VOL. 22
● 出雲の国を目指して
2008年8月12日(火)~8月14日(木)
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1日目:8月12日(火)
出発日の8/12は深夜の2:00に起床。寝る前に荷物はバイクのパニアケースに積み込んでおいたので着替えて自宅を2:40過ぎに出発。ETC深夜割引を利用したい為に東名浜松西ICを3:00に入り、東名→伊勢湾岸道→新名神→名神→中国道を経由して、院庄ICに向かいます。バイクでのETC利用も初めてなら、新名神の通行も初めてです。名神高速の草津JCTまで出るのに名古屋まわりの東名・名神を利用するよりも早く到着できる気がしました。お盆休み期間中でマイカー帰省渋滞は無かったのですが、東名の区間はトラック渋滞で一部、低速走行を強いられました。全てとは言いませんが深夜の高速を我が物顔で両車線を塞いで走る白ナンバートラックに相変わらず怒りを覚えます。80Km/hで走るトラックを85Km/hで追い越しをかけるなと言いたいです。
途中、新名神の土山SA,中国道の加西SAで走行2時間ペースで休憩しました。加西SAには7:00頃に到着したので自分の朝食とバイクに給油をします。焼きたてパン屋さんがあったので、クロワッサンと揚げクリームパンを購入。クロワッサンはまだ7:00だというのに既に残り1つになっていたので慌てて確保しました。高速道路での給油という事でレギュラーガソリンは全国平均価格よりも高い¥187/Lでしたが、燃費は23.1Km/Lを記録。ストレスが溜まる程の燃費走行はしませんでしたが、なかなかの好記録です。
中国道の院庄ICには予定よりも30分遅れで到着し、国道181号にまわって道の駅・久米の里で休憩。ツーリングマップル中国・四国によると、ここに巨大ガンダムがあるとの事だったので見に行きました。このガンダムは個人の方が製作したもので全高7m、乗って動かすことができるそうです。Zガンダムをベースにサンライズのデザイナーの方が特別に書き下ろしてくれたデザインだそうです。個人でこの様な物を作ってしまうなんて凄いですよね。
道の駅からは国道179号に戻り、県道65号→国道313号で道の駅・犬挟へ。途中の県道65号で通行止めがあって迂回路に回されるハプニングがあり、どこを走っているのか分からなくなりましたが、後方から来た車を先に行かせて付いて行きました。また峠越えの場所では4ton以下の車しか通行できない程の狭い道となり、対向車も確認できないので1速で何度も足を着いて向き変えを強いられる獣道もありました。タンデムだったら確実にコケてます。
道の駅では私が参加しているホンダV4バイクのオーナーズクラブである『Force V4 owners club』の仲間である、「V4 POWERさん」と待ち合わせをしていました。彼は実家の広島県福山市に奥様とバイクで帰省中との事だったので、久しぶりに会うと共にショートツーリングをする約束をしていたのでした。彼とは2003年の北海道ツーリングで顔を合わせてからの付き合いで、幸せいっぱいの新婚さんです。結構、関東とか鈴鹿8耐で顔を合わせていますが、一緒に走るのはこれが初めてです。普段はレプソルCBR1000RRに乗っている彼ですが、勤務先からVFR-VTECを借りて帰省したとの事。奥さまのVFR400Rはご本人のバイクだそうです。珍しくV4のミニオフ状態となったので大山をバックに記念撮影をしました。
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2:40に自宅を出発 | これがエゥーゴの新型か! | V4 POWERさん夫妻と | 鍵掛峠より大山を望む |
道の駅・犬挟からは県道45号で右手に大山を眺めながら走行。途中、V4 POWERさんお勧めの絶景ポイントである鍵掛峠の駐車場に立ち寄り、岩肌が露出している側の大山に見入ります。
ここから県道284号沿いにある大山まきば みるくの里に立ち寄り、お約束のソフトクリーム(全国旨いもん処 参照)を食べて、今夜のおやつ用としてジャンボシュークリームを2つ買いました。持ってきたペットボトル用のクーラーバックに保冷剤代わりに冷えたドリンクを入れ、シュークリームを入れて暑さから守ります。V4
