセッティングができてレース展開によって適切な状況判断ができるというのがプロの先輩達の見方の様でした。Moto
GPクラスでも通じるだろうというのが共通認識でした。 1時間半の予定が大いに盛り上がったおかけで2時間のトークショーとなりました。
最後に平氏が11月の第1土曜日に袋井のヤマハテストコースでヤマハコミニュティプラザ貯蔵の動態保存確認テストの告知をすると、ホンダコレクションホールで動態保存確認テストを担当する宮城氏に司会者の方から合同開催の提案がなされました。
現在、スズキも本社工場敷地内に同社製品ののコレクションホールを建設して一般展示する準備をしているのでカワサキも協力してくれれば実現するかもしれません。
是非、バイク親善大使の平氏が呼びかけ人となって自動二輪車振興会や国内4メーカーも協力して実現して欲しいと思いました。
バイクのふるさと浜松からバイク文化の発展の為にいろいろと発信して欲しいと切に願います。来年はバイクに乗ってパレードに参加できるといいな。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |