VOL. 45
● どんぶり街道と歴史探訪のショートツーリング

2010年4月26日(月)


 4月25日に予定されていたMoto GP日本グランプリ観戦翌日という事で、1月から申請をして取得した有給休暇でしたがアイルランドの火山噴火の影響でレースはキャンセルされ10月に延期となってしまいました。この為、せっかく取得した有休にもかかわらずあえて休む必要もなくなってしまいましたが、月1回ペースで取得しないと有休を消化しきれないので、予定通りに休む事にしました。しかし休みになっても特にやる事もないので、「そうだ、困った時には渥美半島に丼を食べに行こう」という事で2ヵ月ぶりの渥美半島ショートツーリングです。今回も普段はあまり乗る機会のないVTR1000SP-1でバッテリーの充電を兼ねて出撃する事にしました。

 10:00過ぎに自宅を出発してすぐにリヤブレーキペダルのタッチに違和感を感じます。すごくレバーが下にある感じがして踏みごたえもあまりありません。普段からリヤブレーキはあまり使用しませんが、やはり何かがおかしいと感じます。そんな事を考えながら東名浜松西IC付近までやってきてようやくコンビニ駐車場に入り、車両をチェックすると(←もっと早くやれよ!)リヤブレーキマスターとフットレバーをつなぐボルトかリベットが無くなってフリーになっていました。シートカウル内や車載工具の中に何か応急処置ができる物が無いか探しますが、こんな日に限って何も入っていません。リヤブレーキの使用頻度が少ないとは言ってもかつての大事故の教訓から全く使用できないのは困るので、自宅に引き返そうかと思いましたが、幸いにしてすぐ近くに【パワーマート・ナガシマ】というパソコンショップがあるのを思い出しました。浜松在住の方はご存知かと思いますが、このお店、パソコンショップなのにバイク用品も販売しているんです。ボルトだと車載工具で取り付けできるか分からなかったのと、部品代が高くつくので結束バントの特売品を¥105で買って店先で応急処置。少し踏み代が大きいですが何とか使えそうです。そのまま県道65号線→国1BP→国道42号線で伊良湖岬を目指します。今回は伊良湖岬まで行かずに田原市街地が目的地です。

 まずは昼食を食べるべく、『渥美半島どんぶり街道』登録店の中から今回は、【ないき】さんで『豚の角煮丼(¥850』を食べる事にしました。国道42号線の途中から県道398号線に入り渥美半島を横断しようと思いましたが、途中でミスコースしたらしくサンテパルクという施設の周りをグルグル周回する羽目に…。そしていつの間にか国道259号線を目指していたはずが、国道42号線に戻ってしまいました。現在位置が確認できる交差点で停止してヒップバックに入れておいたツーリングマップルで国道259号線へ抜ける道を確認しお昼過ぎに【ないき】さんに到着。お目当ての『豚の角煮丼』を食べる事が出来ました。二日間煮込んだ角煮は箸でほろりと崩れる程に柔らかく煮込まれていて温泉玉子が濃厚な味を引き立てます。今年中にあと7店を制覇すれば特製どんぶり2個をゲットできます。

 食後は県道28号線で田原市街地に入り、今回の観光目的である田原城址に向かいます。
田原城は1480年頃、戸田宗光によって築城され周りを海に囲まれた堅固な城となっていたそうです。天守閣がない平城で櫓や御殿、屋敷などで城内を形成していました。1664年に三宅康勝が拝領し明治維新を迎えるまで三宅家の居城となりました。現在は大手門と櫓くらいしか現存しないので今まで訪れた事はありませんでしたが、昨年から天守閣のない平城にも興味が出てきたので立ち寄る事にしました。現在の城内は田原市博物館となっていますが、この日は生憎休館日だったので博物館には入る事はできませんでした。駐車場から城内に入り散歩しながら大手門前に出るとちょっとバイクと一緒に撮影したくなる構図だったので人通りのないタイミングを狙ってバイクを移動して記念撮影。現代の鉄馬(ボクVTRはアルミと樹脂が大部分なので鉄馬じゃないけど…)とお城って意外とマッチすると思いませんか?

 その後は県道28号線→県道2号線で三河湾大橋へ。前回、走行した時に橋の下までバイクで乗り入れできそうだったので今回、入口を探して海浜公園までやってきました。関東ならアクアラインみたいに海上にかかる橋は珍しくないのかもしれませんが、東海地方では壮観です。豊橋からは国道23号線→県道393号線→県道4号線でいつもの浜名湖北岸を通り、三ヶ日オレンジロードを走行して16:00前に浜松の自宅へ戻りました。

リヤブレーキ使用不能 絶品! 豚の角煮丼 田原城址

本日の走行距離:165Km 


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