VOL. 10
● VFR-VTEC ML 春の宿泊ミーティング
2006.6.3〜6.4
参加者:善さん,村上@埼玉さん,コミネさん,えぬえすさん,ブンコさん,さみあさん,バードさん(日帰り),かずさん,ろーりーさん,大将
※ 写真は部分的に色々と細工をしてありますのでお楽しみ下さい。
VFR-VTEC Owners&Buyers メーリングリスト(VFR-VTEC ML)恒例の春・秋の年2回ペースで行われている宿泊ミーティングの季節が今年もやってきました。今年は春と呼ぶには少し遅い6月での開催で群馬県は草津温泉郷が目的地です。
第1日目
今回は浜松以西からの参加は善さんと、さみあさん、そして私の3名の為、東名・遠州豊田PAに8時集合として、かずさんが待つ富士宮へ向かう事になりました。かずさんとは9時に合流予定なのですが、1時間で到着できるのか?という不安は早くも的中。焼津〜富士間は慢性的な渋滞の為、なかなか一定速度での巡航とはいきません。富士ICで降りて西富士有料道路を走行中にタンクバックに入れておいた携帯電話に着信表示が。「かずさんからだ!」と判りましたが走行中の為、出られませんでした。予定より15分遅れで、白糸の滝入口のコンビニでかずさんと合流。私はForce V4 Owners clubの方で顔見知りなのですが、善さんとさみあさんは初顔合わせにも関わらず関東組との待ち合わせ場所である『道の駅・なるさわ』に9:30集合となっていたので挨拶もそこそこに出発します。
県道71号経由で国道139号へ。県道では最後尾を走行したのですが5分後、前方の3台はあっという間に見えなくなりました。しかし今回のツーリングはルートを全く把握せずに参加したので、はぐれると迷子になる事請け合いです。仕方が無いので少しペースアップして追いかけます。国道139号に出る信号で前方の3台をキャッチ。『道の駅・なるさわ』には20分遅れで到着しました。小休憩(関東組は既に充分な休憩時間ですが・・・)後、第2集合場所である山梨市へ向けて出発します。しかし出発後、数分で先頭の善さんが路肩にバイクを寄せて停車します。無線機か何かのトラブルみたいで皆、一度エンジンを切って写真撮影に励みます。
国道139号→国号358号精進ブルーラインで芦川村へ。ここからは峠道を求めて県道36号へ進路を取ります。県道36号→国道20号→国道140号へ。事前に善さんから国道140号に入ったら各自、バラバラで給油する様に指示されていたので最初に現れたGSに滑り込みます。給油後、集合場所のコンビニを探しながら走行していると前方にろーりーさんを発見。続いて後方から村上さんらシルバーカラーのVFR編隊が集結。ここからは集合場所まで一緒に移動します。
第2集合場所で参加者全員が揃い、参加者の自己紹介を経て善さんから注意事項等があります。ここでもう一人、参加予定だった方が体調不良により無念のリタイヤの知らせが入り、10台でのツーリングとなりました。
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道の駅なるさわで集合 | 信号待ちも楽しく! | 一人一人、自己紹介 |
国道140号を北上していき雁坂トンネルへ。途中の広瀬湖までは、十数年前にツーリングで来た事がありましたが、ここから先は未知の世界です。全長6600mにも及ぶ雁坂トンネル内はメッシュジャケットでは涼しさを通り越して寒いくらいでした。トンネルを抜けると、そこは秩父だった。