POWERさん達は夕方から所用があるとの事だったので、ここでお別れ。わずか1時間程のツーリングでしたが関東方面で機会があれば、一緒に走りたいものです。お昼も過ぎていたので私はお昼ご飯を求めて、牧場から見下ろした場所にあった境港市の境港さかなセンターに向かいました。
境港に向かう国道431号は灼熱地獄で汗が体中から噴き出すのが分かる程です。バイクの外気温センサーでは36℃を示していました。境港さかなセンターはツーリングマップルや最近のドライブ&ツーリングの友である、まっぷる松江・出雲でも紹介されていて市場内に食堂が併設されています。暑さでフラフラになりながらも、境港さかなセンターに到着。思っていたよりも小さい市場でした。食堂街みたいになっているかと思ったら食堂が1店舗あるのみでした。ちょっと期待外れでしたが食べたいものはあったので、一番人気で深い桶みたいな器に入っていて8種類の具が乗っている海鮮丼を注文。しました。
食後はそのまま国道431号で本日の宿泊先である松江市を目指します。鳥取県と島根県の県境は堺水道大橋で区切られています。川を境に市境や県境が設定されているのは珍しくありませんが、水道は初めて見てしかも橋の上から見る眺めは格別でした。バイクを停めて写真を撮りたかったのですが無理だったので島根県に入ってから少し離れた場所での撮影となりました。きっと九州と山口県の関門海峡もこんな感じなのかな?国道431号をひたすら走ること約1.5時間。松江市街に入り初日の最終観光目的である松江城に到着したのでした。
松江にはとある物に乗るのが目的でした。それは松江城のお堀を船で巡る、新川お堀巡りです。¥1200で約1時間をかけてお堀を1周します。乗船の最終時間が分からなかったので16:00頃までに到着すれば何とかなるかと思っていました。このお堀巡りは1日乗船券となっており、3ヵ所の乗船場から乗り降りが自由にできます。私は大手門前から乗って普通に1周するルートで乗りました。このお堀巡りは、テレビでも良く紹介されているのでご存知の方もいるかもしれませんが、お堀に架かる何本かの橋げたが低く狭いために屋形船の屋根を低く折りたたんで、しかも乗船客も前屈を強いられるというものです。船頭さんの軽妙なトークや観光案内を聞きながら見事な舟さばきに感動です。乗船後はお約束の松江城観光。お城大好き人間としてはここまで来て外すことはできません。天守閣に登ってにわか殿様(バカ殿?)気分です。この松江城天守閣は鉄筋コンクリート製でなく、立派な木造建築です。
松江城散策を終わった頃に17:00過ぎとなったので、松江城からほど近い本日の宿泊先であるホテルサンルート松江に向かいました。朝食付プランで¥5000/泊です。ホテルにチェックインしたあと、夕食を食べに市街地へ繰り出しましたが、飲み屋街みたいで、あまり飲食店がない場所でした。まっぷる松江・出雲で歩いていける範囲で何軒かチェックしておいたお店を見に行って店構えや雰囲気で決める事にしました。第一候補は西日本では珍しい(らしい)牛タン専門店、第二候補は出雲そばのお店、第三候補は洋食屋さんです。出雲そばは二日目、三日目の昼食で食べる予定であったのと、店構えが貧粗だったので却下。洋食屋さんと牛タンのお店に絞りましたが、まいうーでお馴染みののホンジャマカ石塚さんがロケで来店したというポスターに魅かれて牛タンの玉田屋さんに決定。麦とろろ牛タン定食の1.5倍とウーロン茶を注文しました。牛タンは普通の1倍サイズでも良いと思えるほどにボリュームがあり柔らかく美味しかったです。また麦飯はおかわり自由で、とろろ汁が完全に2杯は食べろと言わんばかりの量となっていました。女優の蒼井優さんが大人びた感じの看板娘の勧めもあり鼻の下を伸ばしながらおかわりをしたのは言うまでもありません。どうか店主の奥さんでない事を祈るばかりです。これだけ食べて飲んで、¥2420でした。平日には黒糖ゼリーがデザートとしてつきます。
北海道ツーリングで仙台からフェリーに乗る度に仙台名物の牛タンを食べ損なっていたのを後悔していましたが、松江で食べられるとは…。
ホテルに戻ってシャワーを浴びてからテレビを見ていたら、うたた寝をしてしまいました。島根県ってテレビ朝日系列キー局が無いためにリアルタイムで番組が見られませんでした。仕方がないのでオリンピックを見ながら(寝ながら?)初日が更けていくのでした。
