VOL. 27 
● 新春恒例伊豆ツーリング2009

2009年1月3日(土)

 毎年恒例となった新年走り初め伊豆ツーリングの季節がやってきました。今年は昨年秋に行く予定だったものの自分の体調不良で断念した西伊豆ルートでのツーリングです。今回の最大の目的は松崎町にある漁師料理が食べられるお店で『アジのまご茶定食』なるものを食する事です。今年は2年前の新春ツーリングと同じメンバーであるV4バイク仲間のかずさんと、地元のバイク仲間であるO橋君が同行してくれました。

 前日に買っておいたミスドのドーナツで軽く朝食をとり6:30に自宅を出発。7:00に東名浜松IC付近のコンビニでO橋君と待ち合わせします。彼は昨年増車したヤマハTRX850で現れました。国内仕様を改造してフルパワー化しているとの事で結構、凄みのある重低音を発しています。東名高速に乗り入れたものの意外と交通量が多く、朝日が目に入るためか自然とスピードを落とす車があり渋滞があちらこちらで発生しています。焼津を過ぎた辺りでは気温はマイナス1℃を表示し指先の感覚が無くなってきました。グリップヒーターが欲しくなってしまいます。静岡ICを過ぎたところの交通情報案内では清水~沼津間が渋滞で所要時間が1時間以上となっていました。30分位のロスを見込んでタイスケを組んでいましたが、これではとても沼津での集合時間である9:00には到着できそうにもありません。いったん日本平PAに立ち寄り、このまま高速ですり抜けして強行突破するか、清水ICで降りて国道1号で行くか相談しました。車であれば1時間掛かるかもしれないが、バイクですり抜けをすればそんなに時間は掛からないだろうという判断をしてこのまま高速で行くことに。しかし最大30分程の遅刻は確実な為、かずさんにメール連絡をして出発。渋滞の中をバンバンすり抜けしながら20分遅れで沼津IC近くのコンビニに到着しました。かずさん、寒い中待たせてゴメンヨ。

 トイレ休憩をしてすぐさま出発。国道414号線→県道17号線の西伊豆海岸線を南下するルートです。この時期にしては快晴で暖かかったので駿河湾を挟んで富士山がとても綺麗に見えました。停車して撮影する場所を探しながら走行しますが反対車線側となってしまう事とマイカー観光客が多く停車する場所がなかったので諦めて帰りのルートで撮影する事にしました。また土肥までの県道は比較的道幅が狭いにも関わらず周囲の状況を確認せずに景観を眺めながらノロノロ運転するマイカー観光客が多く、脇見運転で対向車線にはみ出してくる車も多数。かなりイライラが募りますがここで焦ると事故を起こす可能性があるのでヘルメットの中で深呼吸をしながらリラックスさせ軽く前走行車にプレッシャーをかけながら松崎町を目指します。スロットルを握る手に力が入っていたのか土肥町に入ったところで右手が痺れてきたのでコンビニで休憩。ここからは道幅も広く交通の流れも速いのでお昼前には到着できそうです。


 目指したのは松崎町にある漁師料理が食べられる【地魚さくら】さんです。このお店をお訪れたブロガーの日記によると1時間待ちは当たり前との事だったので待たされるかな?と思いましたがお昼ちょっと前に到着したおかげですぐに座敷テーブルに座れました。ここは『カツオのまご茶定食』や『アジのまご茶定食』が有名との事です。時期的にカツオはどうかな?と思っていましたが案の定、時期ではないのでカツオは無いとの事でした。O橋君はカサゴのから揚げ定食を注文しましたが、特大サイズの料金しかないとの事だったので3人ともアジのまご茶定食を注文。料理が出てくるまで食事をする人にサービスされる心太を食べて待ちます。酢醤油で食べる一般的な細長状に押し出された心太や黒蜜ときなこで食べる抹茶味の心太、コーヒー味の心太(コーヒーゼリーともいう)などからセルフサービスで食べ放題です。ここで欲をかいて食べ過ぎると本命料理が食べられなくなる恐れがあるので欲のかき過ぎには注意が必要です。
 
 暫くするとお釜に入ったご飯や付け合わせ、アジのたたき、玉ねぎとアシタバの天ぷらが運ばれてきました。店員さんの早口の説明を聞いて要領を得ないまま、ダシ入り醤油をアジに注ぎ粘りが出るまで混ぜます。そしてお釜のご飯を半分、お茶碗に盛り付けアジを乗せてまずはアジのたたき丼として食べます。そして食べ終わったあと残りのご飯とアジのたたきを再び盛り付け、店員さんに声を掛けてもらってダシ汁を注いでもらってお茶漬けにします。アジは瞬く間に白く色付いてしまいます。ダシ汁は薄味なので好みで味付けをし直します。このまご茶、本来は漁師料理でまごまごしていると他の人に食べられてしまうというところから名付けられたと聞いた覚えがあります。アジ本来の味を楽しみたい人はダシ汁はかけずにアジのたたき丼のまま全て食べても良いでしょう。でもそんなあなたには普通にアジのたたき定食をお勧めしますが・・・。今回、食べられなかったカツオのまご茶定食は初夏にあらためて訪れて食べたいと思います。

