VOL. 31 
● 木曽のナー 中乗りさん♪ で蕎麦グルメ

2009年4月29日(水)

 GWは例年、日本海方面へ行っていますが、今年はGW連休を利用して入院予定だったので、唯一時間が自由になる連休初日の4/29(水)に長野県は開田高原に相方と日帰りタンデムツーリングに行ってきました。朝6:00に自宅を出発し豊橋市まで相方を迎えに行きます。朝方の気温は低くバイクの外気温計では7℃を示していて少し寒かったです。7:00前に相方宅に到着し持ち込んだヘルメットやウインタージャケットを着せて豊川市方面を目指して出発。 途中、豊川IC近くのマックで朝マックをして早速、まったり。もうここで十分走った気分になりましたが、まだ予定の1割にも満たない距離なので頑張って重い腰を上げて国道151号線を北進していきます。鳳来町から県道32号線へ入り稲武町方面へ抜ける予定でしたが、どこでどう間違えたのか再び先ほど通過した国道151号線へ。??と思いながら仕方がないので県道32号線の交差点手前にある国道257号線に入り稲武方面に向かいます。この国道、設楽町に出るまでは狭い割には交通量が多く、結構クネクネなので時間がかかって嫌いな道です。
 国道257号線では途中、上矢作町の道の駅で休憩しながら恵那方面に向かい国道19号線に入り、あとはひたすら国道を北進し木曽福島町に向かいます。途中、左手には木曽御岳が見えてきました。また木曽川沿いには所々でぼたん桜が咲いており、コントラストが鮮やかとなっていました。国道19号線はGW初日なので結構、渋滞しているかと思いましたが比較的順調に流れていました。途中の追い越し車線区間で九州や四国ナンバーの大型トラックが道を譲らない事を除けば…。

7:00に豊橋を出発 正面には御岳が見えてきました ふもと屋さん入口の囲炉裏


 木曽福島町からは国道361号線に入り開田高原に向かいます。国道361号線では後方から約10台のライダーに猛烈な勢いで追い越され、しばらく走行すると今後は先ほど追い越して行った集団が、さらにその前方を走行していた10数台のバイク集団に追いついてしまった為に総勢、200数台の大集団と化してしまいました。知らない人から見ればまるでマスツーリングの様です。ここである不安が脳裏に浮かびました。「まさか、この集団全ての目的地が同じじゃないだろうな・・・?」と。すると集団の先頭が目的地方面に左折したので、「ヤバイ!」と思いましたが、先行集団は目的地入口のガススタに入り半分がいなくなって一安心。しかし後続の集団は目的地方面に曲がって細い道を下って行ったのでこの時点で行き先が同じである事を確信しました。案の定、本日のお目当てである、【ふもと屋】さんに同時に到着する事となりました。
 
 ここは以前にツーリング仲間と一度、来た事があります。ライダーとチャリダーは『大盛り(ざる3枚:¥1650)』が『普通盛り(ざる2枚:¥1150)』の料金で提供してもらえます。しかし今回の目的はざるそばではなく、この開田地方独特のもてなし料理である『とうじそば』です。゛とうじ゛には゛湯治゛の意味があって、かつて湯治場だった事と、おそばを竹籠に入れて野菜や油揚げが入った出し汁にシャブみたいに潜らせる姿から゛湯治゛に引っかけているそうです。前回のツーリングで訪れた際に2名がこれを注文していたので次回は是非、注文してみたい思っていました。鍋料理となるので、少し肌寒いこの時期に丁度良い料理です。お店のHPでは蕎麦以外の料理として、ほう葉焼きやごま豆腐等の紹介があったので一品料理としてあるのかと思いましたが、こちらは会席コースの一部であり普段は食べられないとの事でした。残念。
 相方とそろって、『とうじそば大(¥1750)』を注文しました。ライダー割引はざるそばだけでなく、とうじそばも対象となってたので普通盛りとおなじ(¥1350)となりました。相方にはちょっと量が多いかな?と思いましたが、残せば貰おうという魂胆です。今までお残しがボクの口に入った事はないケド…。相方の名誉のために申しますが、相方は爆盛り女王ではありません。(←と言え!と申しておりました) ボクの嫌いな椎茸もたっぷり入っていたので、ナメクジサイズの4切れだけ頑張って食べてあとは相方にパス。最近、少しだけ椎茸が食べられるようになりました。