国道140号の幅員が狭いところでは、前方の光速(!)走行組から引き離されてしまいました。間もなくして路肩に停車していたVFR-VTECを発見した時には、「ようやく追いついた!でも何でこんな所に停車しているのだろう?」と思ってライダーの顔を見たら外人さんでした。他にパンヨーロピアンの姿も見えた事から外人さん達もツーリング中だった模様です。また途中では異様にテールアップしたCBR1000RRと他に2台のバイクとそのオーナーらしき姿が目に入りました。何かと思ったらCBR1000RRは前輪のキャスターが0度状態でどうやら事故でフロント周りが大破した様です。同様の状態のバイクは2年前に自身のバイクで見た事があります。国道140号から県道37号に入り『道の駅・両神温泉薬師の湯』で休憩。食事処も併設され、「わらじかつ」なる幟が目に付きます。昼食予定場所はここから更に1時程走行した先という事で、ここでは何も買い食いしませんでした。村上さんの話によれば秩父近辺は「わらじかつ」が名物でもう少し街中に出れば美味しいお店もあるのだそうな。リサーチしておいてグルメツーリングの候補に入れておくとしよう。
県道37号→国道299号で13:30過ぎにツーリングマップルでも紹介されている煮込みうどん定食で有名らしい『木古里』へ到着。ようやく昼食だ!と思ったのも束の間、店先で善さんが仁王立ち。無常にも臨時休業でした。善さん情報によると下見に来た時も閉まっていたとの事で、どうやら長期休業中の様です。
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昼食予定場所までもう少し | 15時にようやく昼食 | 初日、唯一の集合写真 |
ツーリングマップルを見ても近場に食事が出来そうな場所は見つかりません。国道462号沿いに『道の駅・万葉の里』があり、ここでなら軽食が食べられるかもしれないという事で出発します。道の駅の看板にはフォーク&ナイフの表示があったので今度こそ食事にありつけると思った期待は、14:00過ぎだった事から準備中になっていて裏切られました。「こんな事ならさっきの道の駅で何か買っておけば良かったよ」と思いましたが、あとの祭りです。
とりあえず下仁田まで出れば何かあるだろうという事で、国道462号→県道46号→県道193号→国道254号で下仁田へ。県道46号では霧の為、視界が悪く慎重な運転を強いられましたが国道254号は、数時間ぶりに見た「街」でした。メンバーの空腹も限界に達したのか、食堂の案内看板が目に入るたびに指をさしてアピールしますが、先頭は無常にも先へ先へと進んでしまいます。私も「コンビニでも良いから停まろうよ」と思いながら集団についていくしかありません。善さんはどうしてもうどんを食べたかったのか定かではありませんが、『上州・二萬石』というお店で停車。15:00にようやく昼食にありつけました。時間的には3時のおやつです。今日は19:00頃に宿泊先で夕食となっている為、「かしわ南蛮そば」と軽めのメニューを注文しますが、腹ペコな人達は、ガッツリ系の定食を注文。果たして4時間後に夕食が食べられるのだろうか・・・?
日帰り参加のバードさんはここでお別れとなる為に、お店の前で集合写真を撮影。バードさんの見送りの中、9台のVFR-VTECが軽井沢方面へ向けて出発します。予定よりだいぶ時間が遅れていた為、妙義山経由のルートは諦め上信越自動車道で一気に碓氷軽井沢ICへ。県道46号に入ると先程と同じく霧で視界が悪くなり全く先が見えません。前を走行するバイクのテールライトを頼りに全車両が連なっての低速走行となります。流石にこのコンディションでは爆走するイニシャルDモードの走り屋君は居ませんでした。
旧軽井沢を抜け白糸ハイランドウェー経由で鬼出ハイウェーへ。白糸ハイランドウェーのワインディングでは、途中、オーバースピードやリヤブレーキロックで危うく飛び出しそうになる場面もありましたが・・・。
鬼出ハイウェーを通り過ぎた時に、ひとつの疑問が。「あれ?今日の宿泊地は軽井沢じゃなかったっけ?鬼出岩まで通り過ぎてしまってどこへ観光に行くのだろう?」と思っていましたが、国道406号→国道292号で「草津」の道路案内看板が見え始めた時に、本日の宿泊先が軽井沢で無く草津である事を悟りました。事前案内で宿泊先のHPは閲覧していましたが、ペンションとなっていたのでてっきり軽井沢だと思い込んでいました。まさか、草津温泉郷にペンションがあるなんて思っても見ませんでした。草津温泉といったら「草津〜♪ 温泉♪ ホテル****♪」のCMや湯揉みショーでお馴染みの温泉ホテルや民宿だというのは、偏見かな?
