VOL. 40
● 新春恒例 伊豆ツーリング2010
2010年1月5日(火)
参加者:ありさん TAKAさん 隼さん もぞっこさん O橋さん らるふさん 大将
今年も恒例となった新年走り初めの伊豆ツーリングの季節がやってきました。昨年は西伊豆でしたので今年は東伊豆です。下田方面の南伊豆はこの時期に日帰りで行くのはきついので毎年、西伊豆・東伊豆を交互で訪れています。今回は昨秋に東伊豆町稲取にある【徳造丸 海女の丼家】を訪れた時に臨時休業で食べられなかった金目鯛の煮付けを盛った看板メニュー『漁師煮丼』を食べるのが最大の目的です。昨年末から掲示板でツーリング企画を告知したところ6名の同行希望者があり、ボクを含めて7台となる久しぶりの大所帯マスツーリングとなりました。
愛知県内から4名が参加されるので、8:00に東名高速の遠州豊田PA集合としました。告知段階では沼津IC出口と箱根峠レストパークを浜松以東からの参加者の集合場所に設定していましたが、こちらからの参加表明は無かったので素通りする事にしました。いつもの出勤と同じく6:00に起床して出発準備をします。今回はHYOD製レザージャケット+レザーパンツ,HYOD製ウインドストッパーシャツ,ユニクロ製ヒートテック,ホンダアクセス製ネックウォーマーの装備です。着膨れを避けるためにレイヤード術を駆使して最小限の重ね着で最大限の防寒対策を施してみました。これが大正解。イニシャルコストはかかりますが薄着でも全然寒くありませんでした。先端素材って凄いですね。
7:00前に自宅を出発し集合場所とは逆方向となる東名浜松西ICを目指します。早朝出発ツーリング時には頻繁に利用しているマクドナルドで朝マックをしてから勤務先近くのエクスプレスで給油。このまま浜松環状線で東名浜松ICに向かおうと思いましたが、少し時間がかかるのと遠回りになってしまうものの浜松西ICから高速へ乗ってしまった方が早く集合場所に到着できると判断して浜松西ICに向かいます。さいわいにしてこの日は平日にもかかわらずETC特別割引適用日で最大¥1000で利用できました。未明まで降り続いた雨の影響で路面が所々で濡れていたので身体とバイクのウォーミングアップをしながら徐々にペースアップ。浜松西ICからは5分強で遠州豊田PAに到着しました。
遠州豊田APに到着すると愛知組の4名は既に到着していました。ありさんとTAKAさんは面識がありますが、隼さんともぞっこさんの2名はお初です。間もなくボクの現・元同僚であるO橋さんとらるふさんが到着。最小排気量車が675ccという時代を反映したビックバイク軍団となりました。道路情報によると掛川付近で事故渋滞が発生しているとの事で、大所帯でのマスツーリングでもあるので安全運転で必要な時にだけメリハリをつけて走行する事に出発。遠州特有の強風に煽られながら一路、沼津ICを目指します。伊豆半島での給油のタイミングを合わせるべく富士川SAに立ち寄りて全車給油。ついでにSA内で休憩します。休憩中、SA内のETC専用ゲートから爆音を轟かせながらバイクが進入してきました。時期が時期なだけに旧車族御一行様かと思いきや、イタリアンレッドの1台のDUCATI。一目でモトGPレプリカのデスモセディッチだと分かりました。休憩で立ち寄らないかなぁ?という淡い期待も虚しく、我々の目の前を通り過ぎて消えて行きました。それにしても格好良いバイクです。
東名沼津ICへはほぼ予定通りの10:30頃に到着。沼津ICからの合流希望者がいなかったので市街地方面には行かず伊豆縦貫道方面へ。ETC非装着車もいたので少し先の退避できるスペースで後続を待ちます。全車集合したところで出発。三島の国道1号線まで左手に富士山を見ながら千鳥隊列で走行。国道1号線に出てからは箱根峠に向けて駆け上がっていきます。今回は箱根大観山レストハウスには立ち寄らず、十国峠ドライブインでトイレ休憩。ここから東伊豆稲取まではノンストップです。県道20号経由で伊豆スカイラインへ。11月から社会実験として通行料は平日・休日にかかわらず最大¥200になっていますが、流石にこの日はバイクの通行量は少ない用でした。いつもは冷川ICまで行き、県道12号線→県道111号線で細い山道を取り過ぎて行きますが、この時期は凍結している可能性もあったので、最終地点である天城高原まで行く事にしました。
伊豆スカイライン通行時には毎回立ち寄る滝知山展望台(駿河湾側)に寄って集合写真撮影。今回は山頂付近に少し雲がかかっていましたが綺麗に富士山が見えました。しかし今までで一番の強風で体温が益々低下してきたので退散。ここから終点の天城高原ICまではフリー走行区間として自己責任で楽しんでもらいました。でも路面凍結防止剤が散布され、所々ではウェットパッチが残っていたので皆さん、あまり無茶はしませんでした。S社の2台は先行して少し楽しんでいましたけど。
