VOL. 2
● そうだ、京都に行こう!
2004.5.2〜5.3
2004年のゴールデンウィーク突入に合わせて、静岡,信州と連日の日帰りツーリングに行ってきたが、VFR-VTECにとっては、まだ走り足りない。(※ それでも二日間で700Km走行)
連休後半から天候が悪くなるとの予報だったので、走るのであれば5/3(月)までがチャンスだ。5/3〜5/4の両日は友人と会う為に空けておいた予定も必要なくなったので、泊まりでツーリングに行こうと思い立った。さてどこに行こうか?候補は軽井沢方面へ横川の峠の釜飯を食しに行くか、あまり行った事がない日本海側へ行こうかと思案していたが、迷った時はこのCMのフレーズ、『そうだ、京都に行こう!』 この時、5/1(土)の20:00。
京都でも京都市のある南部側は渋滞で身動きできそうにも無いので、一度、行ってみたいと思っていた北部側の「天橋立」に決定。宿泊はキャンプをしようと思ったが、数年前のGW中に信州でキャンプを張った際にあまりの寒さに風邪を引いて帰ってきた苦い思い出があるので、近隣の宿泊施設を探す。舞鶴市のビジネスホテルが確保できたので、パニアケースに荷物を放り込み、給油をして準備完了。この時21:00。
往路は下道で行こうと思っていたので5/2(火)の5:30に出発。国1→国23→国477で鈴鹿スカイラインを爆走!ツアラーのVFR-VTECなのにタイヤのエッジが見る々減っていきます。その後、国8→県11で琵琶湖大橋を渡り道の駅で休憩。昼食を取るか迷ったが、まだ11時であった為、先へ進むことにした。ここからは国477→国367(通称、鯖街道)で北上します。道中、流石にお腹が空いてきたので、昼食を取る場所を探すが悲しいかな田舎です。コンビニすら見当たりません。どんどん北上していくと、多くの寿司屋がいきなり現れます。山里なのに寿司屋?と思いましたが、有名な鯖寿司を看板にしているお店です。残念ながら管理人は鯖寿司は食べられないので諦めて、途中にあった道の駅の朝市で鴨うどんと焼きおにぎりを食します。この焼きおにぎりは、五平餅風でおいしかった・・・。
その後、国303→国27で日本海沿いの海岸線に出ます。もしかしたらバラエティー番組企画で北陸を走行中のソーラーカーに出会えるかも♪と思い、ローラー作戦でくまなく海岸線を走行しますが、やっぱりGW中の混雑を避けたのか他の地域を走行していたのか、TOKIOメンバーには遭遇しませんでした。
舞鶴市には予定より2時間も早い、15:00に到着。時間を持て余したので、赤レンガ倉庫群を散策したりや海上自衛隊の艦艇を桟橋から見学します。メカとしては戦闘機や軍艦には憧れますが、この様な兵器は必要悪としての税金の無駄遣いで終わって欲しいものですネ。
ところで舞鶴市は「肉じゃが」発祥の地って知っていましたか?ロシア料理のボルシチを真似て調理しようとしたのだが、調味料が手に入らず、醤油味になったそうです。美食倶楽部のページを運営する管理人としては、これは見逃せません。この手の郷土料理には必ず、「本家」とか「元祖」とかいうお店があるものですが、一向に見当たりません。あるのは居酒屋で出される肉じゃがのみ。お酒が飲めない管理人は居酒屋へ入るのには躊躇した為、結局ラーメン屋での夕食となります。 ※舞鶴市内のおいしい肉じゃが店情報をお待ちしています。
翌日は海岸線の国27→国175→国178を一路、天橋立を目指して走ります。そんなに観光地化されておらず、すんなり行けるだろうと甘く見ていました。9:30頃に到着したのですが、観光客と駐車場を探すマイカー族で大渋滞。お目当ての股の間から覗く公園が何て名前かもどこにあるのかも分らず、とりあえず海浜公園駐車場に駐車します。
天橋立駅で観光マップをみると、お目当ての公園は傘松公園といい現在いる場所の対岸側である。移動手段は・・・と周りを見渡すもタクシーしか見当たらない。しかし人の流れは今いる場所から天橋立方向へ流れているので、何か移動手段はあるだろうと散策開始。レンタサイクルがあったが乗り捨てできそうにもなかった為、少し先に足を延ばすと渡しジェットボートなるものが。料金は片道¥500である。すぐ出れますよの声に誘われ、乗船。もの凄いスピードで水上を驀進します。運転席のアクリルガラスは劣化で曇り、全く見えません。運転手のおっちゃん事故らないだろうな?と心配しながらも無事、対岸へ到着。
傘松公園へはリフトで20分の空中散歩。名物の股覗き台に立ち記念撮影をしながら、お決まりの股の間から覗きます。天に掛かる雄大な天橋立に感動。曇っていたのが残念ですが、晴天ならもっと絶景だった事でしょう。これは次回のお楽しみです。帰りはジェットボート代をケチり、徒歩で4Kmの天橋立散歩。1時間余り歩いたおかげで、お腹も空いてきました。事前にあさりを使った料理が食べられるお店があると情報を得ていたがお店の名前までは調べなかったので参道に立ち並ぶお食事処の中から探します。 もっと多くのあさり料理店があるかと思いましたが、「ちとせ茶屋」さんだけでした。
※美食倶楽部のページで紹介しています。
人気メニューのあさりの釜飯とあさりの卵とじ丼のどちらにするか迷いましたが、卵とじ丼を注文。ほのかに香る磯の香りとあさりの旨みが滲み出ていて、おいしかったです。
午後から天候が崩れるとの予報だった為、お昼前には天橋立を後にします。天橋立へ向かう一本道は、ここから20Km以上、渋滞していました。車中の皆さんはいつ到着できたんでしょうか?
国27号→国303→国161→国365で琵琶湖の北部側を抜け、関が原から高速で帰ろうと思いましたが意外にも早いペースで流れていたのでもう少し下道を走行します。途中、長浜市内で走行距離が3000Kmに達しました。短大時代に岐阜県に住んでいた時に走った記憶では無かった国21バイパスが関が原付近から繋がっており、短大のあった坂祝町までそのまま国21を進みます。途中、各務原市の鵜沼付近を走行した時には、町並みの変貌振りに驚くと同時にノスタルジーを感じました。たった2年という短い時間でしたが、住んでいたという記憶は風化せず何か田舎に帰ってきたという不思議な感覚に包まれます。可児市からは国248で岡崎を目指します。土岐市から瀬戸市までの道はバイパスが整備されており、苦学生時代に軽自動車で帰省した時の道とは大分、変わっていました。
岡崎で夕食を取り、国1で浜松に到着したのは、5/3(月)の20:00。二日間で800Km、1府6県にまたがり乗車時間20時間のツーリングでした。
![]() |
![]() |
![]() |
琵琶湖大橋にて | 天橋立 | 道中、3000Kmに達する |