VOL. 40
● ADVANCE
所有車両を2台に減らすためにVTR1000SP-1とVFR-VTECを手放して、新たに1台を新車購入する計画は本格的にスタートします。MV
AGUSTA F4を所有しているのでパニアケース装着を最初から考慮されたツーリングモデルである、BMW1200RT,DUCATIマルチストラーダ,そしてホンダVFR1200Fの3台に絞りました。
3台とも車両を見に行ったり試乗しに行って見積もりをもらい検討しました。DUCATマルチストラーダはサイドパニア装着が想定されていますが、トップケースは装着されず普段の使い勝手が望む姿ではない事と、エンジン音が思いのほか大きくシート高が高すぎて短足のボクには厳しい為に断念。BMW1200RTは最後まで悩みましたがハンドル周りの外装にボリュームがありすぎ圧迫感があったのと、ライディングポジションが直立すぎてボクの好みに合いません。もう少し前傾姿勢で乗りたかったのでこちらも断念。
そしてホンダVFR1200F。2010年春に発売されたMTクラッチ仕様には試乗しましたが、その時の印象はまずまず。しかし150万円以上の価格帯で国内外メーカーの競合車も多い中で購入したいと思えるだけの魅力に欠けていたのも事実です。そんな中、MT仕様に遅れること4ヶ月。新型VFR1200Fの本命と目されるデュアルクラッチトランスミッション(DCT)仕様が発表され、MT仕様が発売された時から注目していましたが趣味性の高いバイクでAT操作をする事に抵抗もありました。できれば試乗をしたかったのですが販売台数が少ないために大手販売網での販売用が優先され(全国のホンダドリーム店の中には初期ロットが手配できなかったお店もあるそうです)、全国でも試乗車が用意されるのは大都市圏の一部となってしまうとの事で試乗せずに決めるのには躊躇しましたが、宮城光さんや岡田忠行さんがDCT仕様のプロトタイプに乗ってその出来栄えとDCTの存在意義を絶賛していたのが決め手となりました。
行きつけのホンダドリーム浜松東店では展示用に初期ロットの1台を手配してありましたが、次ロット納入は9月中旬以降になってしまうとの事。VFR-VTECはお盆休み中の1泊ツーリングに使用し走行距離を40000Km超として手放すつもりでいましたが、そうすると買い取り査定額が大幅下落してしまうのとVFR1200F
DCTの入手時期が遅れてしまうので、嫁でもないのに相方の「向こう10年は新車を買わないならOK」という難条件を渋々受け入れ、ホンダドリーム浜松東店の展示用車両を展示される前に奪い取りました(笑)。唯一、展示車両の役目を果たしたのは納車整備が完了して納車されるまでの半日だけという強硬ぶりです。
結局、VFR-VTECはバイク買い取り業者に、VTR1000SP-1はホンダドリーム浜松東店へ下取りに出し、さらに2台のカスタムパーツや用品をオークションに出品し購入資金の一部に充てる事にしました。こうして2010年のお盆休み前に新型VFR1200F
DCT・ツーリングパッケージ仕様車はボクの手元にやってきました。当然の事ながら静岡県登録第1号だそうです。
VFR400R・RVF400のホンダV4キャリア第1章,RVF/RC45の第2章,VFR800・VFR-VTECの第3章、そして先進技術を採用したホンダV4キャリア第4章の始まりです。

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