宿泊地手前のコンビニで夜の宴会用のアルコールやおつまみを大量に購入(約\1,000)。コンビニでは珍しい\10000札での買い物です。しかしどうやってバイクに積み込むかが問題になるかと思われたその時、コミネさんのバイク便並みのリヤボックスが開き、何事も無かったかの様に買った物が吸い込まれていきます。
コンビニを後にして10分程で本日の宿泊先である『きんだいペンション』に到着。我々の宿泊部屋は6畳間x3部屋とダイニングキッチンが併設されたコンドミニアムです。部屋割りの後、19:30頃に夕食である幕の内弁当が届けられてきました。3時間程前に昼食(?)を食べ終わったばかりなので私には丁度よい量です。昼食にガッツリ食べた人は、流石に箸の進みが遅かったですが。
夕食後は部屋ごとに5種類の浴槽からなる天然温泉風呂へ。風呂は3〜6名が入れるようになっていて風呂ごとに貸切で入浴します。入口の「貸し切り中」の表札を表示し忘れるとウレシハズカシのハプニングがあるかも?酔った勢いで女性が入った後にハプニングを装って入るのは犯罪です。
ペンションに到着後、程なくして雨が降ってきました。ペンションのオーナーがバイクにブルーシートを掛けてくれたおかげでさほど濡れずに済みました。こんな細かな気遣いに感謝です。
入浴後はいよいよ夜会のスタート。善さんが車載で撮影したビデオを見ながら今日の走行風景を見ている・・・と、30分ほどで善さんがソファーで爆睡。昨日から殆ど徹夜なのだそうです。そして下戸である私がウメッシュ1本(殆ど年間摂酒量!)を飲み干した時に、満腹と酔いでダウン。気持ちが悪くなって部屋で横になっていたらいつの間にか寝入ってしまったようです。2時間ほど寝たところで酔いも覚めたので夜会に復帰。日付けが変わる頃にテーブルに散乱した缶を片付けて就寝となりました。
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きんだいペンション | 夕食は幕の内弁当 | 風呂は5種類の浴槽 |
第2日目
昨夜のアルコールが抜けないのか走行の疲労が溜まっているのか、まだ多くの人が眠っています。私は6:00過ぎに昨夜のアルコールを抜く為に同部屋のかずさんと朝風呂へ。昨夜、入れなかった樽風呂が空いていたので入ります。朝食までの空き時間でバイクを磨いたり辺りを散歩したりと思い思いの方法で時間を過ごします。8:00になったところでペンション本館のダイニングレストランで朝食です。流石はペンション。ちょっとオシャレな洋食スタイルでした。食後に9:00出発の確認をして出発の準備をします。私は朝食前に準備が完了していた為、一足先にパニアケースに荷物を放り込み夜会で残ったおつまみやソフトドリンクの戦利品も一緒にしまい込みます。
昨晩の内に雨は止み、今日は快晴とまでは行かないもののマズマズの天候です。今日は軽井沢でカワサキ・コーヒーブレークミーティングがあるとの事でペンション前を多くのカワサキ車が走り抜けていきます。ペンション入口前に全車両を並べ、恒例の集合写真撮影です。当然、お約束のカラー毎に並べられます。今回はラピスブルーは善さんの1台だけでした。
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朝食はダイニンクレストランで | もぐもぐ・・・ | ペンション前で集合写真 |
出発準備が整ったところで村上さんと、えぬえすさんが後続部隊の走行シーンを撮影する為に先行して出発します。約5分後、後続部隊も出発。白根山へ続く国道292号を登っていきます。ツーリングライダーが異常に多くなかなか国道292号に入れません。そんなこんなで先頭集団からかなり離れてしまいました。マスツーリングや観光バス、マイカー族が連なりとても気持ちよく走行できる状況では有りません。しかも四輪車は観光しながらの脇見運転なので一層、ノロノロ運転です。暫く後ろについておとなしく走行していましたが、流石に我慢できなくなり一番空いている車線(どこでしょう?)を走行して一気に先頭に出ました。前方の視界が開けたところでVTECの4-VALVE領域に突入させパワー全開で走行していきます。村上さんが待ち構えているところでポーズを決めて白根山のレストハウス前で先頭グループと合流。最後尾の人の撮影が終わった村上さんとえぬえすさんが合流してから県道466号→万座ハイウェーで嬬恋牧場へ。途中、ろーりーさんの後部座席の荷物に括り付けられていた「特大カール」が射出され道路に置き去りにされていましたが、後続車も来ていたので拾えませんでした。ゴールドに輝くあの袋は目立つため後続車は「金塊か?」と思った事でしょう。それにしてもゴムバンドで固定された「カール」が射出される程のスピードって一体?