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境港で海鮮丼を食す | 堀川巡り | 松江城の雄姿 | 麦とろろ牛タン定食(1.5倍) |
本日の走行距離:582Km
2日目:8月13日(水)
8/13(水)は体中が疲労を感じているものの、悲しい習慣で5:30に起床。もちろん目覚まし時計が騒ぎ出す前です。宿泊したホテルサンルート松江は朝食サービス付きであった為、ホテルレストランで洋食バイキング(和食もあり)でお腹を満たします。
チェックアウトした後は、国道9号を途中、ツーリング中2回目の給油をしてひたすら西へ向かいます。加西SAで給油してからここまで一般道走行で20Km/h以上の好燃費を記録しました。
まず向かったのは今回の山陰ツーリングで一番行きたかった仁摩サンドミュージアムです。2008年の春に映画化された「砂時計」の冒頭シーンで出てきた1年計の砂時計がある施設です。いつ砂時計が反転するのかと思っていましたが、こんな中途半端な時期であるハズもなく大晦日から新年に変わる時だそうです。そりゃ、そうだよね。反転も自動かと思ったら地元の方々がロープで引っ張って行うとの事。ちょっと夢が覚めてしまいました。
お土産に砂時計ストラップと国内でも有名な方が製作している1分計の砂時計を買い求めました。この1分計砂時計は映画でも小道具として使用されたものです。私は2つ買い求めようと思いましたが、数量限定との理由で1個/人となっていました。仕方がないので自分の分だけ買ってプレゼント用は無しとしました。
サンドミュージアムの後は、同地から程近い世界遺産に登録された石見銀山に向かいました。駐車場案内の看板に導かれて石見銀山センターにバイクを置いてシャトルバスで銀山エリアの町並みに入っていきます。シャトルバスは¥500の1日乗車券を買って大森地区の代官所跡停留所まで向かい、そこから清水寺前停留所まで乗り換えをしました。バスは30分~1時間待ちで痺れを切らした観光客がブーブー文句を言っていましたが、「待てないのなら歩いていくか、帰れ!」と言ってやろうかと思いましたが、大人げないので我慢しておきました。えらい!良く我慢した俺! 『観光客として来てやった』と言わんばかりの人達は石見銀山が世界遺産に登録された理由やバスの本数が少ない理由を知ろうとせず、坑道の前で記念撮影だけして帰るに決まっています。案の定、文句を言っていた家族はその通りの行動でした。挙句に帰り際に、「さんざん待たせておいてこれだけか!」と。
本来であればシャトルバスは銀山の坑道見学ができる龍源寺間歩まで行っているのですが、途中に落石があってバスが通れないのでこの時期は手前までの運行となり、あとは徒歩での移動となります。
炎天下の中、故障持ちの右足を引きずりながらリハビリ代わりに一歩ずつ踏みしめて歩くこと20分。ようやく銀山坑道内を見学できる龍源寺間歩に到着しました。間歩とは坑道入口の事を指すそうです。現在、見学できるのはこの龍源寺間歩だけですが、周囲一帯の至る所に坑道跡がありました。戦国時代から明治時代までこれらの坑道は全てノミ1本で開けられたという事には驚きです。
帰りはシャトルバスを利用せず、途中にある銀山に関わる名所を巡りながら代官所跡前まで1.5時間をかけて歩くことにしました。汗が滴り落ちシャツが乾く暇もありません。ペットボトル内の中身がみるみる減っていきます。銀山地区から大森地区に入るところで13:00過ぎとなっていたので昼食を食べに、『御前そば』というおそば屋さんに入り、出雲地方独特の食べ方である割子そば定食を注文しました。暑さで疲弊した身体にはキリっとしたそばの喉越しと甘辛のそばつゆは食がすすみました。そばは3枚は食べたかったな。
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朝食はバイキング | 1年計の砂時計 | 龍源寺間歩入口 | この日の昼食 |