 食後は国道361号線に戻ってすぐ左手にある【開田高原アイスクリーム】に行きました。ここで食後のデザートです。ここではアイスクリームやソフトクリーム、チーズやヨーグルト、ジャム等を製造・販売しています。高原ミルクを使用したソフトクリームのバニラやとうもろこし(各¥300)が人気ですが、¥150差でパフェが食べられる事からボクはいちごヨーグルトパフェ、相方はブルーベリーヨーグルトパフェを注文。 カップの底にはコーンフレークが入っていて、その上にヨーグルト、ソフトクリーム、ジャムソースが盛りつけられています。ヨーグルトはいちごとブルーベリーでは違う味のものが使われていました。このお店の前もかつて何度も通過していましたが、食べることよりも走る事の方が好きな仲間や同僚とのツーリングだったので一度も立ち寄った事はありませんでした。また偶然にも30分程の滞在時間中に希少車(?)であるVFR-VTECが3台も揃うというミラクルがありました。それぞれにナンバープレートを確認しながら話はしませんでしたが、遠巻きにどういうカスタマイズをしているかチラ見したのは言うまでもありません。

 パフェを食べ終わって14:00過ぎとなったので帰宅の途につきます。ツーリングマップルによると林道となる地蔵峠の御岳展望台から見える乗鞍や木曽駒が絶景との事だったので立ち寄る事にしました。ここも以前、確か走行した記憶があるなぁ・・・と思いながら走行していると展望台というにはあまりにも寂しい作りの道端にせり出した場所にウッドデッキの展望台がありました。残念ながら逆光となってしまうので写真写りは悪いですが、肉眼で見るその木曽御岳は絶景でした。
 地蔵峠を木曽福島町方面に越えて再び国道361号線に戻り、往路と同じく国道19号線で恵那方面へ向かいます。途中、往路で立ち寄らなかった『寝覚めの床』で休憩予定でしたが、駐車場入り口が看板で死角となっていて一瞬、見逃してしまう痛恨のミスを犯し、急いで止ろうと思いましたがタンデムで制動距離が伸びてしまった事により駐車場入り口で停止できなかったので、スルーしてしまいました。今日はバイクに乗っているか食べているかしていないので少し散歩をするべく、まだ一度も行った事がない妻籠宿に立ち寄る事としました。馬篭宿には何度も足を運んだ事がありますが、清内路峠を通過するときに道路から見える妻籠宿はどことなく地味なイメージがあって敬遠していたのも事実です。有料駐車場にバイクを置いて徒歩で宿場の街並み方面へ向かいます。ここでボクは長年、思い違いをしていた事を知るのですが、今まで見ていた妻籠宿はほとんど有料駐車場の壁であり本当の宿場の街並みはもっと奥にあったのでした。そして馬篭宿よりも古い建物が実際に生活をしながら保存されていたという事も。相方もこういう歴史ある建物を散策するのが好きなので、端から端まで歩いて回りました。変に観光地化されておらず地味である事は事実ですが、昔の旅人の想いを考え巡らせながら1時間ほど散歩をしました。 ちょっと歩いただけで疲れたので散歩中に見つけたこの地方独特の『マロンソフトクリーム』を買って涼をとりました。これで歩いて消費したカロリーが水泡に帰したのは言うまでもありません。
 
 妻籠宿を出発する時点で17:00頃となっており、往路と同じく下道で帰ろうと思っていましたが、中津川から恵那までの国道19号線は慢性的な渋滞で豊橋着が21:00近くになる事が予想されたので、ETC特別割引を利用して高速道路で帰る事にしました。中津川ICから中央道に入り、土岐JCTから東海環状道を経由して東名高速に入ります。岡崎から豊川間の下り車線はGWの帰省マイカーも手伝って大渋滞していました。豊川ICには19:30に到着し、もちろん通行料金はETC利用で¥1000でした。途中、豊橋市内のサイゼリアで夕食を食べて相方を送り届け、22:00に帰宅しました。
 本日の走行距離は4県にまたがり、ちょうど500Km。この翌日から入院する事が決まっており、6月頃までバイクから離れる生活となるので今春の走り納めです。夏頃に復帰したらツーリングを企画して再び開田高原に行きたいと思います。今度はざるそば3枚を食べにネ!

とうじそば いちごヨーグルトパフェ 地蔵峠から望む御岳(でも逆光) 妻籠宿の佇まい


本日の走行距離:500Km 


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