冷川ICから先へは行ったことがないので路面状況や何処の道へ出るのか知りません。標識を頼りに進むといつも山道を苦労して走り抜けた先の県道111号線に出る事が出来ました。これなら苦労して山道を走行するよりも断然、楽です。どうりで昨年末に伊豆スカイラインを通行した際に、ポルシェが冷川ICで降りずに終点まで行ったわけです。県道111号から伊豆東海岸の国道135号線へ。あとは左手に相模湾を眺めながら一路、東伊豆町稲取へ向かいます。稲取へ入り手前から東京管区ナンバーの車が道や場所を探しながらなのか、トロトロ走っていて大渋滞を引き起こしていました。そしてあろうことか我々の向かう稲取町内へ曲がり、ついには道路のど真ん中で停車。当然、怒りの態度を示してパスしました。目的地の【徳造丸 海女の丼家】さんは稲取漁港に面した場所にあります。昨年末に一度来ているので複雑な稲取町内の道路に迷う事無く一発で到着しました。バイクは隣接する『徳造丸 本店』の駐車場に置きます。
【徳造丸 海女の丼家【は1階が無料の足湯、2階が食事処になっています。道中で大きな渋滞もなく多めに休憩を取った割には予定時間よりも早めのお昼丁度に到着した為に混んでいました。受付で順番待ち予約をして暫く外で待つ事にしました。15分程で入店できましたが座敷ではなくカウンターとなってしまいました。7名で親睦を深めながら食事をしたかったのですが、これでは無理そうです。ボクはお目当ての金目鯛の煮付けを盛りつけた『漁師煮丼』を、各人は海鮮丼などの思い思いのメニューを注文していました。『漁師煮丼』は調理時間がかかる為に一番最後に出てきました。全ての食事には、お通し,大椀の味噌汁,デザートのミニ心太が付きます。金目鯛の煮付けは一匹丸ごとではなく切り身となりますが、ご飯に煮汁がかけられ野菜の食感と共に美味しくいただけます。写真では大きさが分かりませんが器も大きいです。丼ではなく定食で金目鯛の煮付けを食べたい方は、隣の『徳造丸 本店』へどうぞ。
この後の予定では河津で日帰り温泉に立ち寄る予定でしたが、皆さんの意向を聞いたところ帰りの道中で湯冷めしてしまうとせっかく温まったのが無駄になってしまうので足湯だけ楽しむ事にしました。
【徳造丸 海女の丼家】さんを出たあとは東伊豆ツーリングでのお気に入りルートである国道135号を南下、河津町を通過して県道14号線→国道414号線で天城へ向かい、道の駅・天城越えに立ち寄り休憩します。ここでいつもならわさびソフトクリームを食べますが、流石にこの時期では寒くなってしまうので缶コーヒーで暖を取るだけに留めておきました。帰りのルートとして有料道路を利用して時間短縮を図るか、¥300を惜しんで30分以上の時間をかけるか相談したところ、全員一致で有料道路利用を選択。この辺りが多少なりとも金銭に余裕がある(・・・というにはあまりにも小額ですが)オーバー30の判断です。お小遣いが少ないバイクに乗り始めた頃は、この¥300を惜しんでずっと一般道を走行したものです。伊豆に来るのにも高速道路を使うという発想がなかったもんなぁ。国道414号線を北上していき、有料道路となる修善寺道路,伊豆中央道を経由して三島を目指します。この有料道路はETCが使えないので不便です。三島からは国道136号線→国道1号線で再び箱根方面へ向かい、伊豆縦貫道を利用して東名沼津ICへ。ETC非装着車もいたので、富士川SAで休憩する事にしてそこまではフリー走行。そうはいっても17:00過ぎであり、仕事終わりや行楽帰りの車で意外と混んでいて飛ばせません。富士川SAに全員到着するのを待って、ここで流れ解散としました。愛知組はここから更に250Km程、浜松組でも120Km程あります。暗闇が迫り寒さや疲労もピークとなる時間帯ですので安全運転で帰宅する事を皆で申し合わせて解散しました。あとで聞いた話によると、愛知組は浜名湖SAまでキャノンボールを敢行したらしいですが…。ボクは最後発で出発して、途中で先行したらるふさんに追い付き、浜松までランデブー走行して帰りました。
伊豆での凍結防止剤が車体に付着していたのですぐにでも洗車したかったのですが、寒くて暗かったので週末の土曜日までお預けでした。しかし流石はフルカウル車です。タイヤが撒きあげて飛散しそうな部分はしっかりとカウルやフェンダーが保護してエンジンは全く汚れていませんでした。これは外装に施しているコート剤の効果もあったのかな? 今年も寒い中、走り初めの伊豆ツーリングが無事に終了しました。今年も美味しい物を求め、名湯を求め(ポロリもあるヨ)、楽しく安全運転で全国を走り回りたいと思います。
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遠州豊田PAに集合 | 看板メニューの漁師煮丼 | 1Fの足湯で温泉気分 |
本日の走行距離:467Km