昼食後はおそば屋さんに程近い五百羅漢を見ようかと思いましたが、入場料がちょっと高く感じたので外から眺めてスルーし、大森地区の武家屋敷や旧家が立ち並ぶ通りを歩いて代官所跡停留所に向かいます。途中、手作りパン屋さんがありましたが、買っても食べる時間がないので諦めました。午前中だったらここでパンを買ってどこかでお昼ごはんとして食べるのもありかな? 停留所に到着してからはエアコンの効いたバスに乗り込み、バイクの置いてある駐車場まで戻ります。ここからは県道46号→国道375号→国道9号で本日の宿泊地である松江市に戻ります。当初の予定では2日目の宿泊は前述のV4
POWERさんと会う為に広島県内のビジネスホテルを予約するつもりでしたが、彼が大山まで出向いてくれる事になったので、2日目の宿泊も松江市内で取ることにしました。初日と同じホテルサンルート松江で連泊の追加予約をしようと思いましたが、予約がタッチの差でできなかったので、この日はヤフートラベルで東横イン松江駅前を予約しました。石見銀山見学プランというもので石見銀山観光をした証明があれば¥5000で宿泊できるというものです。このプランを利用する為にどうしても石見銀山に向かう必要があったのでした。
18:00にチェックインをして宍道湖の夕日が見られるスポットに歩いて行こうかと思いましたが、生憎の曇天と石見銀山で歩きまわって靴ずれをしてしまい、往復2kmを歩く元気が無くなってしまったので断念しました。また次回、来た時のお楽しみとします。ホテルは松江駅前というロケーションの為、夕食とお土産となる銘菓等を求めて松江駅へ向かいました。しかし食事をしたくなる様なお店がなく、手打ちうどんやカレー、もんじゃ焼き、ミスタードナーツ位しかありませんでした。出雲そばが名物の地でうどんを食べるのも一計かと思い、暑かったので手打ちうどんのお店に入り冷やし天ぷらうどんを注文しました。そばはお昼に食べたし、最終日となる翌日も食べるだろうからここは妥協しました。お土産となる銘菓は、まっぷる松江・出雲で『へるん先生』というスイートポテトをまんじゅう皮で包んだ物が紹介されていたので探しましたが、見当たりません。翌日も探して買う時間はあるのでここでは諦めて、駅前にあったローソンでデザートと飲み物を買ってホテルに戻ります。入浴後、やっぱりオリンピックしか見る番組がないので見ながら寝落ちしました。
本日の走行距離:170Km
3日目:8月14日(木)
前夜に宿泊した東横イン松江駅前店ではおにぎり、味噌汁の朝食がサービスでつきます。おにぎり3つを頬ばって、しっかりと腹ごしらえ。最終日となる今日は出雲大社に回って帰宅の途に就く予定です。しかし昨日に松江駅で探したお目当ての『へるん先生』というお菓子。これはまっぷる松江・出雲によると松江城前にある島根県物産観光館でのみの販売であるとしっかり書いてありました。観光館は9:30の開館となっていたので松江城内と小泉八雲記念館などの武家屋敷のまわりを散歩して時間調整をして9:00に松江城大手門に戻ってきたら、お盆の観光シーズンも手伝ってか、9:00に開店していました。店内をローラー作戦で探しまわり、8個入りが2箱、12個入りが3箱のみありました。開店直後という事で本日分はまだ未入荷の様だったのでそれぞれを1箱づづ買い求めました。お土産をしっかりゲットした後は宍道湖を左側に見ながら国道431号で出雲大社に向かいました。松江城付近から出雲大社までは国道431号で1本道となっています。
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3日目の朝食 | 小泉八雲の邸宅跡 | 出雲大社の大鳥居前 | 本殿前に到着 |
出雲大社の1km手前から駐車場待ち渋滞となり、先の様子や駐車場位置が分からないので仕方がなくバイクでも並んで待ちます。しかし山門前まで来たところで路肩駐車しているバイクがたくさんあった(マスツーリング中の浜松ナンバーでした)ので、神様の前ですがちょっと失礼をして路肩駐車する事にしました。大鳥居の前で記念撮影をして、そそくさと参道を歩いて本殿に向かいます。今、出雲大社では『出雲大社平成大遷宮』といって60数年に一度の本殿内に入って神様に近づける神事を行っています。神様の前に立つ事から、失礼のない服装という事でTシャツやジーパン、短パンはNG、スラックスや襟付きシャツでないと入れません。レザースーツで行って、「これがライダーの正装だ。立派なスーツさ」とでも言ってやろうと思いましたが、聞いてもらえるハズもなく、暑苦しいだけなので素直に諦めました。事前に調べてそんな案内があったので知っていましたが、もしかしたら入れてくれるかな?という淡い期待もダメでした。
