VOL. 4
● VFR-VTEC ML 春の宿泊ミーティング

2005.4.23〜4.24


参加者:善さん,西田さん,村上@埼玉さん,村上夫妻@愛知さん,斉藤さん,こうちゃん,えぬえすさん,藤井@埼玉さん,コミネさん
     TOMOHIROさん,アツシさん,次郎さん,大将  
 

 VFR-VTEC Owners&Buyers メーリングリスト(VFR-VTEC ML)の善さんが呼びかけ人として春と秋の年2回開催している宿泊ミーティングが4月23日〜24日にかけて開催されました。昨年の秋は交通事故のリハビリ中でバイクに乗れなかったので欠席.。今回はGW期間中を利用しての再手術を予定していたので走り貯めの意味もあり参加してきました。


 浜松から西側からの参加者に集合場所である箱根峠まで一緒に移動しようと呼びかけ東名高速道路の遠州豊田PAに集まったのは、善さん,斉藤さん,村上夫妻,私の4組5人。善さんは浜松IC手前で痛恨のミスにより気分が凹んでいました。村上夫妻は高速道路二人乗り解禁に合わせてタンデムでの参加です。私が先頭になり隊列走行で移動します。タンデム車両に配慮して100Km/h+αのクルージングスピードで走行しますが、村上夫妻にとっては全然、問題のないスピードレンジだった様です。その模様は伊豆ステージで明らかに・・・
 裾野ICから県道337号線を経由して芦ノ湖スカイラインへ入り集合場所である国道1号線箱根峠のファミリーマートに到着。多くのライダーが集まる中にVFR-VTECの大群が異彩を放ちます。私はここで知人の2人に目撃されていました。完全にツーリングモードで気配を消していたハズなのに・・・。
全車は隣接するガソリンスタンドで給油して道中の給油タイミングを合わせます。これで燃費レースもできようというもの。
 

気を取り直して、 イェーイ! 出発前のミーティング

 出発予定時間も迫ってきたので全員集合して自己紹介の後、善さんからルートと走行中の注意点の説明。無線機所持者は周波数チェックをして多くの視線を集める中、10台のVFR-VTECとCB400SFが出発。県道20号から熱海峠に向かう途中、十国峠ドライブインで村上@埼玉さんの無線機トラブルにより緊急ピットイン。
 ここでアクシデント発生!!私の右隣に停車したアツシさんがサイドスタンドを掛け損なって立ちゴケ。倒れ来るバイクを見ながら1年前のオフ会での悲しきドミノ倒し事件の悪夢が脳裏をかすめます。「またドミノ倒しに巻き込まれるのかよ!」と思いながら瞬時に右足を上げ左足で地面を踏ん張り巻き添えから逃れようと必死でした。この様子は偶然、善さんのオンボードカメラで撮影されていて宿泊先でアツシさん以外が決定的瞬間を目にする事に・・・。幸い、アツシ号は左ミラーの折損とサイドカウルの傷のみで走行には支障が無かった為、応急修理。唯一の2005年モデルのアツシさんでしたが、「みんな、いずれはやる事だよ」と慰められていました。
 熱海峠からは県道11号のややタイトなワインディングへ。ここで皆が驚く走行を披露したのは唯一のタンデム参加の村上夫妻。後席の奥様も乗り慣れているのか、きっちりと荷重移動をしながら右へ左へと脅威の速度とバンク角で走り抜けていきます。
 国道136号線からは伊豆の国市(旧伊豆長岡町)の『紅粉屋』さんへ。ここで予約しておいた苺大福を全員でほうばります。甘党の私ですが苺大福は初体験。餡の甘みを苺の酸味で押さえている様でなかなかの美味。


 ここからは県道19号線で東伊豆海岸を目指します。国道135号線に出てからは道の駅「伊東マリンタウン」へ。ここで昼食となります。多くの飲食店が並ぶ中、昨年秋のHRCJミーティング時にも利用した『洋食&グリル KAGURA』さんへ。各自思い思いのメニューを注文。私はふわとろ卵のオムライスを注文。多くの人はランチメニューのハンバーグセット(200g)を注文します。次郎さんは250gを注文。最後に配膳されてきた次郎さんの分のハンバーグに一同が注目し、ウエイトレスさんに一言。「200gとどこが違うの?」の質問に!!の表情を見せたあと「少々お待ち下さい」と厨房へ引き上げられてしまい、次郎さんはお預け状態に。どうやら持ってきた物は200gだった様です。あらためて登場したハンバーグに次郎さんはあっという間に間食。このハンバーグ、配膳後は目の前でウエイトレスさんによる仕上げで楽しませてくれます。
 斉藤さんが代表で支払う為に各自の分を集金。ここで金額が合わない事態が発生し、「誰か、合っていないよ!」と騒ぐ斉藤さんが静かになったのは「あっ!俺の分だった・・・」というオチでした。

