VOL. 26
● 神奈川県を横断した忙しい一日
2008年11月1日(土)
この日は箱根から横浜まで神奈川県を西から東に横断往復するツーリングに行ってきました。朝7:00に自宅を出発して勤務先近くのエクスプレスで給油。前週は誤ってVTR1000SP-1にレギュラーガソリンを給油してしまったので今回はしっかりとハイオクを指差し確認しながら満タンにします。エクスプレスからは東名浜松西ICに向かうのが一番近いICとなりますが、行先とは反対方面に向かう事になりなんだか損をした気分になるので、浜松環状線で東名浜松ICに向かいました。7:30頃には高速に入る予定でしたが30分遅れで高速に入り沼津ICを目指します。しかし静岡ICを過ぎたところで清水~富士間で10Kmの事故渋滞の案内が出ていたので日本平PAでトイレ休憩をしてから仕方がないので渋滞の間をすり抜けしていきます。すると富士川SA手前の蒲原トンネル内で5、6台が絡む追突事故が起きていました。3連休の初日にご苦労な事です。事故現場を過ぎると多くの車が1時間以上、足止めを食らったせいで富士川SAに流れ込んだ為、前方は進路クリアとなりました。すかさずアクセルをワイドオープンにして一気に沼津まで駆け抜けます。
沼津ICからは国道1号線で箱根峠に向かい、箱根新道で箱根大観山にあるトーヨータイヤ・ターンパイクレストハウスに10:30に到着。ここで本日の1つ目の目的であるVTR1000SP1&SP2のコミュ仲間に会いに行きました。事前に10:00~12:00頃までまったりしていると告知しておいた為、コミュメンバーのばななさんが来てくれました。他にも何人かが大観山に来ていたようですがボクの到着時間が少し遅くなってしまったので残念ながら会えませんでした。駐車場ではTZR250のオーナーズクラブと思われる集団がオフミーティングをしていたり、峠を攻めに来た人がいたりと各々楽しんでいました。しかしパトカーや白バイが巡回していたので皆さん、意外と大人しく走行していました。
12:00少し前まで他のVTRオーナーさんを待っていましたが誰も来そうになかったので、ばななさんとはここでお別れして箱根新道を小田原方面に下りて西湘バイパス→国道129号線→県道22号線→県道45号線→県道42号線で本日の2つ目の目的である綾瀬市役所前の交差点近くに店を構える【とんかつ高座】さんに向かいました。ここはかつて出張で取引先に来た際に専務さんに昼食接待で連れてきてもらったお店です。ボクも各地でとんかつを結構食べていますが、このお店のとんかつ以上の味に出会った事がありません。今まで食べた中で№1です。希少種である高座豚は脂身があまく肉質も柔らかい上にサクッとした衣で包まれている為に女性でも難なく食べられるハズです。実際、多くの客さんがロースかつを注文しています。ロースでこの美味さなのですからヒレ肉は言うに及びません。ご飯とお味噌汁はお代わり自由なので2杯飯でお腹を満たしました。
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7時過ぎに出発 | VTR1000-SP仲間と | お昼は高座豚のロースカツ |
食後は海老名の街中を通って厚木に戻ります。途中、県道406号線から県道22号線に入る予定でしたがミスコースをしてしまい海老名市街をウロウロする事になりましたが、厚木IC入口にある高層ビルがずっと右手に見えていたので向かっている方向は間違っていないと判断して走行を続けていたら県道22号線に戻れました。目的地の正確な場所が分からなかったので得意のローラー作戦で場所を絞り込みながら見つけた先は、本日の3つ目の目的である、【モトコルセ厚木ラボ】です。
ここ数ヶ月、気になるバイクの1台である、BIMOTA DB7Sを見に来ました。東京在住でライディングパーティーで知り合ったお店の常連さんである、O谷さんが仲介してくれて試乗までさせてもらえました。ボクの年収程の車両価格となるBIMOTA最新モデルは放つオーラが違います。お店の中には高額車両がワークスチームみたいな環境の中でメンテナンスを受けていました。また以前、箱根大観山でGSX-R RKオーナーさんとお会いしましたが、その時にいらした方が偶然、お店に来ていました。ボクもどこかでお会いしたことがある方だな…?と思っていましたが、彼の方が先に気付いてくれました。彼もO谷さんと顔見知りとの事でO谷さんの交友関係の広さに3人で笑っていました。お店のマネージャーさんの勧めもあってDB7Sを試乗させてもらう事になりました。DUCATI 1098Sのエンジンを搭載したその車両は国産600ccよりもスリムでミラーによる後方確認が全く使い物にならない事以外は問題は見られません。聞きなれたVツインサウンドもホンダのそれよりもパルス感が強く、ジャラジャラと鳴る乾式クラッチの音にもそそられます。そして走り出せば怒涛の加速をします。本当は買えないので諦める為に見に来たのですが、ますます欲しくなってしまいました。もう恋しちゃいましたよ。