拝殿でお賽銭を入れてお参りをし、おみくじで今年の残りの運勢を確認し、(ちなみに大吉や凶などのランク分けは書いてありません)、大しめ縄で有名な神楽殿に移動します。この大しめ縄にお賽銭を投げて、しめ縄に刺されば願いが叶うという言い伝えがあるそうです。ボクももちろんチャレンジ。5投目で見事、刺さりました。という事は5回チャレンジが必要という事か? ちなみに刺さらなかった場合は、他の人がせっかく苦労して刺したお賽銭を道連れに下に落ちてきます。刺さったからと言って安心できません(笑)
お昼は神楽殿前の土産物に軒を連ねる『そば処 八雲』さんへ。ここでも3色割子そばを注文しました。量的には5色割子そばでも良かったかな?出雲大社は思ったよりも敷地が広くなく、伊勢神宮の様な神々らしさが感じられませんでした。神無月になればまた雰囲気が変わるのかな? お土産に縁結びのお守りを買って(出雲大社ですから…ね!)出雲大社を後にしてJRの旧大社駅後に行きました。この駅舎は大正時代に建てられた物がそのまま保存されているそうです。記念切符などがあるかと思いましたが、残念ながらありませんでした。出雲大社から1Kmも走ればそこは日本海です。毎年、神無月(出雲では神有月)の頃、神様が上陸すると言い伝えられている稲佐の浜を見に行きました。海水浴場の中にあったので雰囲気台無しでした。
ここから国道9号に出て、帰宅の途につきます。中国道の新見ICから高速に乗る予定であったので、鳥取県の米子市まで途中、無料の高速区間を利用しながら国道9号をひたすら走ります。米子市に入ってからは国道181号→国道180で新見ICへ。途中、根雨という山越えの土地で、雨に降られレインスーツを着る羽目になりました。
新見ICから高速に入ると、最高速度が60Km/hに制限されている区間でした。カツアゲしてくる国家組織の相手をする訳にもいかないので、80Km/h位の速度でしばらく流し、大佐SAに入ります。「大佐(たいさ)」なんて凄い名前だなと思っていたら「おおさ」と読むのだそうで。
大佐SAでレインスーツをやっと脱げると思ったら出発の頃に雨雲が追いついてきて雷も鳴りだし、間もなく大粒の雨が降り出しました。脱いだレインスーツを再び着込み、車線へ走りだします。このレインスーツは結局、中国道の加西SAまで脱ぐことができませんでした。
加西SAのスナックコーナーで夕食を食べ、休憩もそこそこに出発。神戸JCT過ぎから中国池田まで慢性的な自然渋滞が発生し、低速走行を強いられましたが、スリ抜けを行いタイムロスを最小にする事ができました。ここで関東と関西のドライバー気質の違いを発見。関東ドライバーの多くはバイクがスリ抜けをしてくる事が分かると少し進路を開けてくれますが、関西ドライバーは一切、お構いなし。逆に幅寄せして邪魔する者多数です。名神高速に入り、草津JCTから往路と同じく新名神高速へ。復路もETC深夜割引を利用したかったので土山SAと刈谷SAに立ち寄り休憩して時間調整をします。流石に1300Km近く走行してくると、肩や腰に疲労が蓄積してきます。また指先や手首にも振動で感覚が麻痺してきました。入念にマッサージをして伊勢湾岸道→東名高速で日付も変わった深夜、0:10に浜松西ICに到着しました。往復で¥15000以上はかかる高速料金が¥10000以下で収まりました。ETC深夜割引、恐るべしです。
0:30に無事、自宅に到着して片付けもそこそこにシャワーを浴びてベットに潜り込んだのは言うまでもありません。しかし、翌朝はいつもの習性でやっぱり6:00前に自然に目が覚めてしまうのでした。
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神楽殿でお参り | お昼は3色割子そば | JR旧大社駅 駅舎 |
本日の走行距離:664Km
3日間での総走行距離は1415Km。平均燃費は22Km/Lでした。
いつになるか分かりませんが、見逃した観光スポットも多く、まだまだ魅力的な場所がいっぱいありそうです。
次回は同伴者を伴っていきたいものです。それも出雲大社のご利益次第ですけどね。