苺大福 苺と餡のミスマッチが最高!  ふわとろ卵のオムライス

 昼食後は県道12号線→県道59号線を経由して国道414号沿線の道の駅「天城越え」へ。ここで途中合流の藤井@埼玉さんを待ちます。駐輪場が見当たらない為バス用駐車場の一角を拝借して色別に並べていくと同じバイクが並べられている異様な光景に観光客も足を止めて眺めていきます。
 この日は天候も良かったおかげで多くのツーリングライダーが道の駅前を通過します。同じVFR-VTECのタンデムライダーも河津方面に向かっていきました。「道の駅に立ち寄ってくれればお話ができたのにね。」と皆が口を合わせて話していました。
 待ち合わせの時間に藤井@埼玉さんが到着。全体での集合写真撮影のあと、各自思い思いの撮影を楽しみます。この段階でVFR-VTECが全11台。各車両は年式も仕向け地もバラバラですが、台数だけでみれば年間国内販売予定台数の1割弱が集まった事に・・・。CB1300SFも良いバイクですがVFRも売れても良いバイクなんですけどねェ・・・。

道の駅 天城峠にて 天城峠での集合写真 VFR-VTEC11台のノーズ

 出発予定時間になり国道414号線を南下。途中の河津のループ橋は何度、走行しても楽しい場所です。(一度もクリアラップを取れた事はありませんが・・・)アツシさんは日帰り参加の為、河津町から県道14号線へ抜けてお別れ。本隊は県道59号線で松崎町へ抜けます。
 松崎町市街地から大浜海水浴場に向かって狭い民家の間を抜けると本日の宿泊地である『しおさいの宿 かごや』さんへ到着。部屋割を決める為に村上夫妻を除いたメンバーでジャンケン。見事、イチ抜けで3人部屋の禁煙室をゲット!荷物を部屋においた後、買出し隊が夜の宴会用の食料と飲み物の調達に行きます。他のメンバーは夕食前に温泉に浸かって本日の疲れを癒します。

しおさいの宿かごやさんに到着 宿泊車両

 18:30にはお待ち兼ねの夕食。色々な種類の舟盛りが卓上を賑わせます。TOMOHIROさんが夕食時間以降に宿泊先に現地集合となる為、彼の分のお造りを予め確保しておいて善さんの挨拶の後、乾杯して夕食スタート。海の幸に舌鼓を打ちながらビール飲みに精を出す人(飲み貯めする人),いきなり御飯を食べに掛かる人(下戸の私は当然、後者)と様々でした。
 飲み食いもひと段落したところで本日、善さんが後方車載で撮影していたオンボードカメラの上映会。ここであらためて十国峠ドライブインでのアクシデントの際どさに一同、驚きの声を上げます。またワインディングでの村上夫妻のタンデムでのアグレッシブな走りも映し出され、どうやったらあの様なアグレッシブな走りができるのかと質問が寄せられます。村上さん曰く、サスはノーセッティングのままで高めのギヤポジションで大きくスロットルを開けてトラクションコントロールしているとの事。また奥様も前を見ながら適性に荷重移動をしているとの事。流石、5年間のタンデムキャリアの賜物です。
 間もなくTOMOHIROさんが到着して再度、乾杯。21:00に夕食会はお開きとし5人部屋に移動して2次宴会。ここで続きのビデオ上映会や皆が撮影した写真を見ながら親睦を図ります。日が変わる頃には酔いつぶれて寝入ってしまう人も出てきたので流れ散会。明日以降の走行に支障の出ない様に就寝します。

夕食 1人前 鯛の舟盛り ビデオカメラ上映会

 翌日は前日に心配された天候の崩れも無く絶好のツーイング日和。朝、早く目覚めた私は松崎町海岸を散歩します。駿河湾と富士山を背に記念撮影と思いましたが残念ながら富士山は山陰の死角となって見えず。とりあえず写真撮影だけして町内を30分程、散歩します。散歩から帰ると皆が起き始めていました。朝風呂に入る人、バイク整備をする人と色々です。(もちろんギリギリまで寝ている人もいましたが・・・)
 7:30からは朝食。これだけのおかずがあれば(毎度の事ですが普段の夕食より豪華!!)当然、朝から2杯飯はあたりまえ。今日も走行距離が長い為、しっかりと食べます。

