VOL. 32
● あの時、君は若かった…
タイトルを口ずさみながらにメロディを付けられるあなたは、確実にアラフォー世代より上ですね(笑)。でも懐かしのグループサウンズの話題ではありません。ボクは温暖な静岡県西部地域に住んでいる影響もあるのでしょうが、真冬でも普通にバイクに乗っています。今回はそんな冬に活躍するライディングウェアの話題です。
最近のバイク雑誌などでもレイヤード術の特集記事が組まれていますが、最近は肌着として着用する保温・発熱機能を備えたベースレイヤーに防風・保温機能を備えたミドルレイヤー、そしてアウターの3層構造で気温が低い真冬でも快適に運転できる仕様が流行となっています。ボクは3台のバイクそれぞれの個性に合わせたウェアを使い分けています。レイヤードの仕方は気温や目的地により組合せの差はありますが、おおよそ以下の通りになっています。
○MV AGUSTA F4乗車時
・ベースレイヤー:ユニクロ製ヒートテックシャツ&タイツ
・ミドルレイヤー:HYOD製ウインドウブロックインナージャケット
・アウタージャケット:HYOD製ST−Xレザージャケット
・パンツ:HYOD製ST−Xレザーパンツ(ブーツアウトタイプ)
・グローブ:HYOD製ウインターグローブ
・シューズ:XPD製レーシンブブーツX5
○VTR1000SP-1乗車時
・ベースレイヤー:ユニクロ製ヒートテックシャツ&タイツ
・ミドルレイヤー:HYOD製ウインドブロックインナージャケット
・アウタージャケット:HYOD製ST−Wテキスタイルジャケット
・パンツ:HYOD製スポーツデニムウインターパンツ
・グローブ:HYOD製ウインターグローブ
・シューズ:アルパインスター製ライディングシューズ
○VFR-VTEC乗車時
・ベースレイヤー:ユニクロ製ヒートテックシャツ&タイツ
・ミドルレイヤー:HYOD製ウインドブロックインナージャケット
・アウタージャケット:ホンダアクセス製ロングジャケット(ベスト付き) または、HYOD製ST−Wテキスタイルジャケット
・パンツ:HYOD製ST−Wテキスタイルウインターパンツ(下には普通のジーンズ着用)
・グローブ:HYOD製ウインターグローブ
・シューズ:アルパインスター製ライディングシューズ
となっています。ユニクロのヒートテックはきっと多くの御同輩も利用していますよね? このベースレイヤーとミドルレイヤーの間にハイネックの長袖Tシャツ(これもユニクロ製デス)を着てフリース生地のネックウォーマーを利用しています。たったこれだけですが、どの組合せでも気温が0℃までは全然大丈夫です。VFR-VTEC乗車時のウェアではマイナス5℃まで問題ない事を確認済です。指先は少し冷たいですが…。
去年まではミドルレイヤーとして長袖シャツの上にフリースジャケットを着ていた為にかなり着膨れしていました。当然、ライディング操作に影響が出ますよね。今年はミドルレイヤーとしてウインドブロックジャケットを手に入れたおかげで、かなり薄手な状態を維持できています。実はこれ、MV AGUSTA F4のライディング用に買い揃えた物なのです。MV AGUSTA F4をライディングするのに相応しいウェアとしながら、なおかつ冬場でも半端ではないエンジンの熱害から下半身を守る為にレザーウェアが必然だったのです。過去2度にわたる交通事故からの教訓として安全性を考慮しての事でもありますけどね。
そんな最近、バイクに乗り始めた20年近く前のライディングウェアを思い起こしてみました。当時はバイク用のレイヤード術なんて考えはありませんでしたし(ボクが知らなかっただけ?)、今みたいな高機能ウェアも存在していなかったので、夏場はTシャツにジーンズ,冬場はTシャツの上にトレーナー(今みたいにフリース生地や裏起毛ではありません)を着てアウターとして夏用の薄い生地のナイロンジャケットを羽織り、パンツはジーンズ1枚のみでタウンシューズを履いて運転していました。どんなに寒くても『我慢』というもう1着を着こんで・・・。
今のボクが当時のボクに送りたい一言、『あの時、君は若かった・・・』
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