VOL. 39
● 発動! 新車購入計画
VOL.37でお知らせした様に、この度 VTR1000SP-1とVFR-VTECを手放しました。今回のテーマはその売却するまでの感動(?)の軌跡です。
私、大将はイチ庶民であるにもかかわらず、ビックバイクを3台所有しております。バイクに限らず、愛用品はなかなか処分できない貧乏性ゆえにバイクガレージの中は鮨詰め状態。元々、VTR1000SP-1を処分した費用でMVアグスタF4を購入する予定でしたが、このVTR1000SP-1が希望価格で売れなかった為に手元に残ってしまい、MVアグスタF4は貯金を切り崩して購入した次第です。また3台のバイクに加え、自家用車(ミニバン)も持っている10輪車生活は、ただでさえ家計が火の車(と、いう事は10輪車+α生活ですナ♪)な状態で毎年の税金や保険代が馬鹿になりません。そして毎年、2台ずつ交互に年末年始に車検が訪れます。またVTR1000SP-1やMVアグスタF4などは月に1回乗るかどうかの正に盆栽状態。こうなったら所有台数を削減するしか手はありません。
という事でVTR1000SP-1と稼働率の高いVFR-VTECを手放す事を前提に今の価値はどの位なのか参考までに査定してもらう事にしました。まずはホンダ車の買い取り強化キャンペーンを行っているホンダドリーム店です。VTR1000SP-1は名古屋のサスペンション専門ショップであるスクーデリア・オクムラ様の元デモ車両で相当お金のかかった仕様となっていますが、下取りするにはカスタム分はマイナス査定にしかならず売却希望価格には到底届きません。VFR-VTECはお店で車両状態を把握してもらっているので現状を見る事無く査定してくれました。こちらも希望価格からはかなり開きがあり、2台合わせての売却希望価格からは約40万円も低い結果となりました。
VTR1000SP-1はオークションサイトにも出品してみましたがアクセス数の割には入札が無く出品終了。安い値段をつければ入札もあったのでしょうが、あの車両価値に相応しい価格で売却しないとお店のイメージダウンになってしまいますし、価値の分からない人には譲りたくありません。
そこでインターネットで買い取り査定を3社比較で行ってくれるサイトで2台の査定を依頼してみました。正確な査定はやはり現車確認をしないとはっきりとした数字が出せないそうですが、おおよその買い取り価格は分かりました。VTR1000SP-1は最高で60万円,VFR-VTECは最高で48万円でした。3社のうち、1社は2台共に明らかに低い査定額だったので出張査定の依頼がありましたが断りました。
誤算はVTR1000SP-1の60万円の査定金額です。これは買い手がつく事を前提にした業界のガイドラインであり、カスタム車両(特にオールペイント車)は実車確認ではさらにマイナス査定となってしまうとの事で、これ以上で売りたければやはり個人売買やオークションで販売するしかないとの事でした。ホンダドリーム店でも同じ事を言われたので、これでVTR1000SP1を高額売却する手段は閉ざされてしまいました。
VFR-VTECの査定額は35万円位を想定していましたが業界最大手で出張買い取り査定を依頼したところ38万円でした。これはこの先、1週間ほどで売買契約を結んだ場合の査定額で1週間で大幅下落する可能性もあるので確約できないとの事です。「今、この場で決めて下さい」的なオーラを発していました。たぶん候補車両の外車店だともっと下取り価格は安いんだろうな…。
こうなるとVTR1000SP-1はホンダドリーム店や買い取り専門業者のいずれかで、VFR-VTECは買い取り業者に出した方が得策という事になります。
しかしVTR1000SP-1が思っていた値段で売却できないとなると現在、購入を検討している候補車4台(パニアケース装着の日独伊メーカー製)には全然予算が足りません。現状で2台を売って得られる資金は最高で98万円で候補車の半分にもなりません。カタログと見積もり書を見ながら購入資金の捻出方法を考えたり、既に購入した後のカスタムを考えたり(世間では妄想といいますね)して楽しんでいますが、こうなったら売れる手持ち部品等は片っ端から売って資金を稼ぐ事も検討しましょう。
こんな話を相方に話したら遠い目でボクの事を見つめてこう言いました。「その調子だと、もう買う気満々なのね。新車なんか買わずにVTR1000SP-1だけ手放してVFR-VTECを手元に残せば、1台少なくなるし、タンデムバイクは残るし、プラス収支じゃん」と。 おっしゃるとおりです…。
果たして結果はどうなったのか!? 次回の更新をお楽しみに!
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