朝食 1人前 カメラ目線のこうちゃん

 出発予定時間が9:00となっていた為、30分前には申し合わせた様に皆が出発準備を始めます。私を含めてパニアケース装着者は荷物を放り込むだけで準備完了。やっぱりVFRにはパニアケースだネ!はオーナー間の暗黙の合言葉。全員が揃ったところでお約束の集合写真撮影。地上から、2階からと色々なアングルと構図で撮影していきます。(やっぱり拘りを持って撮影する人は私を含むHP開設者でした。)
 住宅地の為、暖機中も不用意なブリッピングは避けゆっくり走り出して県道59号線に入って全員が揃うのを待ちます。全員が県道59号線に揃ったのを確認して善さんの先導で出発。途中、前を走行中の車が追い越しを開始した隊列に驚き急停止した為、あやうく追突しそうになったり、濡れ落ち葉に乗ってテールスライドしたり、バンク中にギャップに乗ってトラクションが抜けて振り落とされそうになったりと際どい場面もありましたがセーフティー・ライド?に徹して走行。県道127号線の太平洋展望台で小休止して富士山や駿河湾を望んで記念撮影。その後、県道18号線を経て修善寺市街でピカピカに磨き上げられた鉄馬(旧車の軍団)とすれ違います。雑誌でしか見たことが無い名車もいて大切に乗っている事が自分の事の様に嬉しくなってきます。こんな気持ちは四輪しか乗らないドライバーには分るまい。

 県道80号線を経由して亀石峠ICから伊豆スカイラインに入る予定が、オールドミニの軍団が前を走行していた為、それをパスする為に山伏峠ICから伊豆スカイライン入り。そこから亀石峠ドライブインに戻り休憩。途中、先程のオールドミニ軍団とすれ違ったので、先行して正解。20分程の休憩の後、こうちゃんから人の少ない滝知山に行こうとの提案があったので移動。先頭集団はファミリーカーや伊豆スカを攻めているライダー等々、色々な人がいる中をお構い無しに抜いていきますが私は見通しの悪いセクションが続いた為、四輪車の後続に付きます。ここで問題発生!後続グループで滝知山の場所を知っている人がおらず目印や標識を頼りに走行する羽目に。無線機所持者同志は連絡しあっていた様ですが後続集団で持っている人が先頭に出てくれなかった為、探りながらの走行する事、約10分。先頭グループが入口で待っていてくれた為、事なきを得た。こういう場合は無線機所持者が先頭に立ってもらわないとねェ。
 駿河湾と伊豆スカイラインを眼下に見渡せる絶好のロケーションにも関わらず滝知山の駐車場には誰もおらず。みんな知らないのかしら?(私も知りませんでしたが・・・)誰に言われるでも無くメンバーは色別に整列駐車していきます。お決まりの記念撮影のあと、滝知山の記念碑を取り囲んで(1名はよじ登っていましたが・・・)の記念撮影。駐車場には菜の花がさいていて春の香りが漂っていました。

出発前の集合写真 愛機フロンティア号と 滝知山展望台にて

 ここからは隊列を組んで十国峠ドライブインへ移動し昼食。初日にアクシデントがあった為、駐車場の場所選びに慎重になります。ドライブイン2階のレストランで各自思い思いのメニューを注文します。ここでも斉藤さんが代表して支払い。全員分を集金して「今回はピッタリ合っています。今回は私も出していますから」と一言。食後はお土産物の買い物をして一服。駐車場内での村上@埼玉さん撮影による村上夫妻@愛知さんによるタンデム乗車手順のビデオ撮影会。その他、次郎さんの代車であるCB400SFの試乗会ありと昼食後の時間を楽しみます。
 ここからは箱根峠のガソリンスタンドで全車給油。西田さんは所用の為、ここでお先にお別れ。全員で見送ってから芦ノ湖スカイラインを経由して御殿場へ抜けます。御殿場IC付近の東山湖畔の駐車場に移動し小休止。SDカードでの記録媒体所有者の撮影データを善さんのPCに取り込みます。ここで関東組と東海組とでお別れ。東海組は御殿場ICから東名高速道路に入り、行きと同じく100Km/h+αのクルージングスピードで西を目指します。道中、何台かのタンデムライダーを追い越しましたがネイキッドタイプだったので風圧がキツそうでした。VFR-VTECのオールラウンダーぶりがあらためて証明されたというものです。
 途中、牧の原SAで休憩をとり浜松ICで私はお別れ。二日間での走行距離が600Kmの伊豆ツーリングでした。


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