嬬恋牧場で休憩とお土産を購入します。何か群馬らしいお土産を期待しましたが、どう見ても信州土産を購入しました。駐車場に戻ると同じバイクが9台も並んでいるのにナンバープレートの所轄地が全車違う事を不思議に思った一般観光客がバイクを取り囲んでいます。興味津々の大人達は色々と質問をしていました。
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草津白根山を望む | 嬬恋牧場でお土産タイム | ギャラリーに囲まれる |
万座ハイウェーから国道144号へ。国道に出てから全車給油の為、二手に分かれてGSへ。県道94号→県道40号で白樺湖方面へひた走ります。昼食は諏訪市の鰻屋さんに予約を入れてありますが、やはり予定より遅れ気味です。途中、休憩を兼ねて蓼科牧場の『牛乳専科もうもう』でアイスクリームを食べ、熱くなった体をクールダウン。
県道40号のビーナスラインを走行して行くと途中で交通規制が敷かれていました。婦警の誘導で徐行していくとヤマハ・セローとワゴン車が事故を起こした様です。セローはマスツーリング中だった様で仲間が事故処理に追われていました。無理な走行に伴う事故は仲間にも迷惑がかかるので、オーバーペースも程ほどに。
八島ヶ原湿原のレストハウスを過ぎたところで県道199号線へ。ここは車1台がようやく走行できる位の狭い幅員で道も荒れている獣道でした。ただでさえ遅れているのにペースダウンを余儀なくされます。そんな中でも先頭の善さんと、ろーりーさんはお構い無しに信じられないスピードで疾走していきます。この2人、怖くないのかなぁ?
国道142号に出てからは諏訪湖を周遊する一本道の為、かなり渋滞しています。諏訪市街地に入ってから道が判らなくなり諏訪警察署の周りを9台のバイクがウロウロするという挑発的な走行をする羽目に。迷いながら路地に入った場所にあるお店を見付け14:00に『鰻の小林』にようやく到着。既にお昼の営業時間も終わり準備中の看板が出ていましたが注文も事前に行っておいたので直ぐに配膳されてきました。注文したのは鰻特重です。お重には2切れが入っており更に御飯の中にも・・・。
ここからは諏訪ICで流れ解散となる為、皆が撮影したデジカメやビデオデータを善さんのノートPCにコピーしていきます。毎回、善さんがCD-RやDVD-Rに編集して参加者に有料で配布してくれています。食後にVFR-VTEC MLの有志で製作したクシタニ製の特注ジャケットの撮影会をして全ての行程が終了。
諏訪ICからは関東組は国道20号経由で、私を含めた浜松以西の3人と富山から参加のブンコさんは中央道へ入り帰路に就きます。長野道JCTでブンコさんとも別れ、その後は暫く3人走行となり私は飯田ICで降りて国道153号→県道10号→国道257号経由で浜松へ帰りました。善さんと、さみあさんはそのまま中央道で名古屋方面へ。
2日間での総走行距離は、815Kmでした。3月から僅か3ヶ月の間で6000km近く走行している事と総走行距離が19000Kmに達しようかという状況になっってきたので、夏のボーナスを期待してそろそろ消耗部品の交換を行わなきゃね。
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牛乳専科もうもう | 御飯の中には・・・ | 右胸にはDENSOワッペン |