VOL. 26
● 小さくても夢が詰まった宝箱
バイク乗りにとって最大の悩みはカスタムパーツ費用の捻出。奥さんや家族、彼女の眼を誤魔化して涙ぐましい努力をして微銭をせっせと集めて費用を確保しているハズ…、というのもあるでしょうが多くの同輩の悩みは駐輪場の確保ではないでしょうか? その多くは自宅の軒下や駐車場の隅でバイクカバーをかけて保管し、自宅の一室や四輪車用ガレージスペースと併設してバイク専用の駐輪スペースを確保できている人は稀だと思います。ボクは常々、バイクが2〜3台,高級工具類にパーツのストックヤード,メンテナンススタンドやメンテナンスリフト,そして簡易工作機械などを置いて悠々自適なバイクライフを送りたいと願っていますが、現実はそんなに甘くなく10年前に自宅の一角にプレハブ製のシャッター付きガレージを設置するのがやっとです。2600mm×2500mmの床面積はバイク3台分のスペースしか無く他には何も入りません。ストックパーツや工具類を収納するスチール棚は必要不可欠でこれがバイク1台分のスペースを占めてしまう為に従来はバイクは最大で2台、残り1台分のスペースにスチール棚を『川』の字状に配置していました。しかしこれだとバイク2台を入れると整備スペースの確保はとても望めないのでレイアウトを見直すことにしました。
従来ガレージの右端に設置していた2つのスチール棚を正面に移動してみましたがトップケースが邪魔をしてVFR-VTECが入りません。いちいちトップケースを取り外すのは面倒なのでVFR-VTECの正面には何も置かない様にして2つあったスチール棚を1つに減らし、減らした棚の荷物は今回の変更用に新たに購入したキャスター付きのワイヤーラックに移しかえました。ワイヤーラックには工具箱やケミカル類を置いて作業する際にしてラックのままバイクの傍まで移動できる様にしました。思い入れのあるRVF/RC45のエンジンは台車に載せてガレージ左隅に保管しています。将来はエンジンスタンドを製作して見栄え良く保管したいと考えています。
2600×2500mmのスペースを有効に使う為にレイアウト変更を行いましたが、メンテナンススタンド類の保管スペースがどうしても確保できず結局、右端に置かざるを得なくなってしまったので幅方向の余裕は微増に留まりました。高さ方向の圧迫感が緩和された分、空間の広がりを感じられるようにはなりましたが・・・。また今までVTR-SP1を置いてあったスペースの前後方向は2030mmしか確保できなくなってしまった為に将来増車する場合(できるのか?)の車両サイズには制約が出そうです。
こんな狭い空間でも1年を通して入り浸り、メンテナンスやバイク磨きをしたりして1人でベンチシートに腰掛けてニヤニヤと悦に入っています。将来、仕事をリタイヤしたらもっと広いバイク専用ガレージを作って近所の不良バイク乗りオーバー60thボーイズを集めてコーヒー片手にバイク談義に華を咲かせるのが夢です。
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