 見た目は少なく感じますが、結構お腹が膨れたので近くの日帰り温泉に立ち寄る事にしました。国道414号線を戻り、県道59号線に入ってまもなく右手の川沿いにある町営の【せせらぎの湯】へ。小さな温泉ですが内湯と露天風呂があり入浴料は¥500です。外は5℃程の気温で寒いのですが30分程露天風呂に浸かり体が温まったところで出ました。無料の休憩所で水分補給をして汗が引いたところで出発。県道59号線→県道411号線経由で西伊豆スカイラインへ。県道59号線は対向車とのすれ違いも困難な程、道幅が狭く所々に残雪や凍結している場所がありました。気持ちよく倒し込んだところに残雪があった時にはちょっとビビリました。すぐさまバイクを起こして立ち止まり路面状況を確認しながらスタートします。途中、県道410号線を県道411号線と間違えるミスコースがありましたが早く気付いたのでルート復帰して事なきを得ました。西伊豆スカイラインでカワサキのスクランブラー風の2台に左右から抜かれた時には心の中で「コケろ!(怒)」と叫んだのは言うまでもありません。西伊豆スカイラインの土肥駐車場展望台に立ち寄り、休憩&撮影。午後になって西日が厳しくなっていたので駿河湾は霞んでいました。
 
 ここからは県道18号線で修善寺に抜け国道136号線で三島に抜けるルートは大渋滞が予想されたので、県道17号線で戸田から沼津へ抜けて渋滞の影響を最小限にするルートとしました。途中で往路で断念した富士山を背景に撮影できるポイントを探しながら走行し、煌めきの丘の展望駐車場が比較的空いていたのでここで撮影する事にしました。しかし午前中は綺麗に見えた富士山には雲がかかってしまいイメージした構図では撮影できず、つくづく往路で撮影しておけば良かったと後悔しました。国道414号線で案の定、渋滞に巻き込まれてすり抜けやオーバーテイクができないので諦めてノロノロ運転で沼津市街地へ。沼津駅近くで高速道路情報案内には富士川SAを先頭に16Kmの渋滞となっていました。国道1号線で清水に向かいそこから高速に乗るかO橋君と相談したところ行きと同じくバイクであれば渋滞の影響は少ないと判断してそのまま沼津ICに向かいました。IC手前で給油をして、いざ高速道路へ突入。愛鷹PAを過ぎた辺りから早速渋滞が発生したためすり抜けを開始。この渋滞はIC前後やPA・SA前後で断続的に発生しており、渋滞なので追い越しを掛けてこないだろうという自分勝手な判断で追い越し車線をノロノロ走行している帰省マイカーが渋滞に拍車をかけていました。そんな車の合間を縫って走り、牧の原SAに到着したのが20:30頃。夕食を食べようと思いましたがレストランも軽食コーナーも人・ひと・ヒトでごった返していました。とても食事ができる状況ではなかったのと掛川→浜松間も連続的に渋滞しているとの交通情報であった為、掛川ICで降りて国道1号線沿いで軽く夕食を食べて下道で帰宅する事にしました。掛川ICを降りて国道1号線方面の看板を頼りに走行していたら、いつも間にか見たことのない新しい道を走っており、掛川市街を目指しているつもりが静岡エコパスタジアムの横を通って袋井市の国道1号線に出ました。今まで国道1号線から掛川ICに行くのには市街地を通って行かなければならなかったので便利になりました。しかしこんな道ができたなんて知らなかったヨ。袋井市の国道1号線沿いのラーメン屋で遅い夕食を食べ、袋井バイパス→磐田バイパス経由で22:00に自宅に到着。
 
 今年はカレンダーの並びが悪く5日の月曜日が仕事始めの人が多いのか、正月の三が日でも帰省先から戻る人が多く例年は空いている高速道路や伊豆の主要道路は混雑していました。行きも帰りも高速道路では断続的な渋滞に巻き込まれましたが、帰りに見た上り車線は沼津から掛川までずっと渋滞していたのでまだマシでしたかね?
 今年も安全運転で楽しく、美味しくツーリングを楽しみたいと思います。今年、一緒に走行する機会のある皆さん、宜しくお願いいたします。
 

6:30に自宅を出発 『アジのまご茶定食』のメイン せせらぎの湯でまったり 西伊豆スカイライン土肥展望台

 本日の走行距離:456Km 


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