でもその片思いに割って入るマシンが工場の奥で整備を受けていてオリジナルのデジタルマルチメーターの取り付けが終わったというので作動確認を兼ねて乗ってもいいよ♪と悪魔の囁き…いや、ありがたいお誘いの言葉を掛けてもらいました。そのバイクはMV
AGUSTA F4-1000R312Cでモトコルセオリジナルパーツで固められた年収の2倍以上はあろうかという超高額の同店デモ車両です。モトコルセ製のオールチタンオルガンタイプのエキゾーストパイプから流れる旋律はまるでフェラーリミュージック。久しぶりにエキゾーストノートで心が震えました。でもそんな片思いも一気に冷める事態が発生、跨ったところ両足の爪先立ちもできない位、シートが高かったのです。おまけにVTR1000SP-1のサスはボクの好みで良くピッチングする方向でセッティングしているのですがアグスタは全くサスが沈みません。ギヤをNから1stに入れるのにも片足ずつ着き直して一苦労。お店を出て20m位の場所にあった一時停止でも冷や汗ものでした。転倒⇒即、破産の恐怖の中、走り出せば普通に乗れました。依然両足が着かない事を除けば…。神様、あと5cmだけボクの脚を長くして下さい。
2台を試乗し終わると近藤社長が工場に来ていて出迎えてくれました。長年、ライディングパーティーに参加している事と、スクーデリア・オクムラチューンのVTR1000SP-1のオーナーという事で近藤社長はボクの事を見知っていてくれた様です。ここでもライパでの交流の恩恵に授かる事ができました。モトコルセの皆さん、忙しい中有難うございました。大変、貴重な体験ができました。2台共にそれぞれ国産車には無い個性があってとても魅力的です。ハァ、これらが半額だったら即決なのになぁ。
18:00にモトコルセを出発し、渋滞の中を国道129号線→国道246号線→国道16号線で保土ヶ谷バイパス経由で第三京浜に入り東京方面に向かい、港北ICで降りて再び第三京浜に乗って保土ヶ谷PAに行きました。ここでは本日の4つ目の目的である、ボクが参加している[Force
V4 owners CLUB]の関東地区のオフミーティングに参加する為です。事故に会う2年前までは頻繁に遠征していましたが去年、今年と一度も足を運ぶ事がなかったので、厚木まで来たついでにやってきました。でも箱根にいた時点で保土ヶ谷行きは決まっていたのも同然という事で。この日はいつもの保土ヶ谷PAオフに比べて参加者が少なかったのですが、関東メンバーのなかでも仲良くさせてもらっている方々(ちなみに入院中に豊橋までお見舞いに来てくれた方々)と久し振りに会うことができました。でも定例オフミーティング以外の機会で良く会っているので全然、久しぶりという感じがしません。どんだけ関東に遠征しているんだか、ボクは…。
22:00からは三ッ沢IC近くにあるグラッチェ・ガーデンに移動して遅い夕食を摂りながらおしゃべりタイム。メンバーのおめでたい話や(またもや、先を越された!)や色々な話をしていつもなら閉店近くまで居座りますが、この日は午前0時にお開きとなりました。ボクはそのまま保土ヶ谷バイパスに入り途中、箱根新道に入り損ねて途中で引き返すアクシデントがありましたが、そのまま横浜町田ICから東名高速道路に入り、海老名SAで給油をしただけでノンストップで浜松まで一気に走りぬけました。休憩しなかった事と、130Km/h巡航ができたおかけで横浜町田ICからは2時間かからない時間で2:30に浜松の自宅に到着しました。
今日は同じバイクを愛する仲間に会え、美味しい食事にありつけ、貴重なバイクに接する事ができ、そして長年の付き合いとなるオーナーズクラブ仲間との再会ができたりと色々な形態でバイクを満喫する事ができました。これから寒くなりますが、やっぱりバイクを通じての交流は他では得られない絆を感じますね。
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BIMOTA DB7…欲しい | MVアグスタR312C…眩しい | バイクで賑わう保土ヶ谷PA | 結構、遠征しています |
本日の走行距離:550Km
※ 本レポートは2008年当時のものです。文中にあるオーナーズクラブは諸般の事情により2